ケイゾクとはなんだったのか

「ケイゾク」は、
プロデューサー植田氏が話を組み立て、
企画協力蒔田氏が突っ込みがいのある筋のトリックを作り、
脚本西荻氏がキャラクター設定や流れを作り、
演出氏が小ネタを加えた映像を作り、
音楽見城氏が音響を作り、
中谷氏、渡部氏を初めとした出演者が演技をするなかで、キャラクターの関係性を作り上げていくという、そういう作品だった。
それぞれのチームのバランスによって、「ケイゾク」は成り立っていた。
そして単純に通して話を見るだけでなく、
トリックに突っ込みを入れてみたり、
柴田の表情に着目して見てみたり、
音楽だけに耳を傾けて聞いてみたりと、
いくつもの鑑賞法があった。
こうした部分を、「SPEC」はどれだけ受け継いでいるのだろうか。
「SPEC」では、蒔田氏と見城氏の名前がクレジットにない。
また、出演者もほぼ入れ替わっている。
いよいよ本日22時から。そうした変更点がいい方向に出るのか悪い方に出るのか。
蒔田氏が関わっていないとするとミステリーの部分は少なくなるかもしれない。
ともあれ一話を見てからじゃないと何とも言えないだろう。

あれから11年

いまから11年前、「ケイゾク」というドラマがあった。視聴率こそ(略)映画化されるなど、コアなファン層をつかんだ。
そのコアなファン層の一人?として、小ネタ探しやストーリーの深読みを、いまはなき「ケイゾクなるままに」というサイトでしていた私である。
ケイゾクと他のドラマのリンクネタなどをやって、続けていたものの、ネタはなくなり、サイトは閉鎖。
そうしたら今度、「SPEC」は、ケイゾクの続編的な要素を含むというではありませんか。
主人公も違えば年代も「ケイゾク」の11年後ということで、言ってみれば「機動戦士ガンダム」に対する「機動戦士Ζガンダム」のようなもの。
「ケイゾク風」のドラマではなく、「ケイゾク」に挑戦するドラマには、期待したい。
Ζガンダムが、ガンダムを終わらせようとして、終わらせられなくて、現在まで続くシリーズとなってしまったことは言うまでもないが、ΖケイゾクであるSPECが、ケイゾクの積み残したテーマを消化して、ケイゾクを終わらせられるのか、見守りたい。
ということで、ブログを再開したわけですが、「ケイゾク」とも「SPEC」とも関係ないネタも書いていきます。