【SICK’S】覇乃抄第拾話、厩乃抄の展望【当麻紗綾】

さて、『SICK’S 覇乃抄』も残すところあと1回。【SICK’S】覇乃抄の分かったこと、謎のまとめ(ネタバレ) でまとめたばかりだが、ここまでくるともう、『覇乃抄』で完結する内容なのか、『厩乃抄』に持ち越すのかという問題も出てくる。そう言ったことを含めてまとめきれるかどうかはわからないが、まとめてみる。


【覇乃抄に登場するとされている登場人物で、まだ覇乃抄に登場していない人物】
・来田為右衛門
SPECサーガ黎明編『サトリの恋』で、邑瀬帝法こと新井順子、じゃなかった、新井遵子を倒すのに一役買ったSPECホルダーだが、トクムも星慧との関係は掴んでいない(後述)。つまり、来田為右衛門というSPECホルダーの存在を、トクムが把握していない可能性もある。来田が再度雷を使って邑瀬帝法を倒せるとは思えないのだが、どうなるのだろう。
・元ディーラー狩野
SPECサーガ黎明編『サトリの恋』で、来田為右衛門が新井遵子を倒す時に一緒にいた、それは、来田を星慧に貸したため。だから、『覇乃抄』でも来田とセットで登場すると思われる。
・野々村光太郎
野々村光次郎、弟係長の過去、内閣情報調査室超法規措置実務係、通称「Z印」の班長だった際に「あの事件」と呼ばれる何かがあり、そのために「部下殺しの弟」と呼ばれているようなので、その事件が語られる過程で野々村光太郎、兄係長が過去シーンという形で登場するのであろうか。
【邑瀬帝法のSPEC】
「ダンス・ウィズ・ウルブス」とは「複数の刺客が標的を次々襲う」ということだが、邑瀬帝法のSPECは「虜(とりこ)」。「虜」とは「写真に、被写体の心を取り込み自由に操る」というもので、それを複数の人間に使えば「ダンス・ウィズ・ウルブス」になるということだ。
トクムのデータにあった邑瀬帝法の情報

邑瀬帝法 本名 新井順子
生年月日 自称永遠の28歳
能力 「虜」写真に被写体の心を取り込み、思い通りに操る
危険レベル S
備考 2009年、「星慧」のスペックを狙い戦闘になるが敗れる。心を読むスペックと心を操るスペックホルダー同士のバトルであったが、結果的に「邑瀬帝法」は「雷」によってやられた。
「星慧」に協力者がいたと思われるが詳細は不明。

【ホリック】
・『恕乃抄』での情報は、【SICK’S】「ホリック」とは?(ネタバレ)にまとめた。付け加えると、ホリックが消えたことがアメリカにバレるとまずいことになるということ。
・「SPECサーガ黎明篇『サトリの恋』〜リ〜」では、野々村光太郎、兄係長と近藤弐係長の会話の中で、日本がSPECホルダーを弾圧する方針をとっているのは、「HOLICというアイテムにまつわる事件が原因」で、HOLICは代々総理だけにしか受け継がれない伝達事項。野々村光太郎、兄係長は、内閣情報調査室に勤める野々村光次郎、弟係長に探らせていたが、それがばれ、弟係長はトクムに飛ばされた、とのこと。
・『覇乃抄』でも、キーワードとして何度も出てくるが情報は少ない。Paraviの『覇乃抄』ホームページでは玄野冥府が「HOLICの正体を知る人物」であり、インナープラネッツや某超大国が狙っていることが記載されているが、ドラマ本編では、トクムの人たちがそう推測しているに過ぎない。
【御厨静流の別人格】
繰り返しになるが、SPECに覚醒した時に現れる御厨の別人格は、御厨がSPECに覚醒する前に存在していた。「アサクラ(ここではカタカナで表記する)」という名前の男性で、「脳に巣食っていたテラトーマが成人男性の人格を持っていた」。テラトーマは畸形嚢腫(きけいのうしゅ)、手術で切除して二重人格がなくなったはずが、SPECに目覚めるとともに、アサクラが再生した。
これは、解決されない謎だろうが、この、テラトーマとしてのアサクラが、いつの時点から御厨に巣食っていたのだろう。また、御厨に巣食って以降、アサクラは御厨の別人格としての形態以外の形態を取ることがあったのだろうか。
【捜査一課弐係】
・予告編での野々村係長の「彼こそが敵のスパイだったんだよ」という台詞、「敵」がインナープラネッツだとすると第仇話からするとそれは近藤の部下の加須ということだろうか。
・同じく予告編で、腕を消された近藤係長が、に刺されているシーンがある。これは近藤の部下の備市?
・「活躍すると殺される」という『ケイゾクサーガ』『SPECサーガ』のお約束があるので、近藤係長が殉職するのでは?と危惧している。
【ニノマエイト】
・恕乃抄第壱話に出てきた自衛隊特殊工作隊のSPECホルダーリストでは、年齢、住所及び目撃情報不明、「時を止める能力を持つ者」とされ、SPECのランクは「SS」、情報僅少とされている。
・覇乃抄第七話に出てきたトクムのSPEC HOLDER LISTでは、年齢不明、性別女、SPECの種類とランクの記載はない。
・某超大国大使館では、「超AAAクラス」と呼んでいる。イト「無敵のSPECホルダーを生んだのは、日本ではなく●ごくだという噂を、あんたたちが流してるって聞いたんだけど、違うじゃん」ローズ「あんた、●ごくで●られたくせに何言ってんのよ」イト「あ?なんだとクソビッチが」ニノマエイト本人の認識と、某超大国の認識が違うことが分かる。
・白いニノマエイトについては、全く鍵となる情報が出ていない。
【当麻紗綾】
・当麻紗綾の存在は、厩乃抄に向けた最大の謎になっていくのではないかという気がしている。当麻について野々村光次郎、弟係長は、覇乃抄第七話で、当麻と会ったことがなかったが、「噂では色々聞いている」と言っている。恕乃抄第参話からすると、「大きな歴史はたった 一人の人間の覚悟から始まる」という言葉が当麻のものだとは知らなかったが、御厨が心から尊敬するという女性であることは知っていた模様だ。
・長谷部秘書官も、名前を知っているが、柴田純と合わせて、「一種のサヴァンの二人だ。だがリーダーにはなれん」と言い捨てている。
・未詳がなくなったことと、当麻紗綾が『SICK’S』の時点でどうなっているのかは、関わりがあるのではないか。少なくとも「未詳の当麻」はもういない。
・当麻紗綾の現在が判明すれば、瀬文焚流の現在も判明する?
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さて、どこまでが「第拾話」で出てくるか。インナープラネッツとトクムの戦いが行われるのは確かだろう。野々村係長の「彼こそが敵のスパイだったんだよ」、というセリフ、御厨の「仲間だから隠し事はなしにしましょう」というセリフがある。「敵のスパイ」が誰だか明らかになる?そして、近藤係長が刺される、と言ったところか。野々村光次郎、弟係長の過去について語られる尺はあるだろうか。

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