やっぱり「SPEC」は「Ζケイゾク」だった!?(少しネタバレあり)

「SPEC」第一話。
正直、ここまで「超能力」を前面に出してくるとは思わなかった。
多分、これは大ブーイングなんでしょう。
でも、推理ドラマを見たければ、他にいくらでもあるのだから、これはこれでありだと思う。
今回はスタッフにケイゾクの謎解き部分を作っていた蒔田光治氏が名を連ねていないのだから。
タイトルバックは、ケイゾクを思わせる東京の風景で、並ぶスタッフの名前も懐かしいケイゾクのスタッフが多い。それと同時に新しさも感じる。東京タワーと東京スカイツリーが一つのアングルに入ったアングルがあったように。
当麻と瀬文に、柴田と真山の関係を期待していたケイゾクマニアも多いだろうが、それは100%期待できないだろう。しかし、柴田と真山の関係も、徐々に形成されて6話くらいで完成されたので、違う形の
当麻と瀬文の関係性に期待したい。
それにしても、最初のエントリーでSPECをΖガンダムになぞらえたのは、全く的外れじゃなかったのではないかと。
脇の最後の「進化した我々」というのを「ニュータイプ」と置き換えたら、まるでガンダムじゃないか?
次回は近藤さん(徳井優氏)が登場するようで、捜査一課弐係の様子も少し分かるんじゃないかと思う。楽しみだ。
小ネタもいくつかありましたが、これは録画を見ながら確認しましょうかね。

ケイゾクとはなんだったのか

「ケイゾク」は、
プロデューサー植田氏が話を組み立て、
企画協力蒔田氏が突っ込みがいのある筋のトリックを作り、
脚本西荻氏がキャラクター設定や流れを作り、
演出氏が小ネタを加えた映像を作り、
音楽見城氏が音響を作り、
中谷氏、渡部氏を初めとした出演者が演技をするなかで、キャラクターの関係性を作り上げていくという、そういう作品だった。
それぞれのチームのバランスによって、「ケイゾク」は成り立っていた。
そして単純に通して話を見るだけでなく、
トリックに突っ込みを入れてみたり、
柴田の表情に着目して見てみたり、
音楽だけに耳を傾けて聞いてみたりと、
いくつもの鑑賞法があった。
こうした部分を、「SPEC」はどれだけ受け継いでいるのだろうか。
「SPEC」では、蒔田氏と見城氏の名前がクレジットにない。
また、出演者もほぼ入れ替わっている。
いよいよ本日22時から。そうした変更点がいい方向に出るのか悪い方に出るのか。
蒔田氏が関わっていないとするとミステリーの部分は少なくなるかもしれない。
ともあれ一話を見てからじゃないと何とも言えないだろう。

あれから11年

いまから11年前、「ケイゾク」というドラマがあった。視聴率こそ(略)映画化されるなど、コアなファン層をつかんだ。
そのコアなファン層の一人?として、小ネタ探しやストーリーの深読みを、いまはなき「ケイゾクなるままに」というサイトでしていた私である。
ケイゾクと他のドラマのリンクネタなどをやって、続けていたものの、ネタはなくなり、サイトは閉鎖。
そうしたら今度、「SPEC」は、ケイゾクの続編的な要素を含むというではありませんか。
主人公も違えば年代も「ケイゾク」の11年後ということで、言ってみれば「機動戦士ガンダム」に対する「機動戦士Ζガンダム」のようなもの。
「ケイゾク風」のドラマではなく、「ケイゾク」に挑戦するドラマには、期待したい。
Ζガンダムが、ガンダムを終わらせようとして、終わらせられなくて、現在まで続くシリーズとなってしまったことは言うまでもないが、ΖケイゾクであるSPECが、ケイゾクの積み残したテーマを消化して、ケイゾクを終わらせられるのか、見守りたい。
ということで、ブログを再開したわけですが、「ケイゾク」とも「SPEC」とも関係ないネタも書いていきます。