【SPEC】津田助広の謎(連続ドラマ篇)

(追記)新しい記事を書いた。【SPEC】津田助広の謎〜結〜(ネタバレあり)
いまいち分からない、警視庁公安部公安零課のトップ、津田助広の謎についてまとめてみたい。
ここでは、連続ドラマでの謎についてまとめた。引き続いて、翔&天篇も執筆中
このブログをずっと見ている人に取っては、同じ文章を何度も見させられることになるが、ご容赦願いたい。


【ドラマから分かること】
第7話から公安零課の存在が明らかになる。零課幹部が会話をしているが、声はどちらも津田(椎名桔平)の声。
第8話。診療所のシーンで、前回撃たれて死んだと思われた津田が、防弾チョッキを着ていて生きていたことが明らかになる。その際治療を受けた医師が、「いっそ顔と声を変えますか?」と言うことから、SPECの世界にはそうした技術を持つ医師がいることが分かる。
・同じく第8話、野々村は「昔弐係でいっしょに働いた東大出身の女刑事」から公安零課に関する情報を入手し、当麻に見せる。公安零課は、陸軍中野学校に由来するといわれている、秘密警察の中の秘密警察。
・同じく第8話、瀬文は国会議事堂のなかに公安零課があることを突き止め、にのまえとともに襲撃し、津田を拉致する。拉致された津田は殺される。
第9話、殺された津田と別の津田が瀬文の前に現れ、「津田って言うのは、公安部零課の幹部のいうなればパブリックドメインだ」すなわち、「誰もが津田助広を狙うだろう。だからあの津田は殺されても代わりにこの津田がいるってシステムだ」という。
・同じく第9話、暴走したにのまえが「金太郎飴みたいな津田たち」を一人残らず殺す。
第10話、「歴史を動かして来た秘密結社のトップ」の老人と将棋を指す地居は、老人から「津田君」と呼ばれる。地居の姿が津田の姿と交互に切り替わる。
・同じく第10話、教会での対決シーンで、地居が美鈴に「僕の名前は津田助広です。これからもよろしく」と名乗る
・同じく第10話、当麻と瀬文が地居(自称津田)を倒した教会の外で、餃子を食べながら電話をし、予定通り状況終了です。帰還します」と言ったあと唐突に消える。
【ドラマ以外で明らかになったこと】
・「実は津田って、津田ABCDって何人かいるんですよ。一時、地居もそのうちの一人だったんですね。ところが地居はSPEC HOLDERになった。それで“キミは津田の顔を捨てて、地居として生きていっていいよ”ってことで、もう一度戻されたわけです」(SPEC magazine電子完全版)
・映画「SPEC〜天〜」では、「本家本元の津田が登場」する(オトナファミ2011年11月号)
・「地居の正体は、津田のクローンの一人で、世界征服を狙っていたのだ」(「3分58秒でわかるSPEC」映画公式サイト動画)
少なくともドラマだけを見ると、公安零課の幹部は全て、整形して津田助広の顔になるというふうに取れる。しかし、「3分58秒でわかるSPEC」で、「津田のクローン」といっており、クローン人間とも取れるが、分かりやすくするために「クローン」という言葉を使ったのだと解釈したい。
津田と地居の関係は、ドラマだけで見ても、それ以外の媒体で見ても、矛盾だらけだ。とりあえず、地居が権力を握りたくて「津田助広」を名乗ったということはドラマでも分かるのだが、SPEC magazine電子完全版にある、地居=元津田、というのは、プロデューサーの発言ではあるが矛盾がありすぎる気がする(前に書いたかもしれないが)。SPEC HOLDERに目覚めた地居を、津田の顔を捨てて地居として生かすというのは、いわば虎に翼で、その後の暴走は容易に予想出来たのではないだろうか。それとも、にのまえを作り出し、地居を暴走させて当麻に葬り去らせるところまで、零課の予定通りだったのだろうか?
かなり前に書いた記事なので、カビが生えかかっているが、最近ネタがないので公開。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です