【ケイゾク】第十話 映像で表現されていることは真実ではない【勝手に補完】

『ケイゾク』について、映像で説明されていない視点で、あるいは勝手に補完をして見ようと思う。
今回は、少し順番が前後するのだが、第十話『二つの眼球』についてである。


この回については、柴田が刺されたときの映像表現について書きたい。
柴田が朝倉にメールを送った後、弐係の戸棚の陰に男の姿が見える。朝倉が「kameo」名義で柴田から来たメールを見て「死ね」と言うと、柴田の背後で真山らしき男の声で「死ね」と聞こえるのだ。
柴田は「何じゃこりゃ」と言って手にべったり付いた血を見て、においを嗅いでいるうちに倒れる。意識を失う直前、真山らしき男の人影を見るのだ。
いちおう、ドラマ的な結論としては、谷口が真山を刺しに行く前に、弐係に行って柴田を刺したということになっている。
そうだとすると、上記の真山らしき男の表現というのは、フェイクだということになる。
ミスリードのためとはいえ、フェイク映像を使われてしまうと、何も信用できなくなってしまう。
それを考えると、壺坂がSWEEPに襲撃されたが、特別篇であれもプラスチック弾だったということになってしまう。車に穴が空きまくっていた。あの車は、段ボールかなにかでできていたのか(笑)
やはりこれも、フェイク映像だろうか。
この回は、朝倉の本格的な幻覚攻撃が始まる回でもあり、時間の巻き戻りまで起こってしまうので、朝倉が能力を使いすぎたことで森羅万象に影響を及ぼしてしまい、時間の流れや物理現象にまで影響を及ぼしてしまったと、勝手に解釈しておこう。
さて、その幻覚攻撃である。
・真山が朝倉を撃とうとするときに、朝倉の前に立ちはだかったり、真山を誘惑したり、「殺せ」と言ったりする真山沙織
・朝倉の代わりに沙織の背後から顔を出す少年
・全身真っ赤のお婆さん
・テレビ(と、テレビの中の真山沙織)
・赤い羊
・中学生の朝倉を撃ったときの(偽の)回想
・(偽の)壺坂による真山の取り調べ
何かの象徴ではあるが、散々解釈されたところで、私なんぞの解釈が及ぶところではない。というか、お手上げである
さて、この回は息をつく間もない展開で、オンエアのときは、CMが入るたびにため息をついてしまったのを覚えている。
DVDやBlu-Rayでは、当然CMがないわけで、再放送のときではあるが、CMがどんなタイミングで入ったのか記録しておく。
○1回目のCM
早乙女「余計なマネはするな」
朝倉「すいません、朝倉さん」
早乙女、アイスピックで朝倉の額をコツン。
【CM】
路肩に止まる彩の車
彩「取りあえずあんたはこの地下鉄に乗って警視庁に帰り」
○2回目のCM
柴田、刺されたのに気づき、
「何じゃこりゃ」と言い、倒れる。
その際、人影を見る。
柴田の体から出た血が、広がっていく。
【CM】
車の中で野々村と近藤、谷口を待っている。
野々村「超腹ヘリニコフ」
近藤「どこまで買いに行ったんでしょうかねしろたけし」
○3回目のCM
彩、柴田が倒れているのに気づき、
彩「あの、救急車お願いします」(「マヤマ」の血文字を発見し)
消防署「もしもし、場所は」
彩「け、警視庁」
【CM】
よろよろと走って行く真山
ストレッチャーで運ばれて行く柴田
特に、2回目と3回目のCMのタイミングは言い方は悪いが、凶悪的である。柴田が刺されてどうなる?というところで、CM明け、ダジャレ合戦には参った。そして、彩が救急車を呼んだところでCMである。このままじゃ柴田は死んでしまうよ!とハラハラしたものである。

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