『警視庁いきもの係』最終回、これが『ケイゾク2』でも構わない!?

『警視庁いきもの係』今日最終回であった。
『ケイゾク』を思い出しながら見ていたわけだが、第9話では渡部篤郎さん演じる須藤が「アサクラ」という名前に反応し、『ケイゾク』のサントラの曲『Continuation』が流れるという場面はどう見ても『ケイゾク』のパロディーだったし、最終回では橋本環奈さん演じる薄巡査がリュックの中身を片っ端から取り出すシーンは、『ケイゾク』の柴田を思い出した。「私わかっちゃいました」というセリフも何か聞き覚えがあった。
ラスト2話で、「新興宗教・ギヤマンの鐘」などというのが出てきて、これまでとはぜんぜん違う展開になるのかと思ったら、そうでもなく、犯人が警察官に抱く私怨が動機で、須藤と薄の説得であっさり投降してしまうあたりは、このドラマのゆるさなのかもしれない。
日曜9時のドラマ枠は、廃枠になってしまうが、何かの形でまたいきもの係の面々に会いたいものだ。

【re?】クランクイン?(仮)


なんの作品かは分からなくなったが、楽しみである。
ところで、堤幸彦監督の昨日のブログを見ると、「年内に撮影する新作の準備」中で、「明日(つまり今日)」の戸田恵子さんのライブショーに行きたかったが行けない、と言ったようなことが書いてある。

【IWGP】池袋西口公園再開発【19年秋】

毎日新聞9月6日配信の記事「池袋西口公園 人気ドラマの舞台、再開発で野外劇場に」によると、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の舞台となった、池袋西口公園が再開発され、クラシックのコンサートなどができる野外劇場として整備されるということだ。現在と同様にイベントや憩いのスペースとしても活用するとはいえ、野外劇場が出来、ドラマ放送当時の面影はなくなってしまうだろう。
最近こればっかりだが、ドラマの面影がなくなることは、寂しいことだ。

【ケイゾク初日舞台挨拶】TOHOシネマズ日劇閉館

シネマトゥデイの記事より。
TOHOシネマズ日劇が、2018年2月上旬を持って閉館となるとのことだ。
『ケイゾクなるままに@ココログ シーズン弐』的には、前身の「日劇東宝」時代、『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』の初日舞台挨拶を行った映画館である。
この舞台挨拶、現在のように座席指定などない時代、前日から大勢のファンが詰め寄せ、当初予定されていたニュー東宝シネマ1(後のTOHOシネマズ有楽座。現在は閉館)から箱割りが変更され、徹夜組も含めて1200人が並んだ。その舞台挨拶の模様は、Blu-Ray BOXで見ることができるので、お買い求めください(笑)
それはさておき、また一つ、『ケイゾク』時代の象徴的な物が消えていくのは、寂しい限りである。

【SPEC】津田助広の謎〜結〜(ネタバレあり)

これまで、津田助広について2つの記事を書いて、かなりのアクセス数を頂いている。
【SPEC】津田助広の謎(連続ドラマ篇)
【SPEC】津田助広の謎(翔&天篇)(ネタバレあり)
しかし、アクセス数にもかかわらず、記事の内容には全く満足いっていないのが現実、というか、気合十分で書いた記事よりも多く長く読まれていることにも満足いっていない。
そういうわけで、『SPEC〜結〜』で得られた情報も加えて、リベンジしたい。前の記事と重複になると思うが悪しからず。
最初に動画『SPEC〜first blood〜』に「公安零課」の名前が登場した。あっ、間違えた。ではなく、第8話に「陸軍中野学校」が登場する予定であることが明らかにされた。実際第8話に陸軍中野学校の名前が登場する。公安零課が、陸軍中野学校に由来することは、ドラマを見た人なら周知の事実であろう。
実際に津田と公安零課がドラマに登場するのは、第7話から。はっきりと明確になるのは第9話でのことなのだが、津田助広の姿をした人物が複数存在して、津田が殺されても、別の津田が現れるというシステムである。
また、ドラマでは明確になっていなかったのだが、地居も一時期、津田助広だった時期があり、SPEC HOLDERとして目覚めたために、地居に戻されたという設定になっている。スマートフォン向けに配信されていた『SPEC magazine電子完全版』に記載されていたのだが、現在は配信されていない。
この裏設定、連続ドラマの時点では全然納得行っていなかったのだが、『SPEC〜天〜』で登場した「宗家津田」の存在を考えるとわからないでもないかな、という感じである。
『SPEC〜翔〜』に登場した、神戸明こと「SPECホルダーサイドの津田」は、連続ドラマ『癸の回』のラストに登場した津田と同一人物と思われる。地居と同じようにSPECを持っているが、地居のように元の姿に戻されなかった理由は不明である。
同じく『SPEC〜翔〜』に登場した、市柳賢三も津田の一人。本名は名乗れないが、野々村係長の部下だったこともあるという。『SPEC〜天〜』で明らかにされたところでは、「24代宗家津田助広」で、いままでの津田助広は彼の影武者だったことが分かる(「自分は自分の影武者を全員無駄に死なせてしまった」という台詞がある)。
「宗家」が自ら登場することになったのは、連ドラ第9話【壬の回】でにのまえが「アグレッサー達は全員殺した。金太郎飴みたいな津田たちも一人残らず殺したよ」と言っていることから、彼らが全てにのまえに殺されたためである。
おそらく、神戸の津田と市柳の津田は、マスクをかぶっていたため、連ドラで殺されずに済んだのだろう。そして、神戸の津田は、連ドラ最終回で、地居を当麻に倒させるという公安零課のミッションに従事していたと思われる。つまり、御前会議の側に付いたのは『翔』の時点であると思われる。というのも、御前会議と神戸の津田の面会シーンで、初対面という感じだったからである。
【SPEC】津田助広の謎(翔&天篇)(ネタバレあり)は、「真相は闇の中だ」と結んだわけだが、津田が全滅することが、『SPEC〜結〜』にとって大きな意味を持っていた。
『SPEC〜結〜漸ノ篇〜』の植田プロデューサーのインタビューで、『SPEC〜天〜』で津田助広(の宗家)が死んだことがきっかけの一つとなって、御前会議がシンプルプランに対する態度を変えたことになっている(そんなに津田が重要な存在なら、本編にこの設定は盛り込んでおくべきだったのでは?)。また、『SPEC〜結〜爻ノ篇〜』のQ&Aでは、津田助広は伊勢神宮から始まる「御前様」直属の「影の軍団」の頭領であったという設定も示されており、『SPEC〜天〜』が「起承転結」の「転」である存在理由は、つまるところ津田助広(の宗家)の死にこそあり、『SPEC〜結〜』に話が進む上で、重要な意味を持っていたということになる。