【ケイゾクから】「SICK'S」ノベライズ刊行記念!堤幸彦監督×植田博樹Pの「SPEC」サーガトークショー開催【SICKS】

HMV&BOOKS SHIBUYAで開催された、「SICK’S」ノベライズ刊行記念!堤幸彦監督×植田博樹Pの「SPEC」サーガトークショーに行ってきた。
この模様は、後ほどParaviにて配信されるそうなので、そちらをご覧いただきたい(なお、それを忘れた私はかなり目立つ動きをしてしまった)。以上!


…そんなわけがなく、メモを取りながら見たので、内容を要約したい。
とはいえ、一部内容の取り違えがあるところや、「流石にこれはネタバレだから伏字にしないとまずかろう」というところがあるので、ご了承願いたい。
なお、司会は『SICK’S』などで「ピーチ医者植田もも子」役を務めた、TBSの宇垣美里アナウンサーである。
堤:それについては脚本の植田さんに
植田:脚本は西荻さんです。
堤:西荻さんているの?
植田:目黒に住んでます
堤:一時期スイスにいたでしょう
植田:電通の方と結婚して
などというやりとりが何度もなんども繰り返されるという、この二人らしいトークショーだった。
それはさておき。
宇垣:木村文乃さん、松田翔太さんの印象は?
植田:毎回キャストの名前をポストイットに書き出して並べてみるのですが、この二人を取り出して、これだなとなった。
堤:『イニシエーション・ラブ』のとき、王子だな、と思った。14年前、作品を作る話があった。●●●さん原作で。それがなくなって、本人も残念がっていた。なんでもできる方。素晴らしい。
植田:木村文乃さんという役者は、以前はピンときていなかった。『イニシエーション・ラブ』のとき、こういう演技ができるのか、となった。
堤:『神の舌を持つ男』はなぜ忘れ去られようとしているのか。
植田:『いら夏』もそうだが、不遇な作品。これだけ低視聴率だと、会社(TBS)も心配してくれる。こんないい会社はない(宇垣アナに)。
堤:ピーチ医者を宇垣アナにするというのは即決した。大体朝の7〜8時ぐらいに準備を始めるのですがその時に「あさチャン」が写っていて画面の半分に写っている宇垣アナを見てこれだ、と思った。
植田:考えている人がいて、名前を出そうとしたら、その前に堤監督に「宇垣アナで」と言われた。
堤:この人は将来的にとんでもない個性を発揮する。
宇垣:『ケイゾク』の弐係、『SPEC』の未詳と警視庁から、特務の内閣情報調査室に変わったのは。
植田:弐係と未詳で警察をやり尽くして、内調はやってみたかった。
堤:内調は闇が深い。今まではどうやって桜田門を描くかということをやってきたが、警視庁はやり尽くした感がある。今回は虎ノ門にある。今のホットスポット。オリンピックで盛り上がる。
植田:『ブラタモリ』っぽい知識です。
堤:その街を歩いてみると土地の勢いがわかる。今一番勢いがあるのは品川。特務は内閣に近いということで虎ノ門。
宇垣:御厨が元からSPECがあるというのを明らかにしたのは?
植田:SPECのとき超能力モノにしたら企画が通らなかったので、ニノマエが出る前までを企画に出した。SICK’Sは見ている人がある程度分かっている段階なので、御厨をSPECホルダーにした。
堤:冷泉さんのスピンオフやりたいですね。
宇垣:会社にニノマエのことが分かった時の反応は?
堤:撮影の最中●●●(役者)のマネージャーからバレた。会社に呼ばれて「2種類台本を作るとはどういうことか」と怒られた。
宇垣:SPECサーガ完結編ということだが、『SICK’S』でシリーズが終わってしまうのですか?
植田:『SICK’S』でSPECサーガは終わります。恕(じょ)、覇(は)、厩(きゅう)として、十、十一、十二と、竜さんが生きている限りはやりたい。
堤:どちらかというとオレですね。
植田:描きたい物語がいっぱいあります。
堤:恕乃抄は、ほとんど人物紹介で終わっていますね。
植田:連ドラでいうと2話くらいの段階です。
宇垣:植田プロデューサーのアイデアと堤監督の命があるかぎり続くということですね。
植田:ケイゾクからして堤監督のアイデアで台本がガラリと変わった。SICK’Sも、西荻さん、堤監督、キャストの力があってのもの。
堤:ケイゾク(の1話)を、お台場でやるということにやって、フジテレビの中で撮影しようとした。まともに申請を出しても通らないので、中谷美紀、渡部篤郎インタビューということにして。それが、●●●さん(テレビプロデューサー)にバレて、「あいつらドラマ撮ってるぞ、何事か」と言われました。
宇垣:ケイゾクが1999年1月8日に始まって、20周年になる。この20年間どうでしたか。
植田:TBSで堤さんが撮るまでは、(TBSのドラマは)ホームドラマとラブストーリーしかなかった。ミステリーがやりたいと思って東宝の蒔田さんに相談したら今のTBSにはミステリーを撮れる監督はいないと、堤監督を紹介された。今のTBSのドラマは堤さんが連れてきたチーム、堤チルドレンで成り立っているので、堤監督には感謝します。
堤:TBSといえば久世光彦さんのドラマがバイブル。樹木希林さんが「ジュリー」というセリフをいうドラマの本を見て、リアルアイテムを現実に使う発想に結びついた。『ケイゾク/映画』の中で「JEANS MATE」の袋が壁に挟まっているシーン(詳しくは映画を見てください)などに使った。ドラマの原点がTBSです。
宇垣:ケイゾクを始めるときに20年続くという構想はあったのですか。
植田:スターウォーズみたいな三部作はカッコいいと思った。それで『ケイゾク/映画』の最後に『ケイゾク/シーズン弐』の予告を入れた。グレート・トンガ・鬼頭とか使って。グレート・トンガ・鬼頭、覇乃抄、厩乃抄にも出てきます。
ここで、ビデオメッセージがあったのだが、誰のメッセージなのかも、どんなメッセージなのかも明らかにすることはできない。
堤:●●●●●●●●●●てる。
植田:●●●に●●●●●●して●●●、●●●を●●●●●。
堤:宇垣さんはキーマンです。
宇垣:(ドラマを見て)なぜ私はこんなに無表情なんだろうと思う。
堤:それでいいんです。(ここで堤監督のセクハラ発言)
宇垣:●●の大きめの●●●●●●が気になります。
堤:『恕乃抄』の最終話で…
植田:どんどん●●●●●●●ます。
宇垣:●●が●●●●●●になっていく。
堤:●●●●が●●●ただ●●●●●●●●●。
宇垣:撮影はいかがですか。
堤:辛い現場。それに勝る楽しさがある。
植田:監督が芝居をつけるたびに笑顔になる現場。どうやってSPECを映像化するかが、パズルのようなもの
堤:今の日本で起こっていることなども、関わってくる。
植田:『ケイゾク』からのシチュエーションが厩乃抄で決着する。
堤:朝倉とは何か。
堤:『恕乃抄』のテイルスウプ屋に写っている人と『サトリの恋』に出てくる人は同じ人なのか、という話もある。
宇垣:ここで観客の皆さんに質問を。
おーちゃん。:3人のヒロインは、ドラマでの共演はありませんが、設定上、柴田と当麻、当麻と御厨、柴田と御厨が実は会ったことがあるとか、これから会うことはありますか?
堤:鋭い質問です。
植田:そこはご期待ください。柴田がどう動くか、当麻がどう出てくるのか、ご期待ください。
堤:『SICK’S』に出ていたカメオのブローチをして茶色の服を着た人がいたような…
植田:●●●●●●●●●●●…ネタバレです。
宇垣:他に質問は
女性:壮大なテーマを作るのにどれくらい時間がかかっているのですか。
植田:『ケイゾク2』を『ケイゾク』が終わった時から準備していた。あの二人が出ないということになって、なくなった。
堤:(『いら夏』のあとの熱海の温泉旅行の話をするが略します)「渡部さん、『いら夏』の復讐をしましょう」「終わりでいいんじゃない?」というやりとりがあった。
植田:SPECは6年ぐらい準備していて、ニノマエという苗字には興味があったし、Save Meで瀬文というのもいいなと考えていた。
堤:瀬文が当麻を輪廻から救うというのがありましたが、いいアイデアですね。
植田:台本を作る前に堤監督に相談して、監督のアイデアです。

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