SPEC 第8話【辛の回】 小ネタ&突っ込み(ネタバレあり)

【Healing room IRIS】
(鍼灸の治療院)
少年がバットを振っている
瀬文「お前が、病を治す人間か」
少年(大人の男性の声)「ヒーラーは既にここにいない」
瀬文「じゃあどこだ」
少年「ヒーラーに会いたければ、我々の条件をクリアしろ。お前達公安の裏の特殊部隊を率いる津田助広を見つけて引き渡せ」
瀬文「津田助広?そんなやつは知らん」
少年「あんたも薄々は気がついているはずだ。特殊能力を持つ人間達を次から次へ消しいろんな真実を隠蔽しようとしている奴らの存在を」
瀬文「条件なんて何でも飲んでやるよ。それよりもそのヒーラーは奇跡が起こせるのか。証拠を見せろ」
少年「午後7時、赤羽の中塚翠涛(すいとう)記念病院3階の7号室へ来れば分かる」
(少年、憑依されていたのがもとに戻ったように)「あれ?何で僕こんなところに?やべっ、練習遅刻しちゃうよ」
【にのまえの家】
にのまえが母に呼ばれて降りてくる
にのまえを見た瞬間拳銃を向ける当麻
にのまえが指を鳴らすと、ビルの屋上にいつの間にか立っている当麻。
【ビルの上】
にのまえ「母さんを巻き込むことはねえだろうが」
当麻「あんたの母さんを巻き込まねえよ。私をなめんな。おとなしく自首しなさい。さもないと撃つよ」
にのまえ「僕に命令できる立場?」
当麻(ギプスに銃を向けて)「こん中には、プラスチック爆弾が入ってる。半年前は逃がしたけど、今度は絶対逃がさない。何が目的なの。てか誰に脅されてるの。まさか、お母さんを人質に?」
にのまえ「…」
当麻「分かった。私が命をかけて、あんたの母さんを守る。私を信じて。だから、もう人を殺すのは止めなさい」
にのまえ「君が僕の家族を皆殺しにしたんじゃないか」
当麻「え?」
にのまえ「爆弾魔のくせに説教なんて、マジうざい。死んじゃえ」
指を鳴らすにのまえ
ビルから落ちる当麻
「さや!ようた!いいかげんやめなさい」
【当麻の部屋】
当麻「なぜ?私の部屋?」
当麻の祖母と地居があらわれる
当麻「おばあさま?左利き」
祖母(葉子)「どうしたの、大声出して、大丈夫?」
当麻「私、どうして」
地居「新宿のホテル脇の駐車場に倒れてたんだよ」
葉子「あんなに食べてるのに貧血なんてやーね。年頃の娘が」
地居「寝不足?働き過ぎ?」
当麻「そんなんじゃない」
地居「大丈夫?」
当麻「ごめん。一人にしといて」
当麻の部屋はネタだらけ。
・掛け布団の柄はリンゴの実
・シーツには京都大学の校歌の歌詞が
・部屋の隅は本の山
・ベッドの脇に掛け軸「湯川秀樹先生」
・同じくベッドの脇に半紙に書かれた文字「右肩上がり」「大赤字御免蒙(赤字)」「当麻之部屋」「二十二時完全撤収」「映画化熱望」「池田屋」「小説絶好調」「阿呍」「打倒金曜映画」左側はよく見えないが「世界は一つ」「らすとすぱあと」「多無呼」「美術亜津楠」「知魚楽」「全力投球」「残三回」「呉失演奴」(SPEC公式解体新書で読めなかった部分を補完した)
・肖像画と、「フーコー」と書かれたうちわ
・「小柴昌俊」書かれたハート型のクッション?
・「小林誠」「フーコー」の星形のクッション?が鴨居の上に
・「はやぶさ」の模型
・科学者らしき人物の写真立て(上下にぼかしがかかっているのが2つ、「平坂照雄」「小林誠」「フーコー」)
・鴨居の上にもうちわ(「小柴昌俊」「平坂照雄」「湯川大先生」「小林誠」)
・抱き枕(平坂照雄らしき人物)
・科学の実験モデルらしきもの
・なお、「平坂照雄」という架空の学者は、第1話の記事にも登場している(Twitter上で指摘いただきました。感謝!)。
【未詳】
雅と猪俣に仲人を頼まれる野々村
野々村「おめでたい話だがうちの女房は海外へ2年間出張中でね」
雅「弁護士の奥様には先週お会いして、快くご了解いただきました」
野々村「え、ええマジで」
猪俣「じゃ前向きにご検討下さい」
故障している未詳のリフト
雅、ハンドサインを送る
ハンドサインを返す野々村
野々村「…これは…なんのプレイだ?」
【当麻の家】
餃子たこやき鍋を作っている祖母
地居「じゃあ、僕はそろそろ」
葉子「あっ、ご飯食べてってよ」
地居「いや、今日はバイトなんで」
葉子「そっ、残念」
「じゃあ、ご挨拶だけ」と仏壇に手を合わせる地居。写真は白衣白髪の父親と、母親、少年の写真
葉子「そういえばもうすぐ、命日だわ」
地居「こんどじっくりパソコン教室開きますね」
※カレンダーの日付は11月18日。「SPEC公式解体新書」には当麻一家が飛行機事故で死んだのは2003年9月11日とあるので、もうすぐ命日、という記載はドラマと矛盾する。
【中塚翠涛記念病院】
瀬文の前に二人の看護婦
二人の看護婦(男の声)「瀬文、ここで見てろ」病室を指差す。
エグザイルのナオト(グレーのスーツ)と黒いスーツの4人の男が病室に入ってくる。
瀬文「エグザイルもどきかよ」
看護婦「一番前は、エグザイルのナオトだよ」
瀬文「えっ?本物?」
酸素マスクをつけて意識不明の少年。
ナオトとエグザイルもどき、チューチュトレインに合わせて踊る。
瀬文「なめてんのか俺を」
「カーッ」とナオトがかけ声をかけると、意識不明だった少年が目を覚ます
看護婦「あんたも経験したろ?」
瀬文「俺が出会ったヒーラーは女だった。ほかにもいるのか」
看護婦「あの女はただのメッセンジャードールだ。お前の腕を直したのはこの5人だ」
瀬文にCD(EXILE CATCHY BEST)を渡して去るナオト
看護婦「ヒーラーがほしければ、公安の中にいる津田助広の身柄を引き渡せ」
瀬文「俺に警察を裏切れというのか」
看護婦「何言ってんだ。津田助広は違法な存在だよ。本来は警察に逮捕してもらって罪を償ってもらいたいが、そっちの権力は自分たちの罪を償うつもりがない。君はその不正を正すだけだよ」
津田に関する資料の入ったコインロッカーの鍵を渡そうとする看護婦。その瞬間看護婦が元に戻る。あわてて逃げる看護婦。鍵を投げて渡す。
コインロッカーの中には、サングラスを掛けた津田の写真と、USBメモリーが入っていた。
【診療所】
医師「防弾チョッキを着ていたから、何とか致命傷に至らなかったものの、大怪我であることは間違いないですから、気をつけてください」
津田「いつもすまんね」
医師「狙われてるんでしょ?いっそ顔と声を変えますか?」ケイゾクの朝倉かよ!
津田「ヤダねえ。この顔結構モテるんだから」
医師「あ、先週のマイケルジャクソンのチケット、ありがとうございました」
津田「しー、絶対しゃべんなよ。ばれたら世界中で大騒ぎになっちまうから」
ムーンウォークの真似をする津田
医師「マイコー!」津田「アウ!」
【警察病院】
銀ダコの袋を枕元に置く瀬文
(回想)SITの訓練。階段昇降の訓練で、へとへとになった志村を「志村 ゴー」と励ます瀬文
瀬文が去ったのち、やってくる美鈴
銀ダコの袋を見て、美鈴「またか」と袋に触れる。
サイコメトリー
・銀ダコを志村に渡して志村をはげます瀬文のビジョン。
・志村に撃たれそうになる瀬文のビジョン
美鈴「ほんとだったんだ。瀬文さん…」
【未詳(深夜)】
津田に関するUSBメモリーを調べる瀬文
アグレッサー、零課、中野学校、津田助広というキーワードが出てくる。
書籍「中野学校の真実」にたどり着く
著者 渡辺 麻由人←元警察官 警視庁公安部零課出身?
【当麻の家(当麻書道教室)】
にのまえとのやり取りを思い出す当麻。(顔面というか眼面ドアップに耐えられる戸田恵梨香の肌、すごい)
未詳から電話
野々村「ああ、当麻君、今日はお休み?」
当麻「お休みします。有休です」
野々村「有休残ってないよ」
当麻「じゃあ病休です。例えば生理休暇です」さすが公務員
野々村「例えばって…」その突っ込みは正しい
野々村「あの、瀬文君も来ていないんだけど、何か知ってる?」
瀬文「いえ、どうかしました?」
いや、荷物が片付けられていてね… 机の上に辞表
【路地】
渡辺麻由人に近づく瀬文
瀬文「渡辺麻由人だな」
渡辺「瀬文…さん?」
瀬文「津田助広の場所を教えてくれ」
渡辺「誰ですかそれ」
瀬文「津田がお前を殺そうとしてるんだ」
渡辺「え、マジですか」
渡辺を殴る瀬文
瀬文「知ってんじゃねえかよ」
渡辺「タカトシかよ。真面目な顔して誘導尋問しないでくだ…」
また渡辺を殴る瀬文
瀬文「権力なめんな。そいつがどこにいるか教えろ」
渡辺「いくら瀬文さんの頼みでも、無理です」
瀬文「時間がないんだ。教えろ。でないと殺す」銃を向ける瀬文。瀬文「津田はどこにいる。本気で撃つぞ」
渡辺「話しますから。零課って知ってます?公安の、特務犯です。政府の中でも一部の人間しか知らない、秘密の組織。津田さんは、そこの指揮官で、つい最近、撃たれたんです」
瀬文「誰に」
渡辺「知ってるでしょ。冷泉を奪還しに来た奴らです。その特務犯は、数十年も前から水面下で、ずっと活動してたんです。サブコード対策でね」
瀬文「サブコード?いったいなんだそれは?何かの組織か?」
渡辺「瀬文さん。これ以上は触らない方がいい。組織とか、そんな半端な物じゃないんだ」
瀬文「いいから教えろ。津田の居場所はどこだ」
渡辺「それは…分かりません」
また渡辺を殴る瀬文
瀬文「そこのボイラー室に入るか。蒸し焼きもオツなもんだぞ」
【赤い部屋(零課??)】
部下「フリーライターの渡辺と、未詳の瀬文が接触しました」
点滴を受けている津田。
津田「あそう。じゃあ、処分」
だるまがたくさん置いてあり、だるまにはそれぞれ名前が書いてある。処分したと思われる人物に×印がついている。
だるまに「瀬文焚流」と部下が名前を書いてだるまを置く。
部下「では、事故に見せかけて、渡辺と瀬文を殺します」
瀬文の隣に「渡辺麻由人」と書いただるまを置く部下。その後ろに「植田博樹」と書いただるま。植田の名前には×が付いている。
部下「未詳は」
津田「う〜ん、なくていいんじゃない?逆に、痕跡ごと」
巨大な「未詳」と書いただるまを置く部下。その隣には、「海野亮太」と書いただるま。海野の名前にも×が付いている。
部下「はっ」
【ボイラー室】
捜査一課の3人がやってくる
渡辺麻由人が殺されている
渡辺の手帳には瀬文に関する記述が多くある。
鹿浜「瀬文といろいろもめてたようだな」
馬場「瀬文、重要参考人として指名手配だ」
猪俣、鹿浜「はい」
【瀬文が隠れている部屋】
渡辺の死を携帯のニュースで知る。
電話がかかってくる。名前は「餃子女」
瀬文「なんだ今俺は有休中だ」
道を歩いている当麻「あたしだって生理休暇中だよ」
瀬文「だったら何だ。休みに掛けてくるな」
当麻「瀬文さん、疑われてますよ」
当麻が持っている無線機から、「赤羽の病院で目撃…」
瀬文「俺はやってねえ」
当麻「分かってますよ、んなこと。でもいろんな証拠ねつ造されて、やられるかもしれません」
瀬文「覚悟の上だ。『命捨てます』これが俺たちSITの誓いの言葉だ」
当麻「命なめんな。何がSITだいつまでも」
瀬文「何だと」
当麻「あんたは未詳の人間じゃねえのかよ。だったらあんたを心配しているあたしたちは何なんだよ。
瀬文「……」
当麻「……私は、瀬文さんのこと仲間だと思ってます。仲はまあ、全く良くなかったけど、絆はあったと、私はだいぶ思ってます。さりげなく、何度も命を救ってもらった…そのことも私、ちゃんと分かってます。だから一人で、勝手にどんどんで行かないでくださいよ。私や係長を、時には頼ってください。てか聞いてます?切れてる。切ったな」
当麻の携帯に着信。名前は「筋肉馬鹿」
当麻「瀬文」
当麻・瀬文「電話切るな」
当麻・瀬文「切ってねえし」
瀬文「お前、あれだな。すんげえ性格悪いし相当ブスだし全身ニンニク臭えし」
当麻「何だとこの野郎」
瀬文「その割にはお前と出会えてよかった、とたまに一瞬まれに思う」
当麻「…」
瀬文「何かあったらかならず連絡する。だからお前はお前の事件を追え。お前こそ何かあったら連絡しろ。すぐ駆けつける」
当麻「はい」
東京スカイツリーが当麻の背後に
【にのまえのいえ】
当麻がやってくる 鍵はかかってない
家に入ると空っぽ
「証拠隠滅のつもりかあの野郎」
隅から隅まで探し、洗面器のうらから歯ブラシを見つける
【にのまえの学校】
担任「にのまえ君はうちのクラスの生徒ですが、昨日から連絡が取れなくて」
当麻「半顔」
担任「写真に写りたがらないんです。修学旅行や学園祭などの学校行事もほとんど欠席で」
当麻「ほかに変なところとかありませんでしたか。例えば成績は」
担任「筆記試験の結果はとてもいいです。でも授業で当てても何も答えません」
当麻「絶対時を止めてカンニングだ。うらやま。お母さんのお仕事先とか分かります?」
【母の職場「山本ビルクリーニング」】
社長「にのまえさんは元看護士さんだったらしいですよ。未婚の母で、まあ良くある医者との関係だったのかな、ウフフフフ…」
当麻「引っ越したらしいんですけど、何か連絡ありませんでしたか」
社長「いや、まったく。それでねぇ…」
当麻「手がかりがあったら連絡下さい。ガチでやばいんで」
【にのまえの引っ越し先】
にのまえ「ごめんね、母さん」
二三「いったい何が起こってるの?教えて」
にのまえ「大丈夫。母さんは僕が守る。金もある」
にのまえのかばんから札束がいくつもこぼれる。
にのまえの後ろに茶色のコートを来た男が立っている。
二三「あなた、何なの?」
二三にコートの男が触れる。倒れる二三
にのまえ「記憶を書き換えてくれるなんて便利だね。お前。さっ、仕事に行くか。あ、もう帰っていいよ」
札束を2束男の足下に落とすにのまえ
【未詳】
掃除しながらレレレのおじさんの真似をする野々村
野々村「おでかけですか、レレレのレ〜」
当麻が上がってくる
当麻「瀬文さんのパソコンどこっすか」
野々村「ないね。押収されちゃった」
当麻「押収?」
野々村「君のも、僕のもだよ。いろいろ資料ももってかれちゃった」
当麻「誰に」
野々村「上のほう〜だよ。未詳もお取り潰しだそうだ。僕もクビ」
当麻「えっ」
野々村「まあね。定年の後も10年間、刑事続けられてよかったよ」
当麻「なにたそがれてるんですか」
野々村「たそがれですか、ソソソのソ〜」
当麻「係長!」
野々村「公務員には守秘義務ってのがある。だから僕もずっと黙ってたけどね。もう公務員じゃなくなったから、しゃべっちゃおう」野々村さーん、公務員の守秘義務は退職した後も課されまっせー!
野々村「雅、男野々村の無作法を許せ」
天井の雅の写真をはがすと、下から別の写真(醍醐雅=永田杏奈?)が出てくる。そこにメモリカードが貼ってある。
野々村「昔弐係でいっしょに働いた東大出身の女刑事がいてね、いまや結構えらくなっちゃってんだけど、この前こそっと、資料くれたんだ」柴田キターー!
当麻「何の資料っすか?
野々村「ありゃ?パソコンないね?」
キャリーから何台もかばんからパソコンを出す当麻
野々村「我々未詳の裏の組織、いやむしろ、我々の方がただの囮だな。この資料によると、特殊能力対策特務犯/警視庁公安部公安零課、通称Aggressor、陸軍中野学校に由来するといわれている、秘密警察の中の秘密警察だ」
当麻「この21世紀にそんなものが。どこにあんすか」
柴田が残した資料なので、ちょっと拾ってみる。

概要:大日本帝国陸軍のスパイ養成組織、陸軍中の学校に端を発する、秘密警察。公安の中の公安。その構成員、及び業務実態は基本表沙汰にはなっておらず不明であったが、1945年8月15日、日本の敗戦をもって閉鎖された陸軍中野学校(通称号東部第33部隊)がその後も秘密警察としての機能を持ち続け、その各種遊撃、潜入、工作活動などを学習した卒業生藤田最古が元校長の山本拓海枝一派と枝分かれして組織したチームが仲間内でAggressorと呼ばれ始めたと言われる。当初は純粋なスパイ活動がメインであったが、後にそれが情報機関として組織され、1911年1月、熊本において御船千鶴子が透視能力を持つものとして有名になった頃と同じくして、特殊能力を持つ人間に対する国内特務犯として

【国会の近く】
国会議事堂の方を見ている瀬文
赤い車がやってくる。
女(男の声)「乗れ」
【車の中】
女「条件はクリアできそうか」
瀬文「津田の居場所は、あそこだ。だが厳重な警備の中にいる。外部の人間が入るのは不可能だ」
女「心配ない。対策は用意した」
瀬文「対策?」
にのまえ「僕のことだよ。瀬文さん」後部座席に現れたにのまえ。
瀬文「誰だ」
にのまえ「一十一。当麻さんに狙われている犯罪者って言えば分かりやすいかな」
瀬文「お前が、にのまえ?」
にのまえ「僕は何度かあなたに会ったことがあるよ。津田の居場所まで案内してよ」何度かあったことがある…少なくとも2回、志村が自分の撃った弾で撃たれた時と、脇に殺されそうになった時。
瀬文「場所は教えるが、あの警備を突破するのは無理だ」
にのまえ「それじゃあ津田を引き渡すことにならないじゃない。志村さんが死んでもいいの?」
瀬文「…」
にのまえ「大丈夫。僕に任せて」
瀬文「本当に、志村は助かるんだろうな。でなければ、警察を裏切る意味がない」
にのまえ「大げさだなあ。津田ってやつは人殺しだよ。何の問題があるの。僕たちの存在を隠すためなら誰でも殺すんだ。警察の名を借りた殺人マニアだよ」
瀬文「拉致した後、殺すのか?」
にのまえ「気になる?やめる?」
瀬文「俺に取って大事なのは、志村の命が助かるかどうか。それだけだ」
にのまえ「それは大丈夫。約束する」
【未詳】
当麻「そんな違法な組織が許されるんすか」
野々村「法治国家としては違法だが、この国の治安を守るという意味では必要だ、私はそう思い込もうとした。犯罪一つとっても、法律は特殊能力者には対応しきれないからね。そうして、新しい人種差別が起こる。ことによると革命になる。戦争にもなる。だから私は、このパンドラの箱を開けてはならないと信じていた。しかし時代は変わる。」
・未詳が取り潰しになったので、予定表がきれいに消されている。
「人間の進化がもし本当なら、真実を覆い隠すことは許されない。だが見ての通り私は老人だ。パンドラの箱を開ける力はもうない。だから君たちに来てもらったんだ」
当麻「係長が?」
野々村「ああ。私が君たち二人をここに呼んだんだ」
【車の中】
瀬文「どうするつもりだ。警備員も監視カメラも半端ねえぞ」
警備員「すいません、ちょっと、ここに車止めないで。ああ?」
にのまえ「簡単だって」
時間をとめるにのまえ。
にのまえ「瀬文さん」瀬文も動かす。
瀬文「どういうことだ」
にのまえ「行くよ」
ドアを開ける瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
気づかれずに国会に入るにのまえと瀬文
にのまえ「警備員なんて僕の前じゃただの間抜けな人形なんだよ。それがどんだけえらい人間だって同じ」
ドアを開ける瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
ロックを解除する瀬文。林実の回では鍵を開けるために時間停止を解除したはずだが?
【津田の部屋】
瀬文がドアを開けようとすると、落ちた寿司を拾おうとした零課の人間にドアがぶつかる。
津田が投げた寿司(イクラ)が、宙に浮かんでいる。
だるまに×印がついている。にのまえ「こいつらが殺してきた人間たちの名前だよ」
「御船千鶴子」「桂小次郎」「古戸久子」「海野亮太」「冷泉俊明」
「伊駒舞」「内田久美子」「乙部??」
海野の隣に瀬文のだるまがあるが、まだ×印はついていない。
冷泉のだるまの前で手を合わせる瀬文
にのまえ「ふざけてるよね。こいつらに取って人間の命はだるま並みってことだ」
にのまえ「ねえ?ちょっとそこらへん掃除してく?」
と、時間停止を解除するにのまえ
にのまえ「こんにちは」
一斉ににのまえに発砲する二人の警官。津田は瀬文に発砲し、瀬文は津田に発砲する。
再び時間を停止させるにのまえ
にのまえ「瀬文さん?見てて。自分の撃った弾で死んじゃうよ」
弾の向きを変えるにのまえ。
瀬文「もしかして、お前があの事件の…」
にのまえ「そうだよ。結構マメでしょ。でもこのお陰であんたの命は助かった」
瀬文「俺の命なんてどうでもいい」にのまえに銃を向ける瀬文。「命なめんなこの野郎。よくも志村を」
にのまえ「志村さんはあのとき誰かに操られてたの。だから処分せざるを得なかったの」
瀬文「操られてた?誰にだ?」
にのまえ「僕たちに逆らうヤツら。君たち警察を巻き込んで騒ぎを起こしたかったんじゃない?」
瀬文「だからって志村を撃つ必要ねえだろ!
にのまえ「僕だって!!僕だって好きでやってるわけじゃない」にのまえも犯罪者の割に良心の呵責って物があるのか。この言い方ちょっと気に入った。
津田が瀬文を撃った弾の前に立つにのまえ。
にのまえ「このまま、指を鳴らしたら、楽になれるかな」
弾を払い落とす瀬文。「楽にさせるか」
津田を運び出す瀬文。車で連れ去られていく津田。
何かを瀬文に訴えかけようとする津田。
銃声が二発。
にのまえ「瀬文さんも僕と同じ罪を背負った。でも恥じる必要はないよ」電話する。「約束通りヒーラーを手配してあげて」
にのまえ「志村さんのところへ行ってあげな」
瀬文の前から消えるにのまえ
【未詳】
盗聴して瀬文とにのまえの行動を知る当麻。
無線・男性1「津田さんが消えた」
無線・男性2「ポイントから拉致された模様」
無線・男性1「瀬文とにのまえが一瞬見えたと目撃証言あり」
無線・男性2「瀬文とにのまえだと?」
無線・男性1「まて、盗聴されてる。回線を切り替える」
当麻「にのまえと瀬文さんが」
野々村「何が起こってるんだ」
当麻「取引したんだ。瀬文さんは志村さんのところに」
【警察病院】
瀬文、NAOTOとすれ違う。
NAOTO「もう終わったっぺや」
志村の病室に駆け込んでいく瀬文。美鈴と出会い、「美鈴ちゃん、志村が目を覚ますかもしれない」
瀬文と美鈴が走っていく。
二人の背中から志村の声「先輩」「美鈴」
当麻もやってくる。
志村「申し訳ありません。作戦中気絶してしまいまして」
瀬文「お前、怪我は」
志村「なんのことでありますか、まったくなんともありません」
美鈴「どういうこと」
当麻「瀬文さん」
瀬文「当麻、おれは…どうすれば」
当麻「難しいことを考えるのは辞めて、笑っとくっていうのはどうっすかね」
瀬文「志村、敬礼辞めろ」
志村「はっ、二度とSIT魂を忘れぬよう、全力を尽くします」
瀬文「よし」
志村「命、捨てます」
瀬文「バカ、命捨てるな」
志村「はっ、命令通り、長生きします」
美鈴が志村に駆け寄ろうとすると二人の男が立ちはだかりブブセラを吹く。志村の姿が消える。
外で悲鳴が聞こえる。走っていく瀬文と当麻。
美鈴「ヤダ、ヤダ、ヤダ…」
【病院の庭】
志村が死んでいる。
当麻「許せない…にのまえ」
【会議場】
にのまえ「約束と違うじゃん」
女「いいのよ、約束なんて」(フランス語)
男「子どもが大人の決定に口を出すなっていうことだよ」
にのまえ「カッチーン」


今回、いろいろなことが分かって来た反面、突っ込みどころも多かった。
にのまえやサトリは、おそらく以前から出て来ているように、大メジャーの指示のもとにSPEC HOLDERを集めたりするミッションを行なっていると思われる。しかし、もしかしたらにのまえは本心から大メジャーに従っているというわけでもないようだ。
この大メジャーと公安零課、そして未詳という構図が大きなフレームで、それが「人間の可能性を信じる者と閉ざそうとする者の戦い」なのだろう。一方、志村を操ろうとしたのが誰なのかというのが新たな謎である。
冷泉たちが公安に殺されていたというのがショックだ。津田があれだけ必死で冷泉をかばっていたのは何だったのだろう。津田を治療していた医師が「いっそ顔と声を変えますか?」って言っていたから、もしかして津田の顔をした男が何人もいる、なんて話だったりして。
にのまえの能力が時間を止める能力なら、今回のような現象を起こすとしたら、時間を止めて、止まったままの当麻をビルの屋上まで運んだり、落下する途中で時間を止めて、地面に衝撃なく着地できるようにしなければならないはずだ。
それを、にのまえ一人でできるのかというのが疑問だ。
机の上に瀬文の辞表があったが、ちょうどケイゾクでも第八話で、柴田の辞表が机の上に置いてあった。
そしてケイゾクマニアとしては待望の柴田の消息。といっても「結構えらくなっちゃった」ということしか分からないのだが、警視庁公安零課についての資料を野々村に渡してくれたということは、警視庁の上層部にいるということだろうか。
もう一つ、ケイゾクの雅ちゃんである。野々村が正汽雅の写真をはがした下から出て来た写真が、顔の下半分しか見えなかったものの、あのポーズからして、ケイゾクの雅ちゃんであろう。弁護士バッジと思われるバッジをしていることから、実は弁護士の野々村の妻というのは、ケイゾク/映画で泉ピン子が演じた野々村の妻ではなくて、こちらの雅だったということか。野々村さん、なんという…
最後のシーンでにのまえの右耳の後ろに怪我があり、当麻も同じ場所を押さえていたのが気になる。
今回記憶を操作するSPECを持つ人物が出て来たが、記憶を操作されているのはにのまえの母だけでなくにのまえ自身もではないだろうか。にのまえの記憶によると、にのまえの家族は当麻に皆殺しにされていて、二三は記憶を操作されて十一の母だと思い込まされているということになっている。しかし、ここからは深読みだが、当麻の両親と兄か弟と思われる人物が死んでいることになっているが、実はにのまえと当麻がきょうだいだった、つまり、にのまえも当麻も記憶を操作されているのではないか。
そして予告編。返り血を浴びた野々村、そして口から血を噴き出しているのも野々村のようだ。死なないで、野々村サーン!

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