SPEC 第8話【辛の回】 小ネタ&突っ込み(ネタバレあり)

【Healing room IRIS】
(鍼灸の治療院)
少年がバットを振っている
瀬文「お前が、病を治す人間か」
少年(大人の男性の声)「ヒーラーは既にここにいない」
瀬文「じゃあどこだ」
少年「ヒーラーに会いたければ、我々の条件をクリアしろ。お前達公安の裏の特殊部隊を率いる津田助広を見つけて引き渡せ」
瀬文「津田助広?そんなやつは知らん」
少年「あんたも薄々は気がついているはずだ。特殊能力を持つ人間達を次から次へ消しいろんな真実を隠蔽しようとしている奴らの存在を」
瀬文「条件なんて何でも飲んでやるよ。それよりもそのヒーラーは奇跡が起こせるのか。証拠を見せろ」
少年「午後7時、赤羽の中塚翠涛(すいとう)記念病院3階の7号室へ来れば分かる」
(少年、憑依されていたのがもとに戻ったように)「あれ?何で僕こんなところに?やべっ、練習遅刻しちゃうよ」
【にのまえの家】
にのまえが母に呼ばれて降りてくる
にのまえを見た瞬間拳銃を向ける当麻
にのまえが指を鳴らすと、ビルの屋上にいつの間にか立っている当麻。
【ビルの上】
にのまえ「母さんを巻き込むことはねえだろうが」
当麻「あんたの母さんを巻き込まねえよ。私をなめんな。おとなしく自首しなさい。さもないと撃つよ」
にのまえ「僕に命令できる立場?」
当麻(ギプスに銃を向けて)「こん中には、プラスチック爆弾が入ってる。半年前は逃がしたけど、今度は絶対逃がさない。何が目的なの。てか誰に脅されてるの。まさか、お母さんを人質に?」
にのまえ「…」
当麻「分かった。私が命をかけて、あんたの母さんを守る。私を信じて。だから、もう人を殺すのは止めなさい」
にのまえ「君が僕の家族を皆殺しにしたんじゃないか」
当麻「え?」
にのまえ「爆弾魔のくせに説教なんて、マジうざい。死んじゃえ」
指を鳴らすにのまえ
ビルから落ちる当麻
「さや!ようた!いいかげんやめなさい」
【当麻の部屋】
当麻「なぜ?私の部屋?」
当麻の祖母と地居があらわれる
当麻「おばあさま?左利き」
祖母(葉子)「どうしたの、大声出して、大丈夫?」
当麻「私、どうして」
地居「新宿のホテル脇の駐車場に倒れてたんだよ」
葉子「あんなに食べてるのに貧血なんてやーね。年頃の娘が」
地居「寝不足?働き過ぎ?」
当麻「そんなんじゃない」
地居「大丈夫?」
当麻「ごめん。一人にしといて」
当麻の部屋はネタだらけ。
・掛け布団の柄はリンゴの実
・シーツには京都大学の校歌の歌詞が
・部屋の隅は本の山
・ベッドの脇に掛け軸「湯川秀樹先生」
・同じくベッドの脇に半紙に書かれた文字「右肩上がり」「大赤字御免蒙(赤字)」「当麻之部屋」「二十二時完全撤収」「映画化熱望」「池田屋」「小説絶好調」「阿呍」「打倒金曜映画」左側はよく見えないが「世界は一つ」「らすとすぱあと」「多無呼」「美術亜津楠」「知魚楽」「全力投球」「残三回」「呉失演奴」(SPEC公式解体新書で読めなかった部分を補完した)
・肖像画と、「フーコー」と書かれたうちわ
・「小柴昌俊」書かれたハート型のクッション?
・「小林誠」「フーコー」の星形のクッション?が鴨居の上に
・「はやぶさ」の模型
・科学者らしき人物の写真立て(上下にぼかしがかかっているのが2つ、「平坂照雄」「小林誠」「フーコー」)
・鴨居の上にもうちわ(「小柴昌俊」「平坂照雄」「湯川大先生」「小林誠」)
・抱き枕(平坂照雄らしき人物)
・科学の実験モデルらしきもの
・なお、「平坂照雄」という架空の学者は、第1話の記事にも登場している(Twitter上で指摘いただきました。感謝!)。
【未詳】
雅と猪俣に仲人を頼まれる野々村
野々村「おめでたい話だがうちの女房は海外へ2年間出張中でね」
雅「弁護士の奥様には先週お会いして、快くご了解いただきました」
野々村「え、ええマジで」
猪俣「じゃ前向きにご検討下さい」
故障している未詳のリフト
雅、ハンドサインを送る
ハンドサインを返す野々村
野々村「…これは…なんのプレイだ?」
【当麻の家】
餃子たこやき鍋を作っている祖母
地居「じゃあ、僕はそろそろ」
葉子「あっ、ご飯食べてってよ」
地居「いや、今日はバイトなんで」
葉子「そっ、残念」
「じゃあ、ご挨拶だけ」と仏壇に手を合わせる地居。写真は白衣白髪の父親と、母親、少年の写真
葉子「そういえばもうすぐ、命日だわ」
地居「こんどじっくりパソコン教室開きますね」
※カレンダーの日付は11月18日。「SPEC公式解体新書」には当麻一家が飛行機事故で死んだのは2003年9月11日とあるので、もうすぐ命日、という記載はドラマと矛盾する。
【中塚翠涛記念病院】
瀬文の前に二人の看護婦
二人の看護婦(男の声)「瀬文、ここで見てろ」病室を指差す。
エグザイルのナオト(グレーのスーツ)と黒いスーツの4人の男が病室に入ってくる。
瀬文「エグザイルもどきかよ」
看護婦「一番前は、エグザイルのナオトだよ」
瀬文「えっ?本物?」
酸素マスクをつけて意識不明の少年。
ナオトとエグザイルもどき、チューチュトレインに合わせて踊る。
瀬文「なめてんのか俺を」
「カーッ」とナオトがかけ声をかけると、意識不明だった少年が目を覚ます
看護婦「あんたも経験したろ?」
瀬文「俺が出会ったヒーラーは女だった。ほかにもいるのか」
看護婦「あの女はただのメッセンジャードールだ。お前の腕を直したのはこの5人だ」
瀬文にCD(EXILE CATCHY BEST)を渡して去るナオト
看護婦「ヒーラーがほしければ、公安の中にいる津田助広の身柄を引き渡せ」
瀬文「俺に警察を裏切れというのか」
看護婦「何言ってんだ。津田助広は違法な存在だよ。本来は警察に逮捕してもらって罪を償ってもらいたいが、そっちの権力は自分たちの罪を償うつもりがない。君はその不正を正すだけだよ」
津田に関する資料の入ったコインロッカーの鍵を渡そうとする看護婦。その瞬間看護婦が元に戻る。あわてて逃げる看護婦。鍵を投げて渡す。
コインロッカーの中には、サングラスを掛けた津田の写真と、USBメモリーが入っていた。
【診療所】
医師「防弾チョッキを着ていたから、何とか致命傷に至らなかったものの、大怪我であることは間違いないですから、気をつけてください」
津田「いつもすまんね」
医師「狙われてるんでしょ?いっそ顔と声を変えますか?」ケイゾクの朝倉かよ!
津田「ヤダねえ。この顔結構モテるんだから」
医師「あ、先週のマイケルジャクソンのチケット、ありがとうございました」
津田「しー、絶対しゃべんなよ。ばれたら世界中で大騒ぎになっちまうから」
ムーンウォークの真似をする津田
医師「マイコー!」津田「アウ!」
【警察病院】
銀ダコの袋を枕元に置く瀬文
(回想)SITの訓練。階段昇降の訓練で、へとへとになった志村を「志村 ゴー」と励ます瀬文
瀬文が去ったのち、やってくる美鈴
銀ダコの袋を見て、美鈴「またか」と袋に触れる。
サイコメトリー
・銀ダコを志村に渡して志村をはげます瀬文のビジョン。
・志村に撃たれそうになる瀬文のビジョン
美鈴「ほんとだったんだ。瀬文さん…」
【未詳(深夜)】
津田に関するUSBメモリーを調べる瀬文
アグレッサー、零課、中野学校、津田助広というキーワードが出てくる。
書籍「中野学校の真実」にたどり着く
著者 渡辺 麻由人←元警察官 警視庁公安部零課出身?
【当麻の家(当麻書道教室)】
にのまえとのやり取りを思い出す当麻。(顔面というか眼面ドアップに耐えられる戸田恵梨香の肌、すごい)
未詳から電話
野々村「ああ、当麻君、今日はお休み?」
当麻「お休みします。有休です」
野々村「有休残ってないよ」
当麻「じゃあ病休です。例えば生理休暇です」さすが公務員
野々村「例えばって…」その突っ込みは正しい
野々村「あの、瀬文君も来ていないんだけど、何か知ってる?」
瀬文「いえ、どうかしました?」
いや、荷物が片付けられていてね… 机の上に辞表
【路地】
渡辺麻由人に近づく瀬文
瀬文「渡辺麻由人だな」
渡辺「瀬文…さん?」
瀬文「津田助広の場所を教えてくれ」
渡辺「誰ですかそれ」
瀬文「津田がお前を殺そうとしてるんだ」
渡辺「え、マジですか」
渡辺を殴る瀬文
瀬文「知ってんじゃねえかよ」
渡辺「タカトシかよ。真面目な顔して誘導尋問しないでくだ…」
また渡辺を殴る瀬文
瀬文「権力なめんな。そいつがどこにいるか教えろ」
渡辺「いくら瀬文さんの頼みでも、無理です」
瀬文「時間がないんだ。教えろ。でないと殺す」銃を向ける瀬文。瀬文「津田はどこにいる。本気で撃つぞ」
渡辺「話しますから。零課って知ってます?公安の、特務犯です。政府の中でも一部の人間しか知らない、秘密の組織。津田さんは、そこの指揮官で、つい最近、撃たれたんです」
瀬文「誰に」
渡辺「知ってるでしょ。冷泉を奪還しに来た奴らです。その特務犯は、数十年も前から水面下で、ずっと活動してたんです。サブコード対策でね」
瀬文「サブコード?いったいなんだそれは?何かの組織か?」
渡辺「瀬文さん。これ以上は触らない方がいい。組織とか、そんな半端な物じゃないんだ」
瀬文「いいから教えろ。津田の居場所はどこだ」
渡辺「それは…分かりません」
また渡辺を殴る瀬文
瀬文「そこのボイラー室に入るか。蒸し焼きもオツなもんだぞ」
【赤い部屋(零課??)】
部下「フリーライターの渡辺と、未詳の瀬文が接触しました」
点滴を受けている津田。
津田「あそう。じゃあ、処分」
だるまがたくさん置いてあり、だるまにはそれぞれ名前が書いてある。処分したと思われる人物に×印がついている。
だるまに「瀬文焚流」と部下が名前を書いてだるまを置く。
部下「では、事故に見せかけて、渡辺と瀬文を殺します」
瀬文の隣に「渡辺麻由人」と書いただるまを置く部下。その後ろに「植田博樹」と書いただるま。植田の名前には×が付いている。
部下「未詳は」
津田「う〜ん、なくていいんじゃない?逆に、痕跡ごと」
巨大な「未詳」と書いただるまを置く部下。その隣には、「海野亮太」と書いただるま。海野の名前にも×が付いている。
部下「はっ」
【ボイラー室】
捜査一課の3人がやってくる
渡辺麻由人が殺されている
渡辺の手帳には瀬文に関する記述が多くある。
鹿浜「瀬文といろいろもめてたようだな」
馬場「瀬文、重要参考人として指名手配だ」
猪俣、鹿浜「はい」
【瀬文が隠れている部屋】
渡辺の死を携帯のニュースで知る。
電話がかかってくる。名前は「餃子女」
瀬文「なんだ今俺は有休中だ」
道を歩いている当麻「あたしだって生理休暇中だよ」
瀬文「だったら何だ。休みに掛けてくるな」
当麻「瀬文さん、疑われてますよ」
当麻が持っている無線機から、「赤羽の病院で目撃…」
瀬文「俺はやってねえ」
当麻「分かってますよ、んなこと。でもいろんな証拠ねつ造されて、やられるかもしれません」
瀬文「覚悟の上だ。『命捨てます』これが俺たちSITの誓いの言葉だ」
当麻「命なめんな。何がSITだいつまでも」
瀬文「何だと」
当麻「あんたは未詳の人間じゃねえのかよ。だったらあんたを心配しているあたしたちは何なんだよ。
瀬文「……」
当麻「……私は、瀬文さんのこと仲間だと思ってます。仲はまあ、全く良くなかったけど、絆はあったと、私はだいぶ思ってます。さりげなく、何度も命を救ってもらった…そのことも私、ちゃんと分かってます。だから一人で、勝手にどんどんで行かないでくださいよ。私や係長を、時には頼ってください。てか聞いてます?切れてる。切ったな」
当麻の携帯に着信。名前は「筋肉馬鹿」
当麻「瀬文」
当麻・瀬文「電話切るな」
当麻・瀬文「切ってねえし」
瀬文「お前、あれだな。すんげえ性格悪いし相当ブスだし全身ニンニク臭えし」
当麻「何だとこの野郎」
瀬文「その割にはお前と出会えてよかった、とたまに一瞬まれに思う」
当麻「…」
瀬文「何かあったらかならず連絡する。だからお前はお前の事件を追え。お前こそ何かあったら連絡しろ。すぐ駆けつける」
当麻「はい」
東京スカイツリーが当麻の背後に
【にのまえのいえ】
当麻がやってくる 鍵はかかってない
家に入ると空っぽ
「証拠隠滅のつもりかあの野郎」
隅から隅まで探し、洗面器のうらから歯ブラシを見つける
【にのまえの学校】
担任「にのまえ君はうちのクラスの生徒ですが、昨日から連絡が取れなくて」
当麻「半顔」
担任「写真に写りたがらないんです。修学旅行や学園祭などの学校行事もほとんど欠席で」
当麻「ほかに変なところとかありませんでしたか。例えば成績は」
担任「筆記試験の結果はとてもいいです。でも授業で当てても何も答えません」
当麻「絶対時を止めてカンニングだ。うらやま。お母さんのお仕事先とか分かります?」
【母の職場「山本ビルクリーニング」】
社長「にのまえさんは元看護士さんだったらしいですよ。未婚の母で、まあ良くある医者との関係だったのかな、ウフフフフ…」
当麻「引っ越したらしいんですけど、何か連絡ありませんでしたか」
社長「いや、まったく。それでねぇ…」
当麻「手がかりがあったら連絡下さい。ガチでやばいんで」
【にのまえの引っ越し先】
にのまえ「ごめんね、母さん」
二三「いったい何が起こってるの?教えて」
にのまえ「大丈夫。母さんは僕が守る。金もある」
にのまえのかばんから札束がいくつもこぼれる。
にのまえの後ろに茶色のコートを来た男が立っている。
二三「あなた、何なの?」
二三にコートの男が触れる。倒れる二三
にのまえ「記憶を書き換えてくれるなんて便利だね。お前。さっ、仕事に行くか。あ、もう帰っていいよ」
札束を2束男の足下に落とすにのまえ
【未詳】
掃除しながらレレレのおじさんの真似をする野々村
野々村「おでかけですか、レレレのレ〜」
当麻が上がってくる
当麻「瀬文さんのパソコンどこっすか」
野々村「ないね。押収されちゃった」
当麻「押収?」
野々村「君のも、僕のもだよ。いろいろ資料ももってかれちゃった」
当麻「誰に」
野々村「上のほう〜だよ。未詳もお取り潰しだそうだ。僕もクビ」
当麻「えっ」
野々村「まあね。定年の後も10年間、刑事続けられてよかったよ」
当麻「なにたそがれてるんですか」
野々村「たそがれですか、ソソソのソ〜」
当麻「係長!」
野々村「公務員には守秘義務ってのがある。だから僕もずっと黙ってたけどね。もう公務員じゃなくなったから、しゃべっちゃおう」野々村さーん、公務員の守秘義務は退職した後も課されまっせー!
野々村「雅、男野々村の無作法を許せ」
天井の雅の写真をはがすと、下から別の写真(醍醐雅=永田杏奈?)が出てくる。そこにメモリカードが貼ってある。
野々村「昔弐係でいっしょに働いた東大出身の女刑事がいてね、いまや結構えらくなっちゃってんだけど、この前こそっと、資料くれたんだ」柴田キターー!
当麻「何の資料っすか?
野々村「ありゃ?パソコンないね?」
キャリーから何台もかばんからパソコンを出す当麻
野々村「我々未詳の裏の組織、いやむしろ、我々の方がただの囮だな。この資料によると、特殊能力対策特務犯/警視庁公安部公安零課、通称Aggressor、陸軍中野学校に由来するといわれている、秘密警察の中の秘密警察だ」
当麻「この21世紀にそんなものが。どこにあんすか」
柴田が残した資料なので、ちょっと拾ってみる。

概要:大日本帝国陸軍のスパイ養成組織、陸軍中の学校に端を発する、秘密警察。公安の中の公安。その構成員、及び業務実態は基本表沙汰にはなっておらず不明であったが、1945年8月15日、日本の敗戦をもって閉鎖された陸軍中野学校(通称号東部第33部隊)がその後も秘密警察としての機能を持ち続け、その各種遊撃、潜入、工作活動などを学習した卒業生藤田最古が元校長の山本拓海枝一派と枝分かれして組織したチームが仲間内でAggressorと呼ばれ始めたと言われる。当初は純粋なスパイ活動がメインであったが、後にそれが情報機関として組織され、1911年1月、熊本において御船千鶴子が透視能力を持つものとして有名になった頃と同じくして、特殊能力を持つ人間に対する国内特務犯として

【国会の近く】
国会議事堂の方を見ている瀬文
赤い車がやってくる。
女(男の声)「乗れ」
【車の中】
女「条件はクリアできそうか」
瀬文「津田の居場所は、あそこだ。だが厳重な警備の中にいる。外部の人間が入るのは不可能だ」
女「心配ない。対策は用意した」
瀬文「対策?」
にのまえ「僕のことだよ。瀬文さん」後部座席に現れたにのまえ。
瀬文「誰だ」
にのまえ「一十一。当麻さんに狙われている犯罪者って言えば分かりやすいかな」
瀬文「お前が、にのまえ?」
にのまえ「僕は何度かあなたに会ったことがあるよ。津田の居場所まで案内してよ」何度かあったことがある…少なくとも2回、志村が自分の撃った弾で撃たれた時と、脇に殺されそうになった時。
瀬文「場所は教えるが、あの警備を突破するのは無理だ」
にのまえ「それじゃあ津田を引き渡すことにならないじゃない。志村さんが死んでもいいの?」
瀬文「…」
にのまえ「大丈夫。僕に任せて」
瀬文「本当に、志村は助かるんだろうな。でなければ、警察を裏切る意味がない」
にのまえ「大げさだなあ。津田ってやつは人殺しだよ。何の問題があるの。僕たちの存在を隠すためなら誰でも殺すんだ。警察の名を借りた殺人マニアだよ」
瀬文「拉致した後、殺すのか?」
にのまえ「気になる?やめる?」
瀬文「俺に取って大事なのは、志村の命が助かるかどうか。それだけだ」
にのまえ「それは大丈夫。約束する」
【未詳】
当麻「そんな違法な組織が許されるんすか」
野々村「法治国家としては違法だが、この国の治安を守るという意味では必要だ、私はそう思い込もうとした。犯罪一つとっても、法律は特殊能力者には対応しきれないからね。そうして、新しい人種差別が起こる。ことによると革命になる。戦争にもなる。だから私は、このパンドラの箱を開けてはならないと信じていた。しかし時代は変わる。」
・未詳が取り潰しになったので、予定表がきれいに消されている。
「人間の進化がもし本当なら、真実を覆い隠すことは許されない。だが見ての通り私は老人だ。パンドラの箱を開ける力はもうない。だから君たちに来てもらったんだ」
当麻「係長が?」
野々村「ああ。私が君たち二人をここに呼んだんだ」
【車の中】
瀬文「どうするつもりだ。警備員も監視カメラも半端ねえぞ」
警備員「すいません、ちょっと、ここに車止めないで。ああ?」
にのまえ「簡単だって」
時間をとめるにのまえ。
にのまえ「瀬文さん」瀬文も動かす。
瀬文「どういうことだ」
にのまえ「行くよ」
ドアを開ける瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
気づかれずに国会に入るにのまえと瀬文
にのまえ「警備員なんて僕の前じゃただの間抜けな人形なんだよ。それがどんだけえらい人間だって同じ」
ドアを開ける瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
ロックを解除する瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
【津田の部屋】
瀬文がドアを開けようとすると、落ちた寿司を拾おうとした零課の人間にドアがぶつかる。
津田が投げた寿司(イクラ)が、宙に浮かんでいる。
だるまに×印がついている。にのまえ「こいつらが殺してきた人間たちの名前だよ」
「御船千鶴子」「桂小次郎」「古戸久子」「海野亮太」「冷泉俊明」
「伊駒舞」「内田久美子」「乙部??」
海野の隣に瀬文のだるまがあるが、まだ×印はついていない。
冷泉のだるまの前で手を合わせる瀬文
にのまえ「ふざけてるよね。こいつらに取って人間の命はだるま並みってことだ」
にのまえ「ねえ?ちょっとそこらへん掃除してく?」
と、時間停止を解除するにのまえ
にのまえ「こんにちは」
一斉ににのまえに発砲する二人の警官。津田は瀬文に発砲し、瀬文は津田に発砲する。
再び時間を停止させるにのまえ
にのまえ「瀬文さん?見てて。自分の撃った弾で死んじゃうよ」
弾の向きを変えるにのまえ。
瀬文「もしかして、お前があの事件の…」
にのまえ「そうだよ。結構マメでしょ。でもこのお陰であんたの命は助かった」
瀬文「俺の命なんてどうでもいい」にのまえに銃を向ける瀬文。「命なめんなこの野郎。よくも志村を」
にのまえ「志村さんはあのとき誰かに操られてたの。だから処分せざるを得なかったの」
瀬文「操られてた?誰にだ?」
にのまえ「僕たちに逆らうヤツら。君たち警察を巻き込んで騒ぎを起こしたかったんじゃない?」
瀬文「だからって志村を撃つ必要ねえだろ!
にのまえ「僕だって!!僕だって好きでやってるわけじゃない」にのまえも犯罪者の割に良心の呵責って物があるのか。この言い方ちょっと気に入った。
津田が瀬文を撃った弾の前に立つにのまえ。
にのまえ「このまま、指を鳴らしたら、楽になれるかな」
弾を払い落とす瀬文。「楽にさせるか」
津田を運び出す瀬文。車で連れ去られていく津田。
何かを瀬文に訴えかけようとする津田。
銃声が二発。
にのまえ「瀬文さんも僕と同じ罪を背負った。でも恥じる必要はないよ」電話する。「約束通りヒーラーを手配してあげて」
にのまえ「志村さんのところへ行ってあげな」
瀬文の前から消えるにのまえ
【未詳】
盗聴して瀬文とにのまえの行動を知る当麻。
無線・男性1「津田さんが消えた」
無線・男性2「ポイントから拉致された模様」
無線・男性1「瀬文とにのまえが一瞬見えたと目撃証言あり」
無線・男性2「瀬文とにのまえだと?」
無線・男性1「まて、盗聴されてる。回線を切り替える」
当麻「にのまえと瀬文さんが」
野々村「何が起こってるんだ」
当麻「取引したんだ。瀬文さんは志村さんのところに」
【警察病院】
瀬文、NAOTOとすれ違う。
NAOTO「もう終わったっぺや」
志村の病室に駆け込んでいく瀬文。美鈴と出会い、「美鈴ちゃん、志村が目を覚ますかもしれない」
瀬文と美鈴が走っていく。
二人の背中から志村の声「先輩」「美鈴」
当麻もやってくる。
志村「申し訳ありません。作戦中気絶してしまいまして」
瀬文「お前、怪我は」
志村「なんのことでありますか、まったくなんともありません」
美鈴「どういうこと」
当麻「瀬文さん」
瀬文「当麻、おれは…どうすれば」
当麻「難しいことを考えるのは辞めて、笑っとくっていうのはどうっすかね」
瀬文「志村、敬礼辞めろ」
志村「はっ、二度とSIT魂を忘れぬよう、全力を尽くします」
瀬文「よし」
志村「命、捨てます」
瀬文「バカ、命捨てるな」
志村「はっ、命令通り、長生きします」
美鈴が志村に駆け寄ろうとすると二人の男が立ちはだかりブブセラを吹く。志村の姿が消える。
外で悲鳴が聞こえる。走っていく瀬文と当麻。
美鈴「ヤダ、ヤダ、ヤダ…」
【病院の庭】
志村が死んでいる。
当麻「許せない…にのまえ」
【会議場】
にのまえ「約束と違うじゃん」
女「いいのよ、約束なんて」(フランス語)
男「子どもが大人の決定に口を出すなっていうことだよ」
にのまえ「カッチーン」

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SPEC 第8話【辛の回】 First Impression

柴田純登場、万歳!
野々村係長の台詞で、名前も出て来なかったけど、今は結構えらくなっていて、野々村に情報提供してくれているなんて、うれしい限りだ。
前回は津田はいい人だなんて書いていたが、どうも津田はSPEC HOLDERを利用して役に立たなくなったら殺していたらしい。
ところで、見ている時は気づかなかったが、キャスティングに永田杏奈(ケイゾクの雅ちゃん)の名前があったが、どこに出ていただろうか?

SPEC 第7話【庚の回】 小ネタ&つっこみ

First Impression 書いたつもりが、投稿されてなかった。カナシス。
とりあえず、サトリ最強!
【病院】
・当麻をサイコメトリーした美鈴。「何これ?あなたのなかのヴィジョンをみたの。」
・当麻「どんな」
・美鈴「なにも。ホントに空っぽの女。」ギョウザのビジョンのみ。
・PHSを奪って去る美鈴。猫にえさをやっている少年のビジョン。
・当麻「サイコメトリング!」
・瀬文「当麻!海野の居場所が分かった。」
【海野が食事していたレストラン】
・店員「ご友人が6名いらっしゃって、皆さんでステーキを食べられて和やかにお帰りになりました。至極上機嫌で。」
・子どもの病気を救う募金に財布の残りを全額寄付していった海野。元気ごはん充満屋のサービスチケットも(笑)
【帰り道】
・瀬文「犯罪者に気持ち入れてんじゃねえぞ。そいつは人殺しだ。」
・当麻「ただの人殺しじゃないす。何か彼らなりに目的があって人を殺してた。しかもかなり大掛かりな組織の殺人です。」「仮に組織の構成員がもし一千万人を超えるような話なら今起こってるの犯罪ではなく、戦争、もしくはかわめいってことかななんつって。」相変わらず漢字に弱い当麻。
・瀬文「革命だろ。お前ほんとに京大か。」
・当麻「噛んだだけでしょ」
・瀬文「妄想は一人でやってろ。おれはいま、目の前の事件を確実に追う。」
・当麻「妄想じゃないかもですよ。だいたい歴史のターニングポイントはいつも静かに私たちの頭の真横をかすめていく。だれかがそのことに気づいた時は、既に手遅れなんす。」
・瀬文「おれは学者じゃねえ。刑事だ」当麻「あたしだって刑事だよ」
【警察病院】
・意識不明の兄に会話する美鈴
【路地】
・栄養ドリンク「元気者」をもって瀬文が歩いていく。真野恵里菜の「元気者で行こう」かよ!
・美鈴「来週兄が死ぬことになりました。」
・(病院での回想)川里(医者)「今週いっぱいまでは警察が労災以外の医療費を負担していますが、いつまでもというわけには…ということらしいです」
・瀬文「金の問題なら、俺がなんとかする。」
・美鈴「…月約90万ですよ。払えますか」
・瀬文「……」
・美鈴「警察って、人は殺すけど、誰も助けてくれないんですね。」
【雅と野々村のデート】
・新宿のシンデレラに会いにいく野々村と雅
・サトリ「では、あなたの心をサトリます。野々村さんは、奥さんと別れることができないでしょう。」
・雅「こおっちひどい。最低。もおいい。私が別れてあげる」
・野々村「あんたねえ、そういうことをいきなり言うって言うっていうのはどういうことよ」
・サトリ「大丈夫。雅ちゃんにはもう若い男性の影が」「相手の名前も分かりますよ。その人の名は、猪俣宗次」野々村「あいつかー」
・サトリ「鑑定料は3万円ですが、あなたの運気を上げるため、このブレスレットをお勧めします」パワーストーンブレスレット TBS ショップでは売ってません(笑)
・サトリ「こちらは17万100円になります。あっ12時だ。閉店ですよ。」
・夜の街を歩く瀬文。美鈴の言葉を思い出しどうするか悩む。怪我が治ったときのガードに行く。五反田駅前から中央線のガード下にワープ。
・瀬文「どこにいる?どこだ?どこだー?」
【未詳】
・当麻のPCを立ち上げ病を治す能力を持つ者を探そうとする瀬文。
・「どこをどうさがせばいいんだ!」ゴミ箱を蹴飛ばす瀬文
今日のポスター 「注意 カップル霊感商法に注意! え!この壷が300万円!?」そのとなりの張り紙「警察労働環境改善委員会 レッツゴーストライキ」…「ゴースト」だけ赤字。
・当麻「何を探してたんですか。病を治す人間のデータですか。志村さん、近々強制尊厳死になるんですね。会議を盗聴してて知りました。何とかしないとですよね。」コーヒーにハチミツを思いっきり要れる当麻。
・瀬文「何か手はあるのか」
・当麻「この里中さんの残したデータなんですけどね、冷泉さんについてのメモが書き加えられてるんです。里中さんは、冷泉さんの霊能力を認めてたみたいです。もしかしたら、冷泉奪還のおりに買収して、予言を頼もうとしてたんじゃないですかねぇ。」
・瀬文「予言?予言で病を治す人間の居場所が分かるわけがない」
・当麻「私ならこう頼みます。病を治す人間の主没するときと、場所を予言してくれって」
・冷泉を探すことにする二人。
【津田と冷泉】
・津田「どうした?具合でも悪いのか」
・冷泉「何かが起きる」
・津田「あ、引っ越し?分かっちゃった?すごいねえ。」
・津田「今度は安全。誰にも知らせてない保護施設だから。」
・冷泉「またですか。いいかげん元の生活に戻してください。いつまで人の自由を奪えば気が済むんですか?」
・津田「あらやっだぁー、詐欺罪でちゃんと立件してブタ箱にぶち込んでやってもいいんだぜ。本名鈴木俊明さんよ。あんた1998年からキトサン入りの健康食品なんかをマルチで売ってぼろ儲けしてたろ?おじさん知ってんだ。買ってたし。」買ってたのかよ!
・冷泉「まいどあり。」
・津田「まっインチキな詐欺師時代の方がなまじ本物の霊能者なんかよりも気楽で良かったんじゃないのか?」
【未詳】
・突然未詳に現れた新宿のシンデレラことサトリ。
・サトリ「今日は、公安に理由もなく拉致されている哀れな霊能者の冷泉さんを奪還することを宣言しにきました」首を押さえて痛そうにするサトリ
・サトリ「にのまえとのいきさつも見えますよ。やだ、グローい」
・当麻「うんにゃろ」とサトリに突進する。しかし軽々とかわされ、「ムカツク!」かわいい。
・瀬文の心から冷泉が保護されている施設を読んだサトリ。
・ホームページの画面「新宿のシンデレラ サトリが女優『藤沢文香』と芸人『ガチヒロシ』破局まで占った」披露宴には正義党の管直入幹事長から花束が贈られていた。
・野々村「彼女は本物だよ。人の心を読む能力を持っている」17万100円のブレスレットをしていた野々村。
・瀬文「係長。なんで突然断定すんですか」
【津田と冷泉 車の中】
・津田「あ、公安の内部にさ、変な女が来たんだってさ。そうピリピリすんなよ」
・冷泉「何か嫌な予感がする。化け物があちこちで動き出すような」
・津田「ゾンビがぞろぞろか」
・冷泉「笑い事じゃない。真っ先に犠牲になるのはあんただよ。」
・津田「そこをさ、あんたの力でなんとかしてよ。」
・サトリがいつの間に車に乗っていた。「ハハハハ、ハハハハ。ところがそうはいかないんですよ。わたしがいるかぎり」
・津田「いつのまに」
・サトリ「簡単なことですよ。津田さんがどの車に乗ろうと思ったかサトることくらい。」
・拳銃を向ける津田
・サトリ「そうくるとおもって、とっくに弾なんか抜いてありますもん。ほらね」
・ドライバーに撃たれる津田。車から放り出される。
・津田「冷泉…死ぬなよ」
【未詳】
・公安部の上の方が騒いでいることを盗聴した当麻。冷泉は強奪されたらしいと。
【公安(ゼロ課?)】
・A「やべえな」
・B「大丈夫です。手は打ちました」
・A「中野のメンツ、潰されるんじゃねえぞ」
・B「言われるまでもありません」
字幕では零課幹部A、B、となっている。零課幹部Aは、津田に似た声、帽子姿のシルエット。
【津田が死んだ?場所】
・捜査一課の連中がやってくる
・管理官から電話。「すまん。通報は悪戯だったようだ。何も見るな。聞くな。しゃべるな」
・猪俣「そういや鹿浜さん、定年まであとどれくらいじゃったっけ」
・鹿浜「あと5年だ」
・猪俣「そりゃ大事じゃね。わしゃまだ32年もある。32年もすっとぼけた猿芝居なんてできんわ。わしゃデカじゃけん。」
・鹿浜「おれだってデカだよ」
この二人が最終的に当麻瀬文の味方になるという展開だろうか。
【未詳】
・電話がかかってくる
・野々村「あっ、盗聴がばれた」
・当麻「大丈夫です。困った時の下請け押しつけの電話です」
・Nシステムで車両を特定する。車両ナンバー品川800へ86-26(ハロプロ)
・当麻「何か撃たれた刑事がいて、その刑事がGPSケータイを車内に仕掛けてるらしいんすよ。その携帯番号から現在位置を割り出します。」
・瀬文「おまえ、すごいな。」当麻、ニヤリ。
・瀬文「よし行くぞ。」
・当麻「待ってください。サトりの能力を封じる何かを見つけないとあっさりと逃げられちゃいます。」
・瀬文「そもそもサトリはなにが目的なんだ。奴らは何者なんだ。」
・当麻「何者かは分かりません。ただまあ目的は、資源を巡る覇権争いですな。金融や資源で世界を支配してきた大メジャーの一部は、ヒューマンリソースつまり才能あふれる人材を資源と見なして取り込み始めてます…SPECホルダーなんぞは人的資源の超レア物件ですからね。へたするとその覇権争いが次の世界地図を書き換えるかもしれません」戸田ちゃん長セリフ頑張った(笑)
・サトリの免許証、交通違反のデータが出る。

サトリの免許証
平成3年4月11日生(真野恵理菜と同じ)
住所 甲府市西朝気3丁目24番地13(甲府市に朝気という地名はあるが西朝気という地名はない)
交付 平成21年5月2日 平成24年5月11日まで有効
中型車は中型車(8t)に限る
番号 第430303445460号
山梨県公安委員会
サトリは免許の更新を受けていないので、8t限定の中型免許を交付されているのはおかしいのだが…
交通違反の記録
1つめ
平成22年9月9日午前1時18分 東名高速道路 足柄SA付近
反則者 星慧
住所 甲府市西朝気3丁目24番地13
反則車両 普通乗用車 山梨300 へ 31-00
免許証 第430303445460号 山梨県公安委員会交付
反則内容 駐車違反
2つめ
平成22年10月12日午前0時28分
新宿区東新宿4-229付近路上
反則者 星慧
住所 静岡県沼津市東市場町4丁目14番地2←住所が変わっている!
反則車両 普通自動二輪 静岡Cて 10-10
免許証 第430508893589号 静岡県公安委員会交付←免許証が変わっている!
反則内容 前方不注意による追突事故 物損

・追突事故に遭いむち打ち。

被害届によると
住所 長野県上田市下生田4丁目8番地3
星 慧 19歳
被害の年月日 平成22年11月2日(火)午前2時10分頃
11月2日の大阪発新宿行きの深夜バスで移動中にバスが追突事故に遭いむち打ちの症状があります

書道「サトリ」「新宿のシンデレラ」「星慧」「首のギプス」「心を読む」「心を読む」「心を読む」
(「心を読む」に野々村の電話の「もうちょいヒント」が重なる)
・当麻「…ダメだ。要素が少なすぎる。」
・瀬文「ならやるな」
・無理矢理半紙を破く当麻。瀬文「やけくそかよ」
書道「サトリを倒すには…」半紙を覗く瀬文。半紙を隠す当麻
・瀬文「なにしてんだよ」
・当麻「そっちこそなに見てんだよ」
・にらみ合う当麻と瀬文
【監禁された冷泉】
・サトリ「そろそろ私が恋しくなりました?なわけねえか。大の男が動揺しちゃって。では、あなたを誘拐した目的をお話しします」
・冷泉「どうせ、株とか投資とかだろ」
・サトリ「ふふふ。そんなちょろいはなしじゃないですよ。世界各国の要人の寿命を予言して欲しいんです。サブアトラスを書き換えるには、この人たちの寿命を書き換えるのがいちばんなんですって」
・冷泉「書き換える?殺すということだろ。断る」
・サトリ「断れませんよ。ボスはあなたを購入するために、既に5000万ドル支払ってるんですから」
・冷泉「購入?誰が俺を買い、誰が売ったんだ」
レモンの山が築かれている。
・サトリ「お仕事しないとあなた、殺されちゃいますよ。」レモンの一個を冷泉に渡すサトリ
・冷泉、レモンをかじって、「最大呪文テクマクマヤコンテクマクマヤコン 無敵になあれ。」
・サトリ「何それ?」
・冷泉「無想転生、すなわち、貴様の技は全て見切った。」
・サトリ「は?」
・冷泉「カーレンダーよりはーやーくシャツのーそーでーぐーちーまくってボニーテールーゆーらーしーなーがーらーかぜのーなーかーきみがーはーしるーぼくがーはーしーるすなのうえポニーテールゆーらーしーなーがーらーふりむーいーたーきみのー」AKB48の「ポニーテールとシュシュ」の歌詞をお経のように唱える冷泉。
・サトリ「AKBかよ。てゆうかハロプロにしろよ。」真野恵里菜の曲だったらどんな反応になってたんだろう。
【未詳】
・経費の精算をする当麻。
・当麻「こっちはタイミング計ってんだよ。」
・瀬文「タイミングだと、お前がはした金精算してる間に冷泉が殺されたらどうすんだ」
・当麻「今突っ込んでもぜってー勝てねえんだよ」
・瀬文「じゃあどうすんだ。説明しろ」
・当麻「いわねえよ」
・瀬文「人の命がかかってんだ。言え」
・当麻「あんたにあたしのプランをしゃべってそのスカスカの脳みそから奪還プランがサトられたらどうすんだよ。志村さんを助けたいんだろハゲ」
・瀬文「…ハゲじゃねえ。ちょっと頭を冷やしてくる」出て行く瀬文。
実に見応えのある言葉の応酬。
【警察病院】
・志村に会いにいく瀬文
・枕元に銀ダコのさっぱりおろし天つゆねぎだくを置く。志村が第一話で食べたがっていたもの。
・瀬文「俺がかならずお前を救う。お前も、自分をあきらめるな」
【未詳】
・当麻「おせえよ」瀬文「すまん」
短いやりとりでも二人の信頼関係が感じられる。
【冷泉が監禁されている部屋】
・お経を唱え続ける冷泉
・「いつだってーゆーめーはーとおくーにみーえーるどどかーなーいくーらーい…」「きーみーのめのまーえーにかわがーなーがーれー」AKB48の「RIVER」
【未詳】
・かわいい女の子の家に変態の男が立てこもっているという内容で通報し、SITをサトリの家に突入させる当麻
公式サイトに瀬文が実はフィギュアマニア、と書いてあるから、ここで使われているフィギュアはおそらく瀬文作。
【冷泉が監禁されている部屋】
・サトリが寝たかどうか確認するために、サトリに近づく冷泉。
・サトリ「当麻が何か仕掛けた?黙ってたって無駄ですよ。あなたの心は全部サトりました」
・冷泉「チクショー。今までの努力が無駄だったか。」
・サトリ「私に勝とうと思っても無駄ですよ。」
・部屋から冷泉をつれて車で脱出するサトリ
【未詳】
・当麻「全ては私の想定内。行きますよ」
・瀬文「どこへ」
・当麻「逃げ込む場所は一カ所しかありません。」
・瀬文「なぜ分かる」
・当麻「私にも未来が見える。未来はぜったいなのです。なんつって」
【地下駐車場】
・駐車場に入るサトリ。ボスに電話しようとして、瀬文に銃を突きつけられる。
・瀬文「驚いたな。気づかなかったのか」 
・当麻「おばんでーす。説明するの面倒だから。サトってちょ」
・サトろうとするがむり。
・当麻「眠くて無理ですしょう。そ。それがあなたの唯一の弱点」
・首を怪我したとき、ぐっすりと寝ていてむち打ちの重傷。
・高速道路で仮眠を取り、駐禁をとられる
・当麻がサトリに近づく。サトリ「臭い…眠い…」
・当麻「臭い?眠い?まだ聞きたい?説明しましょっか?あなたが絶対睡魔に勝てないのは、脳を異常に使ってるからです。あはっ、まんまなこと言っちゃった」かわいい。
・当麻「まあそりゃ疲れますよね。私だって、他人の10倍物を食べないと頭が働かない。あなたの能力ならなおさらでしょう。だから私たちは12時になるのをじっと待ってたんです。12時直前にSITを突入させる。あなたはそれを冷泉さんからサトって逃げる。しかし、睡魔が襲ってくるはずだから、せいぜい来るまで逃げられて10分程度。寝込みを襲われないようにって多分地下駐車場に隠れるだろうって、この辺の地下駐車場全部封鎖しました。この一カ所を除いてね。」…と、折角長台詞で推理を披露したのに…
・当麻「寝ちゃった。寝るな。聞け。折角のあたしの推理聞いて。お願いお願い起きて。ここまで来るの大変だったんだからコノ野郎」当麻の気持ちと戸田恵梨香の気持ちが混ざってたりして。
・瀬文。冷泉を解放する。
・冷泉「このあと、この娘をどうするんですか」
・当麻「ま、未詳に持って帰ってから考えます」
・瀬文「大変申し訳ないのですが、このまま警察の保護施設に収容させていただきます」
・冷泉「逃がしてくれたら、どんな怪我でも病気も直してくれる男の情報を予言します。当麻さんには、にのまえの出没する場所を予言します。」
・冷泉「自分はこの才能を持っている限り自由に生きてはいけない。今回の件で痛感しました。詐欺師やってた頃はね、本物の予知能力が欲しくてたまらなかった。でもこの才能が芽生えてからぼくの人生は狂ってしまったんですよ。結末が見えるから恋愛はできない。ばくちもつまらない。未来を知ることは恐怖ですよ」
・当麻「しかし、未来は変えることができる。そうですよね」
・冷泉「当麻さん。この日本が半年後にはかならず消滅すると知ったらどうします?」
・当麻「そうなんですか?」
・冷泉「救いようのある未来ならまだいいが、救いようのない未来も見える。私は世界一哀れな人間です。逃げても生きながらえられるとは思っていません。ただ、これ以上他人に迷惑は絶対にかけたくない。他人の人生にも関与したくない。だから、お願いします。見逃してください。俺は残りの人生を思いっきり自由に行きたいんだ」助けを懇願する冷泉。
・野々村から瀬文に電話「冷泉とサトリは見つかった?…もしもし?」
・瀬文「すいません。サトリは確保しましたが、冷泉には逃げられました。」
・野々村「そう。仕方ないね。じゃ、気をつけて帰ってきてね」
・瀬文には病を治す能力のあるものの居場所を、当麻にはにのまえの居場所、にのまえの家を予言する冷泉。「あなた達には、輝く未来が見える」という言葉を残して去っていく。
【朝 警視庁前】
・瀬文は病を治す能力を持つ者のもとへ 当麻はにのまえのもとへ
【警察病院】
・志村の顔を描く美鈴。
・地居がやってくる。
・美鈴が描いた絵の中に、「頭に浮かんできたインチキなイメージ」、猫をなでる小学生の絵がある。
・その絵を持ち去る地居
・瀬文 Healing room IRIS(イーリス)
・当麻 蒲田のにのまえの家へ。拳銃を後ろ手に持ち。
・当麻「お母さん?」
・二三(にのまえの母?)「どちらさま?」
・当麻「学校のものです。十一君は?」
・二三「まだ、グズグズ寝てるんですよ。十一!十一!学校の先生が見えてるわよ。あんた何やったの!」
・にのまえ「え?何もやってないよ」
・家の二階から階段を下りてくるにのまえ。
・当麻「にのまえ!」

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SPEC 第6話【己の回】 小ネタ&つっこみ

【里中の通夜】
・未詳の三人、並んで参列。渋る瀬文を導く当麻。三人並んで手を合わせる。
・当麻「手に何持ってるの」梨花「アフリカの石。パパにもらったの。」当麻「そうか。じゃあ、金かダイヤが入ってるかもね。」
【歩道橋】
・瀬文「なんて俺は無力なんだ。」当麻「暗ッ。てか梨花ちゃんを救う大事な仕事が残ってます。」
(この辺りで老夫婦らしき人影が背中に映っている)
・当麻「しかし警察系のやつ、私たち以外ホントに誰も来てませんでしたね。」
・野々村「公安の刑事だから仕方ない。…キンバリーのホテルで火災に遭い焼死したことになっている。」
外国の事故で日本人が死んだらマスコミがニュースにしないか?
・当麻「生きている間は本人が家族に嘘。死んだら国家ぐるみで嘘。一人の人間の一生をこんだけむちゃくちゃにして守るべきものってなんなんすかね。」
・野々村「それが分からんようなら刑事は辞めた方がいいな。この街の明かりひとつに、一つの家族があり、一つの幸せがある。それを、わたしら刑事は命がけで守っている。命をかける価値がある。古いって言われるかもしれんがね。私はそう思っている。」
・当麻「でも…、死んだら全て終わりです。
・野々村「そんなことはない。里中君の死は、我々に大きな意味を残しているよ。分からないかね。魑魅魍魎が封印してきた真実を私たちが白日の下に晒すチャンスだよ。当麻君、瀬文君、我々未詳というのはちっぽけな存在だ。いつもみ消されるか分からん。だからこそ、心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ。それが、刑事だ。
ケイゾクの名台詞の再現。魑魅魍魎というのは何を指しているのか。もみ消される、ということは公安や警察の上層部のことか。
津田(電話を切ったあとのよう)「いちいちうっせーな、糞にたかるはえどもがよぉ」
未詳を監視しているのか。前回の展開からして当然か。
にのまえ「やっべー、母さんにしかられる。じゃあな」学ラン姿。変な走り方でパっときえる。
【里中の家】
・夫の死が腑に落ちない里中の妻(小百合)
・小百合「あふれていた本も捨ててあって、いろんな主人の荷物が整理されていたんです。まるで、何かを覚悟していたみたいに。なのに、事故で死んだなんて、信じられません。一緒に暮らし始めてから6年になりますけど、考えれば考えるほどおかしいんです。」
・瀬文「里中先輩は火災事故でお亡くなりになりました。これは事実です。向こうの検視報告書も確認しました。」
・小百合は里中に困った時は瀬文さんを頼るようにと言われていた。
・梨花の容態が変化。
・里中の部屋を調べたい当麻
・瀬文「どういうつもりだ。」
・当麻「私は真実を知りたいだけですよ。ていうか瀬文さんこそどういうつもりですか。里中さんの死因をいけしゃあしゃあと隠蔽しちゃったりして」
・瀬文「奥さんがムキになっていろいろ調べ始めたらどうする。困る奴らが奥さんと子どもを狙うかもしれない。それを分かって言ってんだろうな」
・当麻「ウッセー隠蔽やろう。」瀬文「何だとこの魚顔。(当麻の表情が変化)魚顔ってあだなだったんだ。超ウケる。サカナちゃん、サカナちゃん…」
・「ギョギョ」瀬文を蹴飛ばして得意満面の当麻。本棚の本が落ちる。
・むかついて本を投げる瀬文
この辺のやり取りは小学生レベルと言わざるを得ない。
・飛んでくる本を見て「いただきました」と当麻。この動体視力は当麻のSPECか。
・誰かが里中さんの持ち物を片っ端から押収して新しい本に入れ替えていた。
・部屋を調べる瀬文。退屈そうにそれを眺める当麻、お茶を飲んでゲップする。
・瀬文「お前な、ちょっとは探せよ」
・当麻「プロの家捜しを見ていたんです。こうして見ると、この部屋のありとあらゆるところをさがしていくんですね。…だったら、里中さんはこの部屋に何もおかないですね。」
・瀬文「お前がここにあるといったんじゃないか。」
・瀬文、当麻の顔をむぎゅー。
柴田「別に真山さんにありがたがっていただかなくても結構です」真山「むかつくんだ」
・当麻「まあまあ。じゃあここでくいずです。このへやにいつもあるけど、いまはここにないものなーんだ。」
・当麻「奥さんがいる時は家捜しできないからここにある。でも奥さんがいない時は家捜しされちゃうからそのときはここにないもの。」
【病院】
・小百合のかばんを調べる当麻。里中さんの遺品が入っているはずです。
・当麻「おっ原宿のACQUAだ。私もここで髪切ってもらってるんですよ。おそろっすねおそろ。」瀬文当麻を殴る。「本題に入れ。」
・本にお金を惜しまないタイプの里中。里中の図書館カードを見つけた当麻。「わざわざ図書館から借りてきたと…」試すように瀬文を見る当麻。
・最後の出張の前の夜、奥さんに本の返却を頼んだ。「歴史的意識の変遷を読み解く図像解釈学」
【図書館】
・瀬文に先に本を見つけられて悔しがる当麻。
・その本の中に、メモリカードを隠していた
・瀬文と当麻を見張る?老夫婦
【未詳】
・里中は、公安の超機密データベースからSPECホルダーのリストを取り出していた
・にのまえのSPECは時間を止める能力になっている。
・病を治すSPECを持つ男 名前が空欄になっている。
・当麻「てかこのデーター、どこの誰が作ったんですかね。」
・未詳より先にSPEC HOLDERに向き合っていた部署が?
・野々村「かもね~」
・指名手配 Hurry!! 視聴率窃盗罪 またお前らか 針井歩太とその仲間たち
【レストラン】
・海野と会う瀬文
・「万一あったとしても、職務上知り得たことは教えられない」実にタイムリーな台詞。しかももともと台本にあったそうだ。
・健康診断のカルテを海野に調べてもらっていた瀬文。健康診断時と死亡診断書の所見には不自然な相違がある。
・妙な噂のある医者…白い口ひげの男 問題を起こした医者 宮崎洋介
・不審死がかならず起こる
【未詳】
・野々村「ゼロは何か他の呼び方があるかもしれないよ」
・地居から電話 志村美鈴が当麻に聞きたいことがあると
【病院】
(海野の回想シーン)
・中二のとき自転車でスピードを出しすぎてガードレールにぶつかって右手のひらを半分切断する怪我を負った
・当時坂本龍一が大好きで、ピアニストになりたかった海野 直してやるよ 鼻に指を突っ込まれ、治っていた
・「RYUICHI SAKAMOTO BEAUTY」のポスターが出ているが、事前連絡があったとのこと(坂本龍一のツイッターより)
・瀬文「自分も会ったことがあります。自分の場合は女でしたが」
・聖クレッシェンド病院(笑)
【未詳】
・雅「志村美鈴さんとその彼氏が野暮用とのことでおみえです。それでははりきってどうぞ」
・当麻「私が言うのはなんですが、あなたのお兄さん、瀬文さんに撃たれたんじゃない。それだけは信じてあげて欲しい」
・美鈴「何を根拠に」
・当麻「いつかその真犯人を捕まえてあなたに説明してみせます」
・美鈴「あの、病を手で触れただけで直すことができる人は本当にいるんでしょうか。例えば、兄のような植物状態の人間を、元通りにできる神の手を持つ人が」
「その話は誰が」
「兄の担当の先生…警察病院に勤めている海野先生です」
「知ってる?」
「直接は知らない」
ここで瀬文がいないのでこうなる。
・メモリカードに触れる美鈴
・地居「あとで電話する。」当麻「するな。」雅「あとで電話する。」野々村「キュン。」
・未詳に電話がかかってくる。野々村が取る。「はい未詳。おっ瀬文君。どうした」
・瀬文「当麻に変わってください。」
・野々村「はい」
【宮崎のマンション】
宮崎は2週間前にマンションの窓から飛び降り自殺と隣の住人
【未詳】
・瀬文が戻ってくる。
・瀬文の前に突然味噌煮込みうどんをだす当麻
・瀬文「突然びっくりするだろ」当麻「突然はこっちでしょ。こっちはずっとここで待ってたんだから。」
・瀬文「宮崎死んでたよ」
・当麻「そうみたいっすね。電話のあとで調べました」
・瀬文「真相は全て闇の中だ。」
・当麻「闇に沈む真実もあれば、光り指す真実もありますって。まっ、うどん食いなっせ。」
・瀬文「何だその自信」
・当麻「向こうも必死なんすよ。真実を闇に沈め続けるっつうのは、相当体力いると思うんすよね。向こうも、全部の真実を沈めきれないはず。一瞬でも浮かび上がった真実を逃さず、白日の下に引きずり出すすのが私たちの仕事です。だから、そのために体力つけてください。」
・瀬文「まずい…。しょっぱい酸っぱいそのくせあまったるい」当麻「何だとこら表出ろこのやろう」瀬文の顔をうどんの鍋に突っ込む当麻。
・当麻「あっついだろコノヤロー。せっかく作ってやったんだから食えよお前!」
・瀬文「こんなの食えるかこの味音痴が!」
ケンカする(笑)
【翌日未詳】
・野々村「おはよーくしゃーてりあ」
・当麻「おやようサンテレビ」
・蜂蜜を飲み干す当麻。野々村「糖尿病なら即死だな」
・梨花ちゃんの執刀医は海野先生
・UNNO→ゼロ
・海野は世界トップクラスの有能な心臓外科医 ジェニファー氏病の子どもでの症例は日本でしかなく、7例、全部海野先生
・大人にしかかからない病気が子どもにかかった症例、子どもにしかかからない病気が大人にかかった病気は海野先生の症例
・海野は病を処方した医者が宮崎先生だと思わせるためのトラップを瀬文に仕掛けていた
・病を処方する医者が海野だった。病を処方してはそれを治療するマッドサイエンティストだった。
・自分の紙袋と当麻のキャリーを自分で持って飛び出していく瀬文。追いかける当麻。なぜか飲み干したはちみつの容器を持って出て行こうとする。
【病院】
・美鈴「もうこれ以上人殺しは辞めてください。私本当は先生が病を治してくれる超能力者なんじゃないかと思ってました。神の手を持つ医者は、先生のことかと。本当は、病を処方する医者ですよね。…里中さんの遺品にその時のヴィジョンがのこってた…先生は、私の兄の事件にも関わってるんじゃないですか?」
・海野「病を処方するのは、簡単なんだよ。まず全身をスキャンして、弱ってる部分を探す。それから、額を当てて、病を処方する。」
・当麻「五人の刑事を殺し、梨花ちゃんにジェニファー氏病を処方したのはあなたですね
・海野「何か証拠でもあるんですか。あったらおしえて?」
・当麻「やらしいな。」
・海野「この国は法治国家だからね。まあ、凡人を取り締まるだけの時代遅れの法。法廷で、裁判官が納得するだけの立派な証拠がなければあんた達何もできない。そうでしょ?」
・瀬文「現行犯でっちあげてこの場で射殺してやるよ」
・海野「堺雅人のジョーカーか」
・当麻「みんなわすれてるよ」
・瀬文「おれはテレビは見ねえ」
・梨花ちゃんを助ける海野。医者としての良心とプライドにかけて
・オペ後、病院から逃げた海野。
・海野から美鈴のPHSに電話がかかってくる。発信元を探しにいく瀬文。
・当麻「海野さん、お伺いしたいことがあります。海野さんは命を救うのがお仕事ですよね。なのになぜ病を処方するんですか。病を処方し、手当てもせず見殺しにして楽しんでる。医者として最低だよ」
・海野「病を処方するのは、我々の生命を守るためだ。いわば、正当防衛ですよ。「治安」って言葉ご存知ですか。より多数の国民の安全を守るために、利益に相反する存在を取り締まり、時には刑に処す。一見聞こえはいいが、用は体制による暴力支配だ。われわれは、マイノリティーだ。体制による暴力には、能力で対抗する。さもないと、我々の妻や、子ども達さえも狙われる。殺される。」
・当麻「そんな馬鹿なことあるわけない」
・海野「真実にたどり着けなくて、何が刑事だ。君こそ、刑事として最低だ。僕だって、医者を続けたかった。医者はいい。人の生命を救える。当麻さん。僕だって、生命を救うSPECがほしかったですよ。ただ才能ってのは自分が望むものと一致しない。神は残酷だ。ぼくはただでは殺されないぞ。きみたちを、もっとも苦しい病の中に取り込んでやる」
・海野を取り囲むスーツ姿の男たち。公安か?捜査一課か?
・美鈴にPHSを返す当麻
・美鈴「あなたも、本当は向こう側の人間なんでしょ。嘘をついてもムダよ。私には、何でも分かるの。触ればね。」

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SPEC 第6話 First Impression

前回は実にスリリングな回であったが、今回は、「瀬文と当麻の夫婦喧嘩」というサブタイトルが付きそうだ。
当麻に「ウッセー隠蔽野郎」と言われてブチ切れて「何だとこの魚顔」なんて、小学生レベルの言い合いだ。
そして、捜査から戻ってきた瀬文にうどんを出す当麻だが、まずいとまたケンカ(笑)
そして、ケイゾクファンには「キター」と興奮するような、名台詞の再現、名シーンの再現。
野々村の「心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ。それが、刑事だ。」というのがそうだし、瀬文が当麻の口をむぎゅーっとやるシーンは、ケイゾクの第7話の再現だ。奇しくも同じ金子監督の演出。「死んだら全て終わりです」を、真山の「死んだら、全て終わりだ」に重ねてしまうだろう。
ストーリー的にもいろいろあり、小ネタもいろいろ。
SPEC HOLDERの名前は今まで出てきたSPEC HOLDERもいるがスタッフばっかりだ。
お金を司る能力を持つ者…赤羽 智比呂
テンプテーション能力を持つ者…今井 夏木
予知能力を持つ者…植田 博樹
自動書記能力を持つ者…奥平 綾子
自然発火能力を持つ者…加藤 新
タイムスリップ能力を持つ者…金子 文紀
出血する能力を持つ者…堤 幸彦
自動書記能力を持つもの…西荻 弓絵
なんてのが目についた。
さて、来週はどうなることやら…