今でも自分は、ケイゾクのDVDをよく見ることがある。
といっても、ストーリーは分かりきっているので、「見たいシーン」がある回かどうかという観点で見ているので、1話から通しで見るなんてことをしている訳ではない。
柴田と真山のからみが好きなので、2人のからみが少ない特別篇は、見る回数が少なくなっていた。
また、前半の小ネタ連発にはうんざりしてしまう。新キャラの遠山金太郎に時間を費やして、主役の柴田真山のシーンが少なくなってしまったのが残念だ。
しかしやはり後半、柴田や真山とのやりとりが増えてくると、これが以外に面白いのだ。伏舟神社で高成美咲(木内晶子)の死体を発見するシーンの「誰も突っ込んでくれなかったらどうしようか思ってました」以降のやり取り、それにいわゆる「裏ケイゾク」に移行し、柴田が記憶を取り戻す一連の流れ。血まみれになる美人女優なんて、滅多に見られるものではないだろう。このシーンだでも、「特別篇」の価値はある。柴田が記憶を取り戻すシーンで、シーズン壱のダイジェストが流れるのも好きだ。
もちろん真山のバンジージャンプという大爆笑シーンも楽しいシーンだ。
SPEC 第1話【甲の回】 小ネタ&突っ込み(ネタバレあり)
【オープニング】
・空撮からターゲットに近づいていく手法。Stand Up!!!あたりから変わってない。
・SITのシリアスな突入シーンに銀だこのさっぱり天つゆねぎダコといった小ネタを仕込んでくるのもいつものパターン。
・超スロー弾丸。使い古された演出だ。
【当麻の初登場シーン】
・中部日本餃子のCBC←中部日本放送
・本を読んでいるシーンから始まるのは柴田と共通
・シュレディンガーの猫についての本
・すぐにピースが1個足りないのに気づく
【テレ朝通り】
(左側)
・科学捜査研究所
・時効管理課
・組織犯罪対策5課/相棒募集中
(右側)
・継続捜査班/広域調査庁/熱海出張中
・公安第五課四係/矢部分室
・刑事部鑑識課/臨場中
・捜査一課強行犯6係/853分室
・捜査一課9係
・失踪人捜査課
・オダギリジョーと麻生久美子っぽいひと
・コーヒーを飲んでる人
・蛍光灯を取り替えている人
・矢部っぽい人
・秋葉原人っぽいひと
・火元責任者 桑田潔(テレ朝プロデューサーの名前)
【公安部公安第五課未詳事件特別対策係】
・エレベーターで未詳へ
・ケイゾクは地下にあったが未詳は上の階にある
(未詳に貼られているポスター)
「怪盗潜伏中」
るぱん ざ さどえもん
留波庵 座 佐渡衛門
…裏番組ネタ(ルパン3世カリオストロの城)
・眉唾プロダクションの気功のビデオでもルパンねた
・野々村がミジンコを飼っている
・地デジテレビ2011年7月24日より使用可になっている
9月予定表
2(木)15:00~ミジンコチェック
3(金)関東UFO矢追会議
8(水)心霊トンネル調査
9(木)15:00~ミジンコチェック
10(金)健康診断
12(日)休み
13(月)ツチノコ調査@奥多摩
16(木)~18(土)野々村係長休み
22(水)備蓄点検
27(月)備品整理
・雅が来ると結婚指輪を外す野々村
・「はりきってどうぞ」はケイゾクでの峯村リエ演じる警官が依頼人を弐係に案内するときの台詞
・五木谷春樹…○木谷?
・脇智宏…「ごくせん」のクマでおなじみ脇智宏と同字(読み方が違う)
・「予言」と言った瞬間に飛びついてくる当麻(ケイゾクで見たような光景)
・ウィキペディアならぬゴキペディア。「冷泉 俊明 生誕 不明 職業 占い師 占いを生業とし、冷泉洞という占いの館の用なものを営んでいる。良く当たるらしい。起業のトップや政治家等、大物が出入りしているらしい。ドレッドヘアーである。
・「命令であれば、万全を期します」「瀬文警部補。明日の、五木谷春樹パーティーにおける…」ときどきかっこいい野々村係長に割り込んで台無しにする当麻
【冷泉の屋敷】
・冷泉の予言の言葉「ラミパスラミパスルルルルル…」ひみつのア(略)
・紙袋から逮捕状を出す瀬文。野々村「ボクのハンコだ」シャチハタ(笑)
・刑事施設(監獄)の瀬文が予言を捨てたゴミ箱、なぜ「お弁当のポパイ」のダンボールが?
【パーティー会場】
・キャリーを引っ張って階段でこける当麻(お約束)
・脇に毒殺されると言ってしまう当麻。言っちゃいかんよ(笑)
・椅子の上にのる瀬文。お行儀悪い。
【テレビ局】
・森永卓郎、このシーンだけ出演
・「ただ、高島彩さんはフジテレビの所属ですので」
【野々村と雅のデートシーン】
・モブの衣装がわざとらしい。
・ケイゾクに出ていた雅は当時16、今は27のはずだが?
・まだ野々村は奥さんと離婚できていない。
・「門限あるし」という雅だが、第3話では…
【未詳】
・糖尿病になった野々村
・「お疲れ山です」「お疲れ山脈」
・先に降りようとする瀬文、あわてて飛び乗る当麻
【CBC】
・「明日も餃子のにおいさせてやる」瀬文を意識し始めている当麻→結局脇に餃子のにおいをさせてやることに
・人の3倍速く動ける餃子店店長
・冷泉の予言「運命の人と再会 餃子をがつがつ食べて吉」
【病院】
・瀬文が近づくと異常を来す志村
【車の中】
・津田が冷泉を利用して何をしようとしているのか?
【挿入カット】
・東京タワーとスカイツリーが同時に映るカット。過去と未来のつながりを感じる。
【パーティー会場】
・野々村「この、ガスグ…ガスクロマティーは」「ガスクロマトグラフィーです」お約束。
・カザフスタンのレアメタルなどという時事ネタ。
・クダ幹事長(字幕では管幹事長…菅ではない)
・幹事長に伝えるんじゃなくて代議士先生に伝えて飲んだふりだけするように伝えるとかできなかったのか?
・脇は自分で酒を飲もうとしたが、もし野々村が飲まなかったらどのタイミングで五木谷を殺そうとしたのか?
・升に映る雅の台詞の字幕が「こっち」となっていたが、「光(こお)っち」(雅が野々村を呼ぶときのあだ名)ではないのか?
・そして、仕事中にも関わらずお代わりを頼む野々村。
・野々村「わたくし、犯人分かっちゃいました」
・「さすがゴリさん」「ゴリさんってなんなの」世代間ギャップねた
【五木谷事務所】
・当麻の奇行に「何だその一連の注意を引く動作は」と突っ込みを入れる瀬文
【書道で謎解き】
・IQ201なのに心臓麻痺の「痺」が書けない。常用漢字じゃないから?ちなみに改訂常用漢字表にも入っていない。そしてひらがなで書く。
・謎が解けたときの台詞「いただきました」…「森田さくら、このヤマいただき!」という決め台詞のドラマがありましたねぇ。
・墨汁ボトルが「当麻紗綾」となまえシールが貼ってあるところからして、学生時代から使っているものだろうか?柴田の地図帳のように。
・謎が解けた後書道の字体が変わる。
・比例代表なのに補欠選挙
【再びパーティー会場】
・脇が来るまで真っ暗な中でわらび餅を食べていた当麻
・「お客の目を別なところに引きつけたりして」とはいえ、野々村が酒を飲むとき、五木谷と脇は野々村の真後ろにいる。誰かが気づく可能性もあるのでは?
・太もも内側に髪の毛より細い注射針を刺せるのか?五木谷が身じろぎしたら針が折れてしまう可能性もあるのでは?
・「やだよなこういう芝居がかったトリック解説」「いちどやってみたかったんですよ」
・「じゃあ、芝居がかった反論をちょっとやってみましょう」
・脇のSPEC…細い注射針の注射器を天井に刺すSPEC(おいおい)
・天井にフェイクの注射器を刺す…脇でもSPECを使ったのにどうやったんだ?
・「今どきタレントや親の七光りで当選した二世議員たちにこの世界を任せてる場合じゃないんですよ」毒を入れる植田P
【病院】
・志村美鈴のSPEC…サイコメトリー?一瞬大森南朋が映ったような?
やっぱり「SPEC」は「Ζケイゾク」だった!?(少しネタバレあり)
「SPEC」第一話。
正直、ここまで「超能力」を前面に出してくるとは思わなかった。
多分、これは大ブーイングなんでしょう。
でも、推理ドラマを見たければ、他にいくらでもあるのだから、これはこれでありだと思う。
今回はスタッフにケイゾクの謎解き部分を作っていた蒔田光治氏が名を連ねていないのだから。
タイトルバックは、ケイゾクを思わせる東京の風景で、並ぶスタッフの名前も懐かしいケイゾクのスタッフが多い。それと同時に新しさも感じる。東京タワーと東京スカイツリーが一つのアングルに入ったアングルがあったように。
当麻と瀬文に、柴田と真山の関係を期待していたケイゾクマニアも多いだろうが、それは100%期待できないだろう。しかし、柴田と真山の関係も、徐々に形成されて6話くらいで完成されたので、違う形の
当麻と瀬文の関係性に期待したい。
それにしても、最初のエントリーでSPECをΖガンダムになぞらえたのは、全く的外れじゃなかったのではないかと。
脇の最後の「進化した我々」というのを「ニュータイプ」と置き換えたら、まるでガンダムじゃないか?
次回は近藤さん(徳井優氏)が登場するようで、捜査一課弐係の様子も少し分かるんじゃないかと思う。楽しみだ。
小ネタもいくつかありましたが、これは録画を見ながら確認しましょうかね。
ケイゾクとはなんだったのか
「ケイゾク」は、
プロデューサーの植田氏が話を組み立て、
企画協力の蒔田氏が突っ込みがいのある筋のトリックを作り、
脚本の西荻氏がキャラクター設定や流れを作り、
演出の堤氏が小ネタを加えた映像を作り、
音楽の見城氏が音響を作り、
中谷氏、渡部氏を初めとした出演者が演技をするなかで、キャラクターの関係性を作り上げていくという、そういう作品だった。
それぞれのチームのバランスによって、「ケイゾク」は成り立っていた。
そして単純に通して話を見るだけでなく、
トリックに突っ込みを入れてみたり、
柴田の表情に着目して見てみたり、
音楽だけに耳を傾けて聞いてみたりと、
いくつもの鑑賞法があった。
こうした部分を、「SPEC」はどれだけ受け継いでいるのだろうか。
「SPEC」では、蒔田氏と見城氏の名前がクレジットにない。
また、出演者もほぼ入れ替わっている。
いよいよ本日22時から。そうした変更点がいい方向に出るのか悪い方に出るのか。
蒔田氏が関わっていないとするとミステリーの部分は少なくなるかもしれない。
ともあれ一話を見てからじゃないと何とも言えないだろう。
あれから11年
いまから11年前、「ケイゾク」というドラマがあった。視聴率こそ(略)映画化されるなど、コアなファン層をつかんだ。
そのコアなファン層の一人?として、小ネタ探しやストーリーの深読みを、いまはなき「ケイゾクなるままに」というサイトでしていた私である。
ケイゾクと他のドラマのリンクネタなどをやって、続けていたものの、ネタはなくなり、サイトは閉鎖。
そうしたら今度、「SPEC」は、ケイゾクの続編的な要素を含むというではありませんか。
主人公も違えば年代も「ケイゾク」の11年後ということで、言ってみれば「機動戦士ガンダム」に対する「機動戦士Ζガンダム」のようなもの。
「ケイゾク風」のドラマではなく、「ケイゾク」に挑戦するドラマには、期待したい。
Ζガンダムが、ガンダムを終わらせようとして、終わらせられなくて、現在まで続くシリーズとなってしまったことは言うまでもないが、ΖケイゾクであるSPECが、ケイゾクの積み残したテーマを消化して、ケイゾクを終わらせられるのか、見守りたい。
ということで、ブログを再開したわけですが、「ケイゾク」とも「SPEC」とも関係ないネタも書いていきます。