本日発売の、『オトナファミ』2013年9号(正汽雅ちゃん…というか「あまちゃん」の若き日の春子こと有村架純さん表紙)で、「いただきSPECバカウマ案内リターンズ」という連載が始まった。
今回は、レギュラーメンバーと新キャラクターの新着写真、ゲーム『SPEC 干』の情報、そしていつもの植Pのベコベコ日誌である。
最初の2つは、新キャラクターに植田Pのコメントが若干入っている程度だが、問題は「ベコベコ日誌」。衝撃の事実が書かれている。
【あまちゃん】潮騒のメモリー
毎度毎度『あまちゃん』の話題ばかりで申し訳ないが、今日の『あまちゃん』。
若き日の天野春子が、鈴鹿ひろ美の影武者として『潮騒のメモリー』を歌っていたことが明らかになった。
水口が、春子の歌について「説得力というか本物感があった」と言っていたり、現在の鈴鹿ひろ美が、「よく覚えていない」と言っていたように、伏線がたくさん貼られていたので、逆にそれはないだろうと思っていたのだが、朝ドラだけにひねった展開はしない。
それにしても、若き日の鈴鹿ひろ美が「音痴」だったという設定は、薬師丸ひろ子さんが演じる役として、いかがなものだろう。
【あまちゃん】北三陸ディストピア
『あまちゃん』第93回。
北三陸市は、北三陸編ではアキがここが好きと感じるような場所として描かれていたのだが、アキとユイが東京に出てくることを模索するあたりから描かれ方が変わってきて、東京に行きたいという10代の女の子の夢を、町おこしと金に目がくらんだ大人が必死に阻止しようとする構図になってきた。
そして、東京編になってからは、北三陸から離れられないユイだけでなく、北三陸に帰省したアキをも縛り付けてしまう、ディストピアのように見えてきた、というのは自分だけの穿った見方だろうか。
…というか、単にディストピアという言葉を使ってみたかっただけなんだが(笑)
「潮騒のメモリーズ再結成に決まってるべ」などと言っているのは、今のアキとユイへの束縛だろう。アキと忠兵衛という、「北三陸を離れて北三陸の良さを感じる」はずの二人が、揃いも揃って現実逃避しているのも、好対照。
ところで、今回の白眉は、そのディストピア?からアキを救い出す東京からの留守番電話だろう。
メッセージは16件あるというのだが…
【あまちゃん】国民投票とAKB48第2回選抜総選挙
「あまちゃん」の第89話に出て来た、国民投票の結果と、AKB48第2回選抜総選挙の結果が、第8位まで一致しているというのを聞いて、検証してみた。
アメ女 AKB48
1位 牧佳子 31488 大島優子 31488
2位 加藤まなみ 30851 前田敦子 30851
3位 相沢みれい 23139 篠田麻里子 23139
4位 古河恭子 20513 板野友美 20513
5位 鈴木浩子 20088 渡辺麻友 20088
6位 倉本裕子 17797 高橋みなみ 17797
7位 山崎恵美 16231 小嶋陽菜 16231
8位 山名まな 15466 柏木由紀 15466
9位 押谷愛美 12650 宮澤佐江 12560 ←
10位 松下絵里名 12168 松井珠理奈 12168
11位 城田なお 12082 松井玲奈 12082
12位 住吉真里 11080 河西智美 11080
13位 岩木さおり 11062 高城亜樹 11062
14位 青山ななみ 9692 峯岸みなみ 9692
15位 内山奈緒美 9468 小野恵令奈 9468
16位 大沢まどか 8836 北原里英 8836
17位 白居るみ 8049 秋元才加 8049
18位 新堂由美子 6921 佐藤亜美菜 6921
19位 篠原めぐみ 6567 指原莉乃 6704 ←
20位 小野寺薫子 5517 仲川遥香 6567 ←
アメ女の国民投票の結果は、まとめサイトから引っ張って来たものをBDで修正した。これを見ると、なんと第9位を除いて、18位までが完全一致。アメ女の19位とAKB48の20位が一致した。
NHKも遊び心なのか、総選挙ということで似たようなものをそのまま持って来たのか分からない。「松下絵里名」と「松井珠理奈」とか、「青山ななみ」と「峯岸みなみ」とか、似たような名前が並んだり……というのは考えすぎか。
ちなみに、20位以下は大幅にAKB48の総選挙の数字とは異なる。GMTでは、遠藤真奈が3311票(26位)、宮下アユミが3026票(29位)、喜屋武エレンが843票(38位)、入間しおりが533票(41位)、天野秋(天野アキ)が485票(42位)。
ちなみに、Blu-Ray BOX特典の「office Heartful 2009-2010 OFFICIAL BOOK」に出ている着到板によると、34位の山崎恵美という子(国民投票前、10位でレギュラー)が、消えている。しかし、劇中の第89話で水口が着到板の名前を入れ替えているシーンでは、リザーブ(21〜30位)に名前がかかっている。他にもこのシーンの名前順はおかしいところがあるのだが。
【あまちゃん】落ち武者じゃなくて影武者だべ(一部更新)
『あまちゃん』東京編に入って、さらにスピードアップしている。
ドラマの展開も、東京でのアキの奮闘、ユイを中心とする北三陸、若き日の春子の物語と、多元的に展開。おまけに、アキは、地下アイドルと大女優の付き人の二足のわらじだ。
そんな『あまちゃん』だが、誰かが誰かの代わりを務める、『あまちゃん』的に言うと、「落ち武者」の場面が多いように思う。
・春子が東京に出たので、代わりに海女として潜ることになった安部ちゃん
・東京に帰るのをやめたアキと春子の代わりに、春子の荷物を持って宮古まで行ってしまった大吉
・ウニが取れないアキに、海のなかでウニを渡してくれた安部ちゃん
・失恋のショックでお座敷列車に乗らないと言ったアキの代わりに呼ばれた、トシちゃん似の男(未遂)
・東京行きが失敗したショックで『5時だべ わんこチャンネル』の出演を休んだ代わりに出演した、原史奈
・アメ横女学園芸能コースのメンバーが休んだ時だけ出番が来る、GMT
・有村架純演じる若き日の春子が歌うシーンで吹き替えで歌っているのは、小泉今日子
・小野寺薫子の代わりにブログを書いていた母のさとみ
番外編として、
・BSでの『あまちゃん』放送の前座をつとめるはずだった『カーネーション』が出演者の不祥事で放送できなくなった代わりに放送される、『純情きらり』
・『アメ女』の曲を歌っていたのは実は、『ベイビーレイズ』
今後も、「落ち武者」が裏テーマになるんだろうか。安部ちゃんが「何度でも訂正する」と言っているぐらいだから(笑)やはり、荒巻太一、鈴鹿ひろ美、天野春子の間で何かあったと言うことは容易に想像できる。とはいえ、「潮騒のメモリー」を天野春子が鈴鹿ひろ美の吹き替えで歌った、というのは、そういう予想をしている人が多いから、違うんだろうな。