SPEC 零 小ネタ&突っ込み&放送版とBD/DVD版の違い(中編)

前編の続きで、10月30日に発売された『SPEC 零』のBD/DVDディレクターズカット版について、放送版との違いを検証しつつ、突っ込みを入れてみた。
BD/DVD版で追加された部分は、※をつけたり、※〜※で囲っている。
逆に、カットされた部分は、△をつけたり、△〜△で囲っている。
2時間スペシャルなので、分割する。これはその中編。
【路上】
野々村が当麻をおんぶしている。
当麻「あー、もうダメ、もう死ぬ」
野々村「はいはいはいはい、はい、ダメよ」
助手席のドアを閉めるタクシー運転手。チェッカース無線。車体にチェック柄の帯。
当麻「あー、腹減った」
野々村「はいはいはい…」
運転手「はい、毎度ありがとうございます。チェッカース無線の武内」
車両後部にギターが積んである
野々村「あ〜近場ですが警視庁まで」
武内「ほんと近場っすね」
野々村「ダメですか?」
武内「あ、いや、喜んで」
※野々村「すいません」
※武内「それではメーター入れます」
※野々村「すいません、ああ」
※武内「はい発車しまーす」
※野々村「はい、すいません」

【走行中のタクシー】
武内「オレ昔ね、ちょっとギターやってたんすよ。だからうしろにね…」
当麻「もうダメ〜、死ぬ〜」
野々村「そんな大げさな」
武内「どうしたんすか?」
当麻「一切食事を与えてもらえないんです」
野々村「コレッ!」
武内「それ、ひ…」
時間が止まる
にのまえが歩いてきて、タクシーのドアを開け、当麻を見る。爆弾魔の顔と重なる。
にのまえ、ナイフを取り出す「よくも僕の父さんと母さんを殺したな」ナイフを顔に突きつけ、固まるにのまえ。
△ぼんやりと、炎上する飛行機、父、ミルクをやっている自分、女子高生時代の当麻がフラッシュバックする
※女子高生時代の当麻、ミルクをやっている自分がフラッシュバックする。
にのまえ「父さんと母さんと同じ死の恐怖をた〜っぷり味わってから、死ね」
【路上】
ダンボール箱一杯の接着剤「アローンベータβ」を道路に置くにのまえ
にのまえ「にのまえじゅういちの3分間殺人口座イエーイ、パチパチパチ…」
にのまえ「まずは、ここにあります万能接着剤をハンドルと…へへへ、たっぷり、たっぷり、たっぷり」
にのまえ「よいしょ(武内のアクセルペダルを踏む足をどかして)そして、踏み込んだアクセルペダルを、たっぷり…OK!」
にのまえ「で、ここ大事。当麻紗綾のシートベルトのこのパッチン部分をきっかり固めて(当麻と野々村のシートベルトの着脱部分を固定する)よし、これで完了」
にのまえ「そして、運転手さんに罪はないので降ろしておきましょう」
にのまえ「あとは指でパチン鳴らすだけ。レッツラゴン!(指を鳴らす)」
車が動きだす。
武内「ひどい…あれ?」
【タクシーの中】
野々村「嘘だ…あっ!運転手がいない!」
当麻「ついに狙ってきやがったな(シートベルトを外そうとする)あっ、外れない!」
野々村「えっ。あっぶつかるー!いやあっ」
前の車が車線変更。
野々村「ひいいい〜、うわあっ、うおお〜、ひいっ、ひいっ」
【路上】
タクシーとすれ違った車がひっくり返って道路にみかんがこぼれる。
【タクシーの中】
当麻「係長、遺言するなら今のうちっすよ。※あそこに突っ込んだらお陀仏です※
タンクローリーが目の前に見える。
野々村「ひいい〜っ」
タクシーの床に手をやろうとする当麻「届かねえ」
野々村「何やってんの」
【路上】
にのまえ「死んじゃえ」隣に武内
【タクシーの中】
野々村「雅ちゃーん!」
【路上】
タンクローリーの前に一人の女性が現れる(ナンシー)。
ナンシー「♪恋かな〜YES!恋じゃな〜いYES!」(早見優の「夏色のナンシー」)
【タクシーの中】
野々村「エンジンが切れた!」
当麻、ギターを手に取ってブレーキペダルを踏む
タクシー、ギリギリで止まる。
当麻「うわっ」
野々村「あっ」
※【路上】
ナンシー(英語で)「このクソブタ売春婦(ビッチ)が あんたらしくもない、油断したねえ」
当麻「来るのが遅ぇんだよ、ナンシー」
野々村「えっ、知り合い?」
野々村「どこの人?」
にのまえ、武内を見る。
武内の顔に赤いキリトリセン。

【中部日本餃子のCBC】
餃子を食べまくる当麻とナンシー
※ナンシー「うん、う〜ん!」
野々村「ガシャ」ケータイでナンシーの写真を撮る
当麻「係長食べなくていいんすか?ルービーでもミーノーしますか?」親父ギャグかよ。
野々村「いや、ちょっと遠慮しとくよ。※しかし、本当によくぞ助けてくださったナンシーさん※
※ナンシー「いえ、当麻は私の命の恩人なので」
※野々村「おー、日本語もお上手ですな。ワタシ、イングリッシュ、ティンプンクァンプンデス、タハハッ」
※当麻「ナンシーは日系二世なんすよ」
野々村「ほー」
※ナンシー(英語で)「とにかく、あたしのスペックが役に立ってよかったよ。あんたと電気信号としか会話できないこのぶっこわれた脳みそがタクシーのバッテリーと盛り上がっちゃってさ」
※当麻「電気信号と会話できるSPECか。不思議なSPECがあるもんだよ」
※ナンシー「何言ってんだよ。人間の全ての感情、五感、動き、すべて電気信号の仕事だよ」

当麻「で?」(英語で)「何しに来たんだい。たまたま日本に観光に来た訳じゃないだろ」
ナンシー(英語で)「あんたを救いにきたんだよ。あんたがニノマエって奴に狙われるって予知夢をケイトが見たからさ」(ケイトって誰?と突っ込んじゃいけないんだろうな)
当麻「ニノマエ?」
野々村「オゥ、ニノマエ?」
当麻「係長英語分かるんすか?」
野々村「いや、ここんとこは日本語だと思うけど」
当麻「日本語?」
野々村「ああ。『一(いち)』と書いて二の前、ニノマエっていう名前があるんだよ。インジャパーン!イエイ」
当麻「にのまえ…」
アラータ、CBCに入ってきて「オジサン、コワイヨ!ワタシヲマモッテ!」
親父「はっ?」
アラータ、胸を強調。
当麻「気が散る!シャーッ」割り箸を親父に投げる
親父「グアッ」割り箸が鼻の穴にささる。
※当麻「茹で5、焼き5、ニンニク増量、特急で」
※親父「ガイオ」

ナンシー、当麻に割り箸を渡す。
ナンシー(英語で)「ニノマエっていう少年が石油系のメジャーが何人も抱えているスペックホルダーの中で頭角を現しつつあるって情報が入ってね」
当麻(英語で)「さっきのもニノマエって奴の仕業なの?」
ナンシー(英語で)「間違いないね」
当麻(英語で)「何のスペック?」
ナンシー(英語で)「※信じたくないけど…※時を止めるスペック」
※当麻(英語で)「時を止める?」
※ナンシー(英語で)「その通りなんだ」
【夜景の空撮】
【橋の上】
ナンシー「当麻」
当麻(英語で)「キレイな星空だね」
ナンシー(英語で)「売春宿で私を助けてくれてありがとう」
《ナンシーの回想》
ビデオに録画されるナンシー。両手を鎖につながれている。左腕に「父 ジェファーソン」「母 フミ」と書かれている。
※男の笑い声(英語で)「悪夢の館へようこそ」
※男(英語で)「叫べ!泣け!これから処刑シーンだ!」
※ナンシー(英語で)「やめて!」

男(英語で)「組織の口座から100万ドルもお前の口座に流しといてただですむわけないだろ」
ナンシー(英語で)「バカな!※あたしは知らない。※スペックが暴走したんだ!」
男(英語で)「ショータイムの始まりだ」
ナンシーに刀を突きつける男
ナンシー「No No No…」
赤いキャリーバックが飛んできて、男を直撃
男「Ah!」
黒づくめの男二人が飛び込んでくる。
格闘し、手下の男を叩き伏せる。
スーツ姿の男、拳銃を突きつけ(英語で)「動くな」
※男(英語で)「俺の権利は?」
男、銃で殺される。
当麻「(英語で)あなたには黙秘権があります(日本語で)あ…ってもう黙れないか」
ナンシー(英語で)「誰?」
当麻「トーマ、FBI」
当麻(英語で)「助けにきたよ」ナンシーにコートをかけてやる。
ビデオカメラに発砲する当麻。

※ナンシー(英語で)「あん時、あんたが助けてくれなかったら私どうなってたか」
※当麻(英語で)「あれは仕事だから、別に恩に着る必要ないよ」
※ナンシー(英語で)「違う。あんただけなんだよ。私をひとりの女の子として扱ってくれたのは」

《回想、ナンシーの部屋》
当麻「Happy birthday Nancy!」
ナンシー、「洋服のサカゼン」の服を着ている。
当麻「イエーイ!」星条旗をかたどった誕生日ケーキ
ナンシー(英語で)「ありがとう当麻!大好き!大好き!大好き!大好き!」ケーキが服にべっとり
※当麻(英語で)「ちょっと、痛いって」
※ナンシー(英語で)「ありがとう!ありがとう!」
※当麻(英語で)「ケーキつぶれてるし」

ナンシー(英語で)「ありがとう!ありがとう!愛してる!当麻!」
TVゲームでバスケットボールをするナンシーと当麻。当麻は「京大ジャージ」
※当麻、ゴールを決める「イエーイ!」
ナンシー、SPECを使う「イエーイ!フー!フー!イエーイイエーイ」(英語で)「私の勝ち!」
当麻(英語で)「あ、スペック使ってズルした」
パイ投げのようなことをして盛り上がる当麻とナンシー
お揃いの帽子を被って寝る当麻とナンシー

ナンシー(英語で)「それまで、あたしはいつも一人だった。あんたのスペックさ、いつか聞こうと思ってたけど、何なの」
当麻「私自身にはSPECはないよ」
ナンシー「ウソツケ」
当麻「ほんと。SPECのある人たちに助けてもらうだけ。そういう意味で言うと、『人望』?なんつって」
ナンシー「あんなににのまえに恨まれてよく言うよ!」
当麻「にのまえ…ハァ…ファック!仕組みさえ分かりゃ怖くないんだけどな…って当たり前か」
ナンシー「あたしもいろんなデータ探ってみたけど、誰も知らないみたいなんだよね。いつも一瞬で相手を殺して次の瞬間に消えてる。神かモンスターだね。まっ、私はモンスターだけど」
当麻「よく言うよ。ナンシーみたいにピュアなやつはいない。あたしが男だったら嫁にするね」
ナンシー「お世辞はやめてよ」
当麻「なんで親友にお世辞言う必要あんのさ」
ナンシー「親友?」
当麻「あんたは親友以上、姉妹だよ。You are my sister.(英語で)文句ある?」
ナンシー「うん。(英語で)文句あるっちゃあるけど、何言っていいか判んない」
当麻(英語で)「文句思いついたら、電話ちょうだい。んじゃ、そろそろ行くわ」
ナンシー「OK」
当麻とナンシー、ハイタッチ
ナンシー(英語で)「連絡する。△餃子臭っ△
△当麻(英語で)「あんたもね」
去って行く当麻とナンシー
ナンシー「My sister」
それを見つめていた地居とにのまえ
地居「さあ、ディアブロさんのミッション、片付けちゃいましょ」
にのまえ「ミッション?な〜に、それ」
地居「やだな〜、にのまえさん」地居の電話に電気が走る
にのまえ「それよりさ、まずあのデブに借りを返さなきゃ」
ナンシー「にのまえ」
にのまえ「そうすりゃ、当麻はもっと恐怖を味わうことになるからね」
地居「そうですよ。当麻はこれからじっくりやればいいんです」
にのまえ「てかさ、僕はまずアニメイト池袋本店のけいおんDVD5※巻目発売記念じゃんけん大会に行かなきゃならないんだよね。何てったって声優の豊崎愛生さんがスペシャルゲストなんだから。待ってろよ〜唯〜※
※タバコに火をつけるナンシー
※地居「にのまえさん、にのまえさーん!」
※踊り始めるナンシー

【未詳】
捜査資料を見る当麻。「DHS養蜂(YO-HO)店 特製蜂蜜」を飲みながら
当麻「んー、いくら糖分取ってもいまいち頭が働かん…」
当麻「あ、そうだ!こういうときは…」当麻、キョロキョロと見回し…「日本人は書いて整理する」
書道用具を取り出し、墨を擦る。
当麻「いざ」
(当麻「心霊手術とか」)
(野々村「心霊手術っつって」)

当麻「心霊手術」
書道「心霊手術」
当麻「どうやって」
(野々村「気づかれないように※近づき※」)
当麻「近づいたか」
書道「どうやって近づいたか」
当麻「必ず接近戦」
(野々村「ギャラクティカマグナム!」)
書道「必ず接近戦」
当麻「地下駐車場」
(当麻「ホテルの駐車場」)
書道「地下駐車場」
当麻「トイレ」
(当麻「トイレの中」)
書道「トイレ」
書道「公園」
当麻「公園」
当麻、筆を置き、書いたキーワードを見る。
当麻「うーん、分からんぜよ」
文鎮を投げると、金魚の水槽と柿ピーの瓶に入る
当麻、書いた紙を束ねて、両手で破る「くぅぅぅ、でーい!んんん」
当麻「ちっくそー」と天井に向けて破った紙を放り投げる。
当麻「いやまじ!いただきました」
当麻、PCをいじり、現場の監視カメラの映像を見る「まさか…こいつが連続殺人鬼?」
【「池田屋」前路地】
マスタードだらけのホッドドッグを食べているナンシー
ナンシー「辛っ、超辛つ。マスタードだらけ。来たな」(周りの店舗がクリスマスのイルミネーションだらけ)
※にのまえ「びっくりした?てか、それだけ大味(おおあじ)な体してても味分かるんだ。フフフフフッ…ウケる」
※ナンシー「分かるよ。てか辛い方が私は好きなんだけどね(ホッドドッグを食べるナンシー)うまっ、うまっ」

にのまえ、マスタードを持って姿を現す「ふーん」
ナンシー「お前がにのまえ?(ホッドドッグを落としてにのまえの方に近づいて行く)ガキくせえ悪さすると思ったらほんっとにガキだね」
にのまえ「だからってナメてかかると怖いよ。※てか殺すけど※
ナンシー「やれるものならやってみな」
マスタードを落とすにのまえ
ナンシー「♪恋かな〜YES 恋じゃな〜いYES ※愛かな〜YES※
監視カメラや店頭のカメラが動きにのまえをとらえる
ナンシー「♪恋かな〜YES 恋じゃな〜いYES 愛かな〜YES」
照明が点灯する
未詳の当麻のPCがジャミングされ、メッセージが表示される。「I found Ninomae. I’ll record our battle. That the best I Can」(ニノマエを見つけた 戦いを記録する 私のできることはこれだけ「The rest is up to you. Nancy」「後はまかせたよん」
当麻「ナンシー?」
(ナンシー「♪愛かな〜YES 恋かな〜YES 恋じゃな〜いYES 愛かな〜YES」)
当麻のPCにカメラの画像が表示される。25台の映像データを同時にRECしています ナンシーと、にのまえの映像。
当麻「こいつがにのまえ…ナンシー、逃げろ!」
ナンシー「Hello, this is the last call from Nancy」
対峙するナンシーとにのまえ
にのまえが指を鳴らすと、一瞬にしてナンシーの背中から血が噴き出す。
モニターでそれを見ている当麻
ナンシー「あとは任せたよ、my sister.」
カップルが話しながら歩いてくる。にのまえの姿は消える。「また行こうね」「嫌」「また行こうよ」「嫌」「行こうよ」
ナンシーの遺体を発見する。女「キャーッ!」
警察官「どうしました?」
女「何か急に、女の人が!」
男「あれ!消えた…」ナンシーの遺体は消えている。
警察官「何が?」
女「だから、でっかい女の人、ねっ?」
男「でっかいでっかいでっかい」
女「でっかい」
男・女「でっかい」
※警察官「あの!もういっぺん、落ち着いて話してくれる?」
※男・女「でっかい!でっかい!」
※警察官「俺はでっかくねえよ」

タクシーで現場に急行する当麻「釣りはいらねえ」タクシーをおりる。
当麻「池田屋、池田屋、池田屋…ああっ、もう、邪魔」キャリーバッグを置いて走り出す当麻
池田屋の看板が見えてくる、と、時間が止まる。
当麻の手前に、簀巻きにされ血まみれのナンシー。
にのまえ「なかなか頑張ったじゃない※、ビッグポークソーセージ※。まっ僕にはかないっこなかったけどね。」
※ナンシーにマスタードをかけるにのまえ。※指を鳴らす。
当麻、つまづいて転ぶ「うっ、んにゃー」
ナンシーの死体を発見。にのまえのメッセージが添えられている。「ホットドッグ。ぜひ食べてね。(テイクフリー)一十一」
当麻「ナンシー…ナンシー、(泣く当麻)ナンシー!ナンシー!うわぁぁぁぁ、うわぁぁぁあ」
【未詳】
帰ってくる当麻
ナンシーのことを思い出す当麻
(ナンシー「あんたがニノマエって奴に狙われるって予知夢をケイトが見たからさ」)
水を飲む当麻
(ナンシーの部屋ではしゃぐ当麻とナンシー)
(当麻「にのまえ!ファック!仕組みさえ分かりゃ怖くないんだけどな」)
(ナンシー「連絡する」)
(ナンシー「You reek of gyoza」)
(ナンシー「This is the last call from Nancy.」)
(当麻「にのまえ!仕組みさえ分かりゃ怖くないんだけどな」)
モニター、倒れるナンシー。
当麻「私のために…にのまえにトラップを仕掛けたんだ。自分の命を犠牲にして」
野々村「当麻君、おなか減ったろ。食べる?叙々苑の焼き肉弁当」
二人で弁当を食べる。泣きながら食べる当麻、お茶を飲み、「にのまえ、ぶっ殺す」
※【ディアブロの部屋】
PCで何かのレートを見ているディアブロ
そこに手下が入ってくる
高岡「ボス!」
ディアブロ「どうした?」
高岡「またメンバーがやられました。同じ手口です!」
ディアブロ「声がでかいんだよ」
写真を見せる高岡。
ディアブロ「にのまえは何をやってるんだ?」
齋藤祐佳男(という役名なんだ)「連絡が取れません」
ディアブロ「何だと?」
高岡「バックレたのかも」
ディアブロ「監視でつけたあのでくのぼうはどうした」
齋藤「にのまえに張り付けてます」
ディアブロ「お前そのでくのぼうにも連絡を取ったんだろうな」
齋藤「あ…」
齋藤を銃殺するディアブロ
ディアブロ「ドアホ」

【ゲームセンター】
クレーンゲームで遊んでいる男女
※女「としやん、もう一個」
※男「うん」

けいおん!のフィギュアをゲットする男(演:酒井敏也氏。ケイゾク/映画では喜多一尋役で出演)
女「すごーい!落ちろ、落ちろ。よし、やったー!」
女「※よいしょ、※もう一回。としや、もう一個」
それを見ているにのまえ
男「いいよ」
女「やったー、じゃあね、次は…」
にのまえ「唯ちゃんいくよ。おっ、来い、来い(平沢唯のフィギュアを捕まえる)あっ、絶対いった…ウッソ!」
地居(電話で)「もしもし」
ディアブロ(電話越しに)「またうちのメンバーが殺されたぞ。何やってる」
地居「一生懸命探してます…が、手掛かりがなくて」
※ディアブロ「簡単だとか言ってたじゃねえか」
※地居「そうなんすよねえ」

ディアブロ「にのまえは?にのまえは今なにやってる?」
地居「あ…今すか?」
ディアブロ「ナウ!ジャストベリーベリーナウ!」
地居「あ、今は、あの…その…リフレッシュ中といいますか…」
電話を変わるにのまえ「何だよいちいちうっせえな。僕はお前らの部下じゃねえし。てか命令すんならやめてもいいんだよ。※あんなはした金、今すぐのしつけてこのでくのぼうに持ってかせるよ※
ディアブロ「いやいや落ち着いて、ねっ、落ち着こう」
にのまえ「まず、僕は両親の敵を取る。仕事はそれからだ。あっ、ギャラは1億ね。あっ、そういえば新しい家はいつくれるの?」
ディアブロ「金も家も、今すぐ用意するよ。美人のお母さんも用意してある」
にのまえ「いい態度だ。立場を考えろ」
ディアブロ「はい」
電話を地居に渡すにのまえ
ディアブロ「おい、早く書き換えろ。やつをこれ以上増長させるな」
地居「はい、すみません」
【にのまえの家】
地居とにのまえがやってくる。
平沢唯のフィギュアを持ってるにのまえ
地居「中には母親役がいます」
にのまえ「あっ、うん」
家に入るにのまえ
※中から一二三が出てくる
にのまえ「どうも」
二三「何ふざけてるの。『どうも』だなんて。またゲームセンター行ってたんじゃないでしょうね?」
フィギュアを後ろ手で隠すにのまえ
※二三「十一!」
※にのまえ「ごめんなさい」

二三「とにかく手洗って、ご飯よ」
地居「記憶はある程度セッティングしてあります」
にのまえ「そもそもどういう由来の人なの?」
ケータイ画面の写真を見せる地居「この男分かります?」
にのまえ「殺されたディアブロの部下の一人だろ…まさか…」
地居「※この男の元奥さんです。※仲のいい夫婦でね。後追い自殺をしようとしてたんで記憶を消したんです。かわいそうですから」
にのまえ「事件になると厄介だからだろ。クソどもが」
※地居「まあ、組織としては厄介っつうことなんでしょうけど、僕は彼女を救いたかった。それは本当です」
台所で料理をしている二三。
野菜を切っている二三の姿に流夏の姿を重ね合わせるにのまえ
※二三「今日はあんたが餃子にしろって言うから餃子にしたのに、遅いんだから」
※にのまえ「へへっ、おっ、うーまそ」餃子をつまむにのまえ
※二三「生でしょ」
※にのまえ「おっ…フフフッ」
※椅子に座るにのまえ
※「グリ グリ ちい」の色紙

【SITの訓練場】
厚木「気をつけ!隊長に敬礼!」
敬礼する一同
敬礼する瀬文。そして志村、柳岡の顔
厚木「直れ!※休め!※
瀬文「(咳払い)この隊の隊長になった瀬文だ。よろしく頼む。本日の訓練は…」
柳岡「本日の訓練メニューは、副隊長である私が設定いたしました。この中にスパイがいるという実戦を想定しての格闘戦です。よろしいでしょうか?」
瀬文「分かった。では役割は…」
柳岡「新入りと新隊長がスパイだ!訓練始め!」
ボコボコにされる志村と瀬文
瀬文「志村!」
柳岡「訓練やめ!整列!」
倒れている瀬文と志村以外の隊員、整列する。
柳岡「実戦でしたら、死んでましたな」
瀬文「んぬおおおーっ!」
あり得ない高さでジャンプする瀬文。
瀬文「うわあああーっ!」柳岡に殴り掛かる
柳岡「うわっ…」
手榴弾を投げる瀬文。
隊員「手榴弾だ!」回避行動をとる隊員たち。
瀬文「ドーン!」
瀬文「裏切り者によってSIT隊は全滅!俺に文句のある奴は今すぐ隊を出て行け。SITは、お互いに命を預ける家族以上の存在だ。裏切り者は絶対に許されない。分かったか!」
隊員たち「はっ!」
柳岡「イターイ、イタイ…」
瀬文、柳岡に「お前はこの隊から出て行け。二度と俺に近づくな」
瀬文、柳岡を殴る。
柳岡「ああっ」
柳岡、咳き込み、すすり泣く。
※【大通り】
青山通り

【agete(アガット)青山本店】
・建物外観
指輪を見ている地居。
店員「彼女様にプレゼントですか?」
地居「はい」
店員「こちらがお流行りのおデザインで御(おん)120万円になりますね」
指輪を見る地居
地居「ちょっと見せてください」
店員「かしこまりました」
指輪を取り出そうとする店員。
地居、店員のこめかみをぐりぐりやって「んんっ。消え〜る、消え〜る、うっ」
店員「…………あの、お代いただきましたよね」
地居「はい、お箱に入れて、お包んで下さい」
店員「お失礼しました」
※指輪を持って行く店員
※きょろきょろ周りを見る地居
【当麻の家】
いびきをかいて爆睡している当麻。書道で「一」と書いてある。
侵入する地居。ストーカー写真を箱に入れる。
地居「お〜、眠っている」
当麻の枕元に近づき※、地居「君が眠りに落ちるこの瞬間をずっと待ってたんだ」※
地居、当麻のこめかみに拳を当てて「くっ…心から、大好きだー!」
近藤「お父さん、お母さん、陽太君は殺された可能性が高いです」
地居「あーいしてるー!」
餃子を食べるナンシー、クリームまみれになったナンシーと当麻、ナンシーと寝る当麻
地居「うう…僕のSPECよ、君に届けーっ!」
大学時代、教室で一人の当麻の隣に地居が現れる。
キャンパスを歩いている当麻の隣に地居が現れる。
※研究室の当麻の隣に地居が現れる。
オープンテラスの当麻の隣に地居が現れる。
※物理のゼミ?(平坂照雄先生)の当麻の隣に地居が現れる
アメフト選手の中に地居が現れる。
地居「ああっ、ああっ」
当麻、目を覚ます。
地居、平坂照雄先生の抱き枕を持って当麻を見ている。
当麻「あっ、どうしてここにいるの?」
地居「ひどいな。今日は俺たちがつき合い始めて四年目の記念日だろ」
当麻「だっけ?」
※地居「レストランだって予約してたのに電話にも出てくれないし」
※当麻「ごめ〜ん、左利き」

地居「さあ、出かけよう」
※当麻「15分待って。着替える、左利き」
※地居「うん」
※……
※当麻「アウト」
※地居「うん」
※地居、抱き枕を抱えたまま出て行く。

【レストラン】
・外観
ウエイター「いらっしゃいませ、ご案内いたします」
・内部、当麻と地居が食事している。
当麻「ムール(とムール貝を両目に当てる」地居「紗綾」当麻「ムール」地居「紗綾」当麻「オマール(オマール海老を頭に当てる)」地居「紗綾」当麻「ムール」地居「紗綾」当麻「オマール」地居「紗綾」当麻「ムール」地居「さ」当麻「ムール オマール」地居「や」当麻「ムール」地居「さ」当麻「ムール」地居「や」
当麻「次にムール貝が来る確率を計算せよ」
※地居、メモを見る「ムール ムール オマール ムール オマール ムール ムール オマール ムール ムール」
地居「んっ、オマール ムール オマール ムール ムール…」
地居、数式をメモしている。
地居「キター!pm=11は√2π分の1∮0からm分の11x分のeのマイナス2分のlogx二乗乗dx。ムール貝が7つ出たのでmに7を代入すると0.6743だから67.4%の確率で次は(指を鳴らして)ムール貝」
当麻、笑う。
地居も笑う。
※当麻「じゃあ次ね」
※地居「えっ」
※当麻「フォーク」地居「フォーク…フォーク」当麻「ナイフ」地居「ナイフ」当麻「ナイフ」地居「ナイフ」当麻「フォーク」地居「フォーク」当麻「ナイフ」地居「ナイフ」当麻「フォーク」地居「フォーク」当麻「フォーク」地居「フォ」

【夜景・観覧車の見える路上】SPEC第5話のシーン
当麻に指輪をはめる地居
当麻「何これ」
地居「広い意味でプロポーズ」
当麻「何それ」
地居「まあ、そんな感じ。本気だけど」
当麻「えっ、何それ」
地居「ループ量子重力理論で本気でノーベル賞取るから、結婚してください」
当麻、地居の後ろにダッシュして行き、後ろから地居に覆いかぶさる。
当麻「ジョワッ」
地居「おおっ」
当麻「フフフフフ…重い?」
地居「うん、指輪の分だけ」
当麻「フフフフ」
地居「当麻紗綾!」
当麻「ハハハハッ」
地居「好きだーっ!」
【志村の家】
志村の家。
美鈴が玄関から入ってくる「あ、瀬文さん」手につばを付けて髪を直す美鈴。
瀬文、顔にガーゼを当てている。
美鈴「どうしたのその顔?※あっ、※お兄ちゃんも?」志村、すき焼きの具を持っている。
瀬文「訓練でやりすぎた。それよりも美鈴ちゃん、お誕生日、おめでとう!」
誕生日ケーキ、「武運長久」「美鈴」と書いている。瀬文それは違うだろ(笑)
美鈴「うわ〜、ありがとうございます」
志村「おい、靴脱げ、靴」
美鈴「あら失念」
(三人、笑う)
すき焼きをよそう志村、瀬文に「先輩、どうぞ」
瀬文「いただきまーす」
志村「美鈴も食え」
美鈴「いただきまーす」
※志村「ビールはやめろ。メシから食え」
※美鈴「…っとにうざいんだから」
※志村「何だと」
※瀬文「まあまあ…うまいぞ、これ。牛だ、牛。和牛だ。国産牛だ」
※志村「国産牛っすか?アハハハハハハッ」
※瀬文「アハハハハハ」
※(三人、笑う)

志村、いびきをかいて寝ている。
志村に毛布をかけてやる美鈴。
美鈴「すごく喜んでました。瀬文さんのお陰でSITに入れたこと。※こんな根性なしの兄ですが、よろしくお願いします※
瀬文「何かしこまってんだ。2人とも俺の身内みたいなもんじゃないか」
美鈴「ヘヘヘ。だよね〜、さすが瀬文」瓶ビールを飲もうとする美鈴。
瀬文「ビールはやめろ」瓶を握る瀬文。
美鈴「ん」
瀬文「未成年がコラ」瓶を奪おうとして、ケーキを潰してしまう。
美鈴「あっ」
瀬文「あっ」
美鈴「あたしのケーキ!あっ!もう」と瀬文にケーキを投げつける。
瀬文「美鈴ちゃんやめろ」と美鈴にケーキを投げつける。
美鈴「ちょっと…あっ、やっ」
瀬文「やめろ、食べ物を粗末にするな」ケーキを投げる美鈴。※ケーキを投げ合う瀬文と美鈴※
※【歩道】
歩いてくる瀬文
待ち構えていた入山
瀬文「入山さん」
入山「瀬文、貴様柳岡に、お前はクビだと言ったそうだな」
瀬文「自分には正当な理由があります」
入山「バカもの!正当な理由もへったくれもあるか。組織のことも考えろ!」
瀬文「……SITは、命をお互いに預ける任務です。規律を乱す者がいれば、仲間の命を危険にさらすことになります!」
入山、瀬文につかみかかって「俺は、お前のためを思って言ってやってるのに!オヤジの言うことが聞かれんとか?」
瀬文「…こればかりは…お断りします」
入山、去ってゆく。

【未詳】
金魚に餌をやっている野々村。
当麻「おぁーす」当麻の服装が変わっている。パープルのスーツに、緑のジャケット、スカーフ
野々村「おっ、機嫌いいね」
当麻「別に」と左手の薬指を見せる。
野々村「エンゲージリング?結婚するの?」
当麻「う〜ん、どうかなぁ」
野々村「フフフフッ」
当麻、自分のPCを開ける。ナンシーの顔、にのまえとの対決シーンが出る。
当麻「この子誰ですか」
野々村「え?」(当麻のPCのディスプレイを見て)「※誰って何言ってんの。※君の友人のナンシーでしょ」(携帯を取り出す)
当麻「ナンシー?※…って、待ち受けにしてるんすか?※
野々村「まさか覚えてないの?」
当麻「この子ですか?」
野々村「FBI時代の友人で…」
頭を押さえる当麻「あー痛たたたー」
※野々村「大丈夫?頭打った?」
※当麻「やー、かもしんないです。すいません。記憶にございません」

野々村「※まあ、無理もないか。※帰国早々いろいろあったから」(当麻のPCのディスプレイに写る、血を噴き出して倒れるナンシー、消える)
当麻「消えた?」
(簀巻きにされたナンシー)
野々村「このデータ、誰が送ってくれたの?」
当麻「分かりません」
野々村「にのまえが自分のSPECを誇示するために送ってきたのか…」
当麻「にのまえ?」
野々村「今の画面に映ってた少年だよ。ニノマエジュウイチ」
当麻、頭を抱えて「あー、思い出せない」
野々村「仕方ないね。じゃ、本来の事件も覚えてないか」
当麻「心霊手術殺人事件のことですか?」
野々村「おっ、それは覚えてるんだ!」
当麻「それなら犯人は分かってるんです」
野々村「えっ?」
当麻「このビデオをポチっとな」
ホテルの車寄せが映る。2009/11/28/17:12 車椅子の少女が現れる。
野々村「おお…あっ、この子の名前分かってるのかね?」
当麻「はい、上野真帆 17歳 ちなみに両親と幼い弟は買い物の途中で交通事故死」
平成21年5月17日 午後3時22分 世田谷区砧1丁目付近 世田谷通り沿い
死亡者 上野彰彦(47) 上野サキ(45) 上野恭志郎(6) 生存者上野真帆(17)
両親と弟の炭化死体
《炎上する当麻の家族の乗った飛行機機内のイメージ》
陽太「助けて、姉ちゃん、わああーっ」

野々村「当麻君?」
当麻「彼女の父親、上野彰彦は内閣情報調査室 CIROの一因ですね。もちろん偽名ですが」
生年月日1960年7月8日 年齢47歳とある。SPEC零は2009年の出来事だし、上野彰彦が死んだのも平成21年=2009年だから、年齢が合わない。
野々村「内閣情報調査室のメンバー?」
当麻「石油系メジャー、ジャズフェラー一族の何かを調べていて、家族ごと事故に見せかけ殺されたんでしょう」
野々村「うーん」
当麻「そして、重傷を負いながら一人だけ生き残った上野真帆はジャズフェラーの幹部を次々殺した。残りはディアブロという最高幹部だけ」
野々村「その娘は、ディアブロを狙うかね」
当麻「と〜うぜん」
※野々村「うーん」
当麻、椅子を後方に滑らす。野々村「おお〜」
当麻「んでどうしますか?この子の戦いは。あたしは断固支持ですけどね。※助っ人に加わりたい気分です※
野々村「うーん、罪を憎んで人を憎まず(当麻の方に近づいてくる野々村)。しかし理由があるとはいえこの子の犯している犯罪を見逃すわけにはいかない。急ぐよ。このまま放っておくとこの子もどんな危険な目に遭うか分からない。だったら、我々警察の手で保護す…いやいや、逮捕すべきじゃないかね」
当麻、椅子を滑らせて自席に戻る「保護って言わはりましたね」
野々村、自席に戻る「へへへ…いい間違いだよ。あくまでね」
当麻・野々村「うんっ」
野々村「よしっ」
当麻、椅子を滑らせてリフトに向かう
野々村「待って、待って、あ、あ、つった、※つった…※
※当麻「行っちきまーす」
※野々村「あ、いや、おい」

(続く)


ここでは、ナンシーのSPECに関する解説がまるまるカットされている。これはドラマの核と言っていい部分じゃなかろうか。
他にはシーンまるごとカットしているのは、ディアブロが地居のことを「でくのぼう」と呼んでいるシーン、瀬文が入山に柳岡をクビにした件で叱責されるシーンぐらいか。
予告にあった、当麻が「記憶にございません」というシーンも、カットされていた。

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