SPEC 零 小ネタ&突っ込み&放送版とBD/DVD版の違い(後編)

前編中編の続きで、10月30日に発売された『SPEC 零』のBD/DVDディレクターズカット版について、放送版との違いを検証しつつ、突っ込みを入れてみた。
BD/DVD版で追加された部分は、※をつけたり、※〜※で囲っている。
逆に、カットされた部分は、△をつけたり、△〜△で囲っている。
2時間スペシャルなので、分割する。これはその後編。
【墓地】
※上野真帆がやってくる。段差に引っかかって墓地に入れない。
※入口に花を供え、※手を合わせる。家族写真を見る。真帆の母、サキは、南野陽子。麻宮…いや何でもない。
【大通り】
ディアブロのリムジンをつけるタクシー。
ディアブロのリムジンの中、ディアブロ「つけられてるな」
タクシーの中、※野々村「うーん、すでに3年分くらいの年間予算を超えちゃったな(タクシーのメーター、80020円)タクシー代だけで」※未詳の予算は年間2万6千円くらいかよ!
※当麻「どんな年間予算なんすか、うち」
野々村「本当に上野真帆は私達の前に現れるんだろうね?」
当麻「あの車はディアブロの車ですからね。追っていれば何か動きがあるはず」
野々村「うーん、でも、バレてるんじゃないかなうちらの尾行」
当麻「それが狙いです」
野々村「え?」
ディアブロ「地下駐車場でまくぞ」
高岡「はい」(無線?でなにか指示を出す)
(次々と景色が変わる)
※野々村「運転手さん、カード大丈夫だよね?」
※運転手「はい」
※野々村「ああ、あっ、それから、領収書分けられる?」

地下駐車場に入るディアブロのリムジン
追いかけるタクシー
【地下駐車場】
地下駐車場を出るディアブロのリムジン
追いかけるタクシー
車を降りていたディアブロと高岡
ディアブロ「うまくまいたな」
高岡「サブコードの会議まで時間がありません。急ぎましょう。※こちらへ※
※ディアブロ「おお、いい仕込みだな、高岡」軽トラックがある。
※高岡「もったいのうございます」
※運転席の方から乗ろうとするディアブロ。
※高岡「運転されるんですか」
※ディアブロ「右ハンドル」そのまま乗り込むディアブロ。
※高岡「あ、すいません」助手席側に回る高岡
※助手席に乗り移るディアブロ

△軽トラックの助手席に乗っているディアブロ△)運転席側に戻って乗り込む高岡
ディアブロ「早く出せ」
高岡「はっ、シートベルトをお願いします」
ディアブロ、なかなかシートベルトが出せない「ああっ…出せほら」
高岡「出発します。行きます…ちょっと」
ディアブロ「何やってんだオラ、出せほら」
動き出していきなり止まる軽トラック。
※ディアブロ「ああっ、何だよおい!高岡!」
※高岡「トルコンじゃないんで」
※ディアブロ「行けほら」
※地下駐車場を出て行く軽トラック

【路上】
ディアブロのリムジンを追いかけるタクシー
△野々村「運転手さん、カード大丈夫だよね?」
△運転手「はい」
△タクシーのメーター、80100円
△野々村「ああ」

タクシー。野々村の隣には人形、当麻「南極二号」が乗っている。
野々村「※何でダッチワイフなんか持ってんだろうな。※…南極二号〜!※フフッ、恐れ入ったか※
高岡「このビルを押さえました」ラブホテルの地下駐車場に入る軽トラック
※高岡「着きました」
軽トラックを降りるディアブロと高岡
ディアブロ「よーし、ヘリを呼べ」
高岡「はっ」
上野真帆、現れ、転ぶ。
真帆「あっ、イッ…イッターイ…」
ディアブロ、真帆に近づいて行き「おい、大丈夫か」
真帆「大丈夫です」ディアブロの心臓に手を突っ込む。
※高岡「どうしました?ボス」
ディアブロ「※ううっ…※お前だったのか」
真帆「父の友人からここに来るはずやと聞いて待っておったわ!おのれディアブロ、お家の敵、晴らさでおくべきか!」
ディアブロ「ううっ、ううっ、ぐぅっ、ううー」
当麻「やめろ」当麻のキャリーバッグが飛んでくる。
ディアブロにぶつかり、真帆とディアブロ、離れる。
ディアブロ「ううっ」
軽トラックの荷台に隠れていた、当麻、現れる。
真帆「んっ」車椅子に戻る。
真帆、車椅子を動かして「なにやつ!」
当麻、側転?して「当麻推算!※って時代劇か※
真帆「邪魔立てしゆうとおまんとて許さんぜよ」
当麻「※上等ぜよ。※ガチでかかってきいや」
真帆、ヨーヨーを取り出して「ならば、参る!」当麻にヨーヨーを投げる
当麻の手にヨーヨーの鎖が巻き付く。「うっ…スケバン刑※事か※
当麻と真帆、ヨーヨーの鎖を引っ張り合う…と、鎖が切れる
当麻「あっ…」
真帆「…!」
当麻「これ以上ほたえな(土佐弁で、騒ぐな、というような意味)上野真帆」
真帆「何ゆえ、わしの名を…」
当麻、ヨーヨーを落として「わしはデカやき、おまんの犯罪を止めに来たがぜよ」
真帆「笑止。マッポは、犯罪者の助太刀をする言うがか?我が一族のためには何もせんちょってからに!」
当麻「…」
真帆「わしは、法律もマッポも信じん。わしがこの手で我が一族の敵をとるきに、止めるんなら、おまんも殺す!※邪魔立てしな!※
当麻「…」
真帆「ほんに…ほんに頼むぜよ」
当麻「…」
高岡「おまんら、邪魔やき」当麻と真帆に発砲する。
※真帆「短筒!」
時間が止まる。
にのまえが現れる。ディアブロのところに歩いて行き、ディアブロの意識だけをにのまえの時間に取り込む。
ディアブロ「あぁ…にのまえさん、あ、体も動かしてくれ」
にのまえ、にやりと笑って「この世界では僕が唯一、絶対のキングだ。僕に命令するな」
ディアブロ「ああ…※ああー…※
にのまえ、弾の一つをディアブロの目の前に配置する。
ディアブロ「ああっ、やめろ、やめてくれ、お願いだ」
にのまえ「ヘヘヘ、ヘヘヘヘヘ…」
ディアブロ「これ、怖い」
※にのまえ、当麻の方へ歩き出す。
※ディアブロ「ああ…」

にのまえ、当麻の意識だけをにのまえの時間に取り込む。
にのまえ、当麻に「久しぶり、てか君は知らないかもしれないけどね」
当麻「誰?」
にのまえ「あっ、顔だけは動くよ」
当麻、左右をきょろきょろ。
にのまえ「君の意識の一部だけを僕の時間の流れに取り込んだ」
当麻「バカな」
にのまえ「世界は一つじゃない。それぞれの意識の数だけ世界はある。意識の一部は他者の意識と重なり、ある一定以上の重なりを人は現実の世界として共同幻想している。この世界の中には違う速度で生きている生物もいーっぱいいるよ。速度が違えば分子の質も量も異なるから目に見える形ではぶつからない。僕はそのルールというか壁を自由に行き来できる。そして意図した部分だけを僕の時間の中に取り込める。※分かるかい?※
当麻「どうやって?」
にのまえ「※うーん、さあねぇ。あえて言うなら、当然できると信じてるからできてるのかもね。※鳥が当然のこととして空を飛ぶように。うん、そういうことかも」
にのまえ、当麻に向かっている弾をつかむ。
にのまえ「たった一つ言えることは、僕は史上最強の人間だということだ」
にのまえ、当麻の眼前に弾を配置する。
にのまえ「ナンシーも進化した人類だった。つまり僕と同じ、選ばれた人間だった」
当麻「ナンシー?」
ナンシーの姿が、当麻の記憶のなかで徐々に蘇ってくる。
にのまえ「さてと、※ごくろうさん(高岡に)。※ディアブロ、あんたを助け、あの子を殺せば、いくらくれる?」
ディアブロ「1億、キャッシュで払う」
にのまえ「1億ドル?まさか1億円じゃないよね?」
ディアブロ「いや、今はまだ円高だから円で持ってた方が得だぞ」(いや、そういう問題じゃないっす)
にのまえ「そっか、じゃあ1億円で」
ディアブロ「ああ…」
にのまえ、真帆の方に歩き出し、ナイフを取り出す。振り返ってディアブロを見ると、弾に息を吹きかけている。
にのまえ、ディアブロにナイフを突きつける
ディアブロ「おお…」
にのまえ「子どもだましが一番嫌いなんだよね。ナイフで死にたい?弾丸で殺されたい?それとも…この接着剤で、まず鼻の穴をふさぎ」
ディアブロ「あ…」
にのまえ「目をふさぎ」
ディアブロ「あ…」
にのまえ「耳をふさぎ」
ディアブロ「あ…」
にのまえ「最後に口の中を固めてみようか?」
ディアブロ「うー」
にのまえ「喉がふさがって少〜しずつ息ができなくなって死んで行くのは苦しいだろうな。うわあ、やだな〜」
ディアブロ「ああっ、すいません。1億ドル、何とかします」
にのまえ「そっ、あまり僕に逆らおうとしてもいいことないよ。次はほんとに殺すからね」
※ディアブロ「はい」
ディアブロの前の弾を除けるにのまえ。
にのまえ「取引は成立した。じゃっ、あの小娘と当麻を殺すか」
ディアブロ「よろしくおねがいしまーす」
にのまえ、真帆に近づき、にのまえの時間に取り込む。
にのまえ「お嬢さん」
真帆、車椅子をにのまえに向けて「おまんら、許さんぜよ」
にのまえ「よく立派に闘ったよ。車椅子の可愛い少女なら誰も警戒しない。それに、倒れたらみんな心配して向こうから近寄ってくる。その瞬間心臓をひとつかみ。
真帆「※イッタイ…※助けて!※どなたか※助けてください!」
※監視カメラの画像 真帆「お願いします!助けて!あーれー!」
入光芳恵「嬢ちゃん、大丈夫?※お嬢ちゃん…※
真帆「じょ!」心臓をつかむ真帆。去って行く真帆
※監視カメラの画像 去って行く真帆
真帆「※ヘルプ…※ヘルプミー…△助けて△
カーレン・ケレシ「Are you OK?」
真帆「じょ!」心臓をつかむ真帆
※監視カメラの画像 去って行く真帆
※真帆「イッタイ…助けて!あ〜れ〜」
極西渡「大丈夫ですか!」
真帆「えん!」心臓をつかむ真帆。極西「うおっ」倒れる極西。※去って行く真帆
※監視カメラの画像 去って行く真帆
真帆「たん!」心臓をつかむ真帆。三丼吉國「うっ…」倒れる。※去って行く真帆
アジム・ハーシル・ミッタル「大丈夫?」真帆「しお!」アジム「ああ〜!」
真帆「じょ!じょ!えん!たん!しお!」※「叙」「々」「苑」「タン」「塩」のテロップ※
※車椅子に乗り、去って行く真帆。監視カメラの画像 去って行く真帆

真帆「成敗!」かわすにのまえ
当麻「やめろ」
真帆「おのれもののけめ!」
にのまえ「恨みのためだけに生きて行く人生は不幸だ。心から笑うことが二度とできないことを僕は知ってる。安らかに眠って。いつか、君の本当の敵は僕が取る」
真帆「…」
当麻「やめろ!」
にのまえ、上野真帆の首を切断。
※首がごろりと転がって、血が噴き出す。放送では首が落ちる音のみ
当麻「何じゃそりゃ…」
タクシーが暴走した時のナンシー「YES!」
当麻「あっ」
ナンシー「Call you later.」
当麻「あっ…※んっ…※」
ナンシー「This is the last call from Nancy.」
当麻「あっ…」
(ナンシーの姿、フラッシュバック)
当麻「ナンシー…」
※にのまえ、当麻を見る。
ナンシーの最期
ナンシー「あとは任せたよ。My sister.」
簀巻き、ホッドドッグにされたナンシー

当麻「あ…あたしの身内をよくも!うああああっ(当麻の体が光に包まれる。当麻に向かっていた弾が弾き飛ばされる)うおおおおおおっ、左手、動けー!」
にのまえ「動くわけない」
当麻「うおおおおっ」当麻の左手が地面から何やら吸い出し始める。
にのまえ「何だ?きもっ(指を鳴らす)」
ディアブロ、消える。
高岡、消える。弾、あらぬところに当たる。
当麻「うおおおおおっ」体が動くようになる。
※真帆の遺体だけが残される。
【霊安室】
首をくっつけられた真帆の遺体
野々村「一部始終がビデオに残っていたよ。ただし、ビデオの故障ということで、捜査一課としては証拠採用はしないそうだ。君(当麻)の証言もお蔵入りだ。ご丁寧にも君の精神鑑定をお薦めされたよ」
※当麻「係長」
※野々村「うん?」
※当麻「この子、殺される前に私に言ったんです」

真帆「マッポは、犯罪者の助太刀をする言うがか?我が一族のためには何もせんちょってからに!※わしは、法律もマッポも信じん。わしがこの手で我が一族の敵をとるきに。邪魔立てしな!※ほんに…ほんに頼むぜよ」
当麻「私達、どうすりゃいいんすかね、ぶっちゃけ」
野々村「私達は刑事だ。現行法にのっとり裁くしかない」
当麻「現行法にのっとり…ね。現行法で私が問題になんなきゃいいんすよね?」
野々村「んん…私達は刑事だ。そのことは忘れるなよ」
当麻「へえへえ」
霊安室から出て行こうとする当麻
野々村「責任はすべて私が取る。刑事としてベストを尽くせ」
当麻「へえへえ」
野々村、出て行く当麻の後ろ姿に敬礼。
※野々村「あっ、一人にしないで、ねえ…あっ、開かねえ。あっ、引くんだ…ねえ」ノベライズではこのあと柴田が登場するんだっけ。
【当麻の部屋】
当麻がベッドからシーツをはぐと、何やら長方形の物体。
※当麻「ジャパニーズユナボマーと呼ばれたあたしをなめんなよ。って誰も呼んでねえけど」
半田ごてをつかって電子回路の組み立てを行う当麻。電極を次々差していく。
葉子がそこに来て「何やってるの?」
当麻「んー、爆弾作ってる」
葉子「アハハ、またそんな冗談を」
当麻「アハハ、マジだけど」
葉子「あっそういえば、地居くん来てるんだけど」
※当麻「オランダに大麻吸いに行ってるとか言って追っ払っといて」
※葉子「あら、居留守使うの?」
※当麻「…」
※葉子「任せて。フフフッ」

【当麻家の玄関】
葉子、地居に「ごめんなさい、紗綾ったら今朝突然、オランダにタイマー据えに行っちゃったの」
地居「タイマーを、据えに?」
【当麻の部屋】
当麻「タイマーを据えにオランダ行くわけねえだろ」

【当麻家の玄関】
葉子「※ほらあの子、※爆弾作る趣味があるでしょ。だからそれに関係あるんじゃないかなと思ってるの。時限爆弾とか、タイマーくっつけるでしょ」
地居「オーマイガーッ、※何とかして止めなきゃ。※僕ちょっと、オランダ行ってきます」
葉子「気をつけて…ねっ」
【当麻の部屋】
※当麻「バカじゃね?二人とも」
※葉子「フフッ、うまいこと言っといたわよ」
※当麻「フフフフ、ありがと」
※葉子「あらら、この指輪、きれいね。地居くんにもらったの?フフフッ」
当麻「何これ」
地居「広い意味でプロポーズ」
地居「結婚してください」

※当麻「誰にもらったか忘れちゃったなあ」
※葉子「あらあら、罪作りな女ね。フフフッ。誰に似たのかな。私よね。ねっ。そうよね?フフフフフ」出て行く葉子

左手の指輪を見る当麻
当麻「何だかんだ言いつつめちゃくちゃ喜んでたな、私……しゃあないデカやけん命、捨てます」
キャリーバッグを開けて、グレーのスーツを取り出す当麻。
「FEDERAL BUREAU OF INVESTIGATION/DEPARTMENT OF JUSTICE」のロゴがシールされている(もちろん、アメリカ連邦捜査局/司法省 の意味)。
※【夜明け】
※【空撮】
【「Snail」ビル前】
当麻が歩いてくる。
※マスタードまみれのナンシーの死体、訴えかける真帆の顔、首を切られた真帆の姿がフラッシュバックする
【枯れ草の上・逆さまの画面】
横たわっているセカイ
たいやきを食べている青池潤。一口だけ食べて放り投げている。
※大人になる青池潤(白い女)
セカイ「せっかくファティマでご丁寧に教えてあげたのに人類はなぜか決まった道を歩みたがる」
謎の女、子どもの青池潤に戻る。たいやきを一口食べる。
また大人になる。
※白い女「ヒック」たいやきを背中から取り出し、一口食べる。
※白い女「じゃあ、ハンデでもあげたら?ヒック」
※セカイ「いや、別に負ける気は毛頭ないんだ。ハンデなんてとんでもない」

白い女「※ヒック。※この世界の終わりは既に決定している…んでしょ?。ってか、ラプラスに、ヒック、化け物呼ばわりされたからって、ヒック、根に持つことないじゃんか」
セカイ「根に持ってるわけじゃない。うーん、不安なのかな」
白い女「何が」
セカイ「いや、期待かもしれない。あの女のことを考えると心が震える!」
白い女「はあ?ドMかよ。てかドSのくせに、ヒック」
※セカイ「神はサイコロを振らない。しかしもしたった一度神がサイコロを振ったとしたら、それは当麻が人の子として生まれたことを意味する」
白い女「ガイアの気まぐれも許せねえ…ってことね、ヒック」
セカイ「今さら許せるか!」
※白い女「ヒック」たいやきを食う。
空に太陽が2つ並んでいる。
白い女「ねぇ、逆さまじゃね?ヒック」
【「Snail」ビル】
当麻、SPECを使う。金髪が手に絡み付き、電気が光る。空にはカラスが飛ぶ。
ビルに入って行く当麻、電気系統が異常を来している
当麻が乗ったエレベーターが上昇していく。
ディアブロの部下達が騒いでいる。
ディアブロ「何だ?」
ガラスが割れる。
ディアブロ「※何だ?※何が起こっているんだ?」
エレベーターがディアブロの部屋の階で止まる。
※高岡「誰か来る!」
ディアブロ「撃て!撃て!※撃て!※
ディアブロの部下、銃を連発
ディアブロ「見てこい!」
ディアブロの部下、銃を構えてエレベーターの方へ。電気に打たれるディアブロの部下
高岡「ひっ…ああっ、ヘ…ヘビ!」
ディアブロ「おおっ」
高岡「ヘビ、電気、ヘビ、電気、ああっ、あああーっ」
ディアブロ「はっ」
ディアブロの部下「クッソー、あああっ!(電気に打たれる)うあっ、ああっ…だあーっ」
ディアブロ「ああっ」
ディアブロの部下たち、電気に打たれていく
ディアブロ「あっ…はっ」
エレベーターから当麻が現れる
ディアブロ「当麻」
当麻「※ディアブロ、※(英語で)命をもらいにきたぜ」
【オランダ、△アムステルダム△※ヘルシンキ※←ヘルシンキはフィンランドでは?
当麻を探す地居「紗綾、紗綾…紗綾…一体どこ行ったんだ」
にのまえから電話。地居「もしもし」
にのまえ(学ラン)「どこにいるの?」
地居「今、当麻を追ってオランダに潜入してます」
にのまえ「バーカ。群馬の文紀(ふみき)山にいるってよ」レシートの裏に書かれたにのまえへのメッセージ「バカニノマエへ!!ディアブロを返してほしければ文紀山へ来い!!当麻(アカンベーのイラスト)
CBCの2009年12月1日のレシート。
・大名古屋茹でミソ餃子5点 1900円
・大名古屋焼きミソ餃子5点 1900円
・追加
・大名古屋茹でミソ餃子5点 1900円
・追加2
・大名古屋茹でミソ餃子5点 1900円
・大名古屋焼きミソ餃子5点 1900円
・大名古屋ラーメン2点 1600円
・名古屋あんかけチャーハン 700円
・ミソチャーハン 600円
・追加3
・ミソにらレバ炒め定食 800円
・ミソ野菜炒め定食 700円
合計金額はにのまえの指で隠れているが、13,900円!
地居「えっ、あ…」
にのまえ「ぼくと勝負しようってのか。ハハハッ、ウケる〜」
△CMの合間に餃子丼を食べるシーン
【文紀山・岩場】
餃子丼を食べている当麻。
岩場の一角に円が描かれている。
ディアブロが椅子に縛られている。
ディアブロ「あの…もしですね、よろしければ月収1億で味方になってもらえませんか?」
当麻「1億ドル?1億円?」
ディアブロ「えっ、えー…えん…あっ、契約金1億ドルで月収1億円でどうでしょう?」
当麻「いいねえ」
ディアブロ「でしょ?じゃあ、助けて」
※当麻「あたしはいいんだけどあたしのSPECはあたし自身じゃ何ともどうともなんないんだよな」
※ディアブロ「えっ、それ、どういう意味っすか」※ディアブロ横を見る。
にのまえが円の中に立っている。
当麻「遅えよ。朝から何杯餃子丼食わせんだよ」
にのまえ「やはり、君もSPEC HOLDERだったんだね」
当麻「そういわれるの嫌なんだけど。あんたみたいに化けもんじゃねえんだからさ」
にのまえ「うっせえ魚顔」
※当麻「魚顔?」
(陽太「うっせえ、サカナちゃん」)
当麻「いや、それにしては年が違いすぎるか。フフッ」
ディアブロ「やれ!にのまえさん。この魚顔女をやってしまえ」
当麻「魚顔じゃねえ!」ディアブロに駆け寄りキックする当麻
ディアブロ「あっ、痛い。痛い痛い、痛いよ…」
当麻「ハア…真帆ちゃん、お待たせ」地面に手を付ける
当麻「来いや、来いや、出てこいや…あっ」
※にのまえ「召還?」
ディアブロ「何?それ」
当麻の手に真帆の髪が絡み付く。引き上げる当麻
当麻が一瞬赤羽Pになる
正座している上野真帆
ディアブロ「おば…お化け?」
当麻「真帆殿、その手ぇで見事、敵をうちなされ」
真帆「かたじけない。当麻殿」
ディアブロ「…」
真帆「ディアブロ、我が一族の敵。おまんぜってえ許さんぜよ」
立ち上がる真帆。足が直っている。
にのまえ「足が…」
真帆「んんーっ」ディアブロに駆け寄って行く
ディアブロ「ああ…」
真帆「ぎゅっ」
ディアブロ「な…ああっ」
ディアブロから心臓を取り出す真帆。
にのまえ「うわあ、微妙なスペック」
真帆、心臓を地面に落とす。※ディレクターズカット版では心臓を地面に落とした後にのまえの「微妙なスペック」
真帆「親兄弟の無念、思い知ったかえ?」
ディアブロ、口から血を吐いて、「心臓なくても、ちょっとは喋れる」倒れるディアブロ
真帆「当麻殿、おまんには、ほんま一生、頭があがらんきに」
にのまえ「いや一生ってもう死んでるし」
当麻「いや、あの時救えなくて…」真帆に頭を下げる当麻
真帆「おおきに。ほいたら、さらばじゃ」飛び込んで消える。ディアブロの心臓を持っていく。
※当麻「本当にごめん」
※にのまえ「チャポンって…ヒヒヒッ、ウケる〜」

当麻「待たせたな。(ジャンパーを脱ぐ当麻)次はてめえだ」
にのまえ「君が爆弾マニアだということは知ってる」
にのまえ、円が描かれた部分に近づいて、埋められている爆弾を掘り返す。電池が外されている。
にのまえ「ニヒ」
当麻、ポケットから爆弾の起爆装置を取り出してスイッチを押すが…動かない。
にのまえ「バッテリーは全部外しておいた。プラスチック爆弾だから起爆装置なしにはどうにもならない。※ダイナマイトとかだったらまだ何とかなったのにねえ。※僕を四方八方から爆弾で同時に焼き尽くすつもりだったんだよね。うーん、ここが、ちょうど、中心かな。※てか、僕があっちやそっちに行ってたらどうするつもりだったの?ハッ※
当麻、髪に手をやる。
にのまえ「何その顔。次の手がないってくらい悲壮な表情だけど。ハハッ」
当麻「余計なお世話だよ」
にのまえ「強がっちゃって」
当麻「…」
にのまえ「その左手のSPECは魅力的だ。君は死者のSPECを使えるんだよね。僕の味方にならない?そうすれば、恨みを忘れてあげてもいいよ」
当麻「てかそもそも何恨んでんの?」
にのまえ「動くな!(指パッチンの手振り)一瞬でも動いたら時を止め、君の首を落とす。残念ながら君は僕に勝てない。それは、君と僕との悲しみの差なんだ。SPECは人間の究極の進化だ。つまり、怒り、悲しみが強いほど強力なSPECを覚醒させる。その点君はまだ、生ぬるい」
※当麻「ナメんな、クソガキ」
にのまえ「※クソガキで〜す。※で、どうすんの?僕のしもべとして生きるかそれともここで、死ぬか」
当麻「他人を信じる絆があたしのSPECだよ。夢、希望、信頼が怒りや悲しみに破れるとはあたしは思わない。ねえナンシー、また出番だよ」
にのまえ「ナンシー?」
にのまえの背後にあった木箱からナンシーが出てくる。ナンシー「ジャジャジャジャーン!※ずーっと前から私はここにいる。油断したね、ベイベー※
※にのまえ「何だと」
ナンシー「♪恋かな〜YES 恋じゃな〜い YES 愛かな〜YES」
電流が高圧線から、爆弾を仕掛けた円にそって走る。
ナンシー「♪恋かな〜YES 恋じゃな〜い YES 愛かな〜YES」
にのまえ「そうか、しまった」
キャリーバッグを持って逃げる当麻。
爆発が起きる。爆発の中心ににのまえ。
当麻「う〜わっ」
焼かれるにのまえ、時間を止める。
にのまえ「ハア、ハア、ハア、あっ熱い、熱い。クッソー、熱は止まんないのか。※ハア、※熱い!熱い!チクショー、とーまぁー!あああっああっ(地面を掘ったりしてみる)あああっ、※熱い、熱いよ。ああっ、※熱い、あっ、クッソー!とーまぁーっ!ああっ」指を鳴らす
大爆発が起こる。吹き飛ばされる当麻
(ここから第5話の映像)
倒れている当麻。左手に火傷。
当麻「あ…あ〜、んんっ」
起き上がろうとする当麻
(ここは零のオリジナル映像)
当麻「はあ〜、※熱い。喉渇いた※
振り向くと、にのまえが倒れている。
当麻「誰?子ども?」
にのまえの姿がフラッシュバック
当麻「にのまえ!」
(ここから第5話の映像)
当麻「んっ、ん…」
荒く息をしながら、にのまえに近づいていく当麻
当麻「にのまえじゅういち、(手錠を自分の左手にかける当麻)逮捕する」にのまえに手錠をかける当麻
(ここから零のオリジナル映像)
当麻「指パッチンできないようにここに瞬間接着剤…(ポケットを探る当麻)ん?ない…」
(ここから第5話の映像)
にのまえ、にやりとする。
振り向く当麻
炎が木箱に引火
当麻「しまった!」
爆発が起こる。
倒れている当麻。目を開けると…婚約指輪をした自分の左手
【建設途中のスカイツリー】
2010年
【SPEC第1話のSITの突入シーン、の前の突入の打ち合わせのシーン】
瀬文「周辺の地形および倉庫の構造は頭に叩き込んだか?」
一同「はっ」
瀬文「麻薬密輸組織の主なメンバーだ。顔をよく覚えとけ」
一同「はっ」
※厚紙を使った倉庫の模型。
※瀬文「これがマフィアだ。まず、敵をこのドアへ追い込む」
※マッチ棒で作ったマフィアたち。さすが、模型マニアの瀬文。
※瀬文「その後、アルファ、ブラボー、同時に突入し、」
※マッチ棒で作ったSIT隊員。さすが、模型マニアの瀬文。
※瀬文「一気に敵を制圧する。いいな!」
※一同「はっ」

瀬文「動きがあり次第突入する。これは実戦だ。訓練ではない。だが、我々が繰り返してきた訓練に比べれば、簡単なミッションだ。落ち着いて行動すれば、何ら恐れることはない!」
一同「はっ」
瀬文「小さく歌え」
一同「♪命捨てます恐くない、街の平和をS・I・T…」
瀬文「志村、何を恐れてる」
志村「いえ、何も恐くありません」
瀬文「正直に答えろ」
厚木「志村※、このチームだと不安なのか?※
瀬文「無理するな。この作戦から外れてよし」
志村「いえ!このチームは世界最強です。何ら恐れることはありません」
厚木「隊長、どうします?」
無線隊員「隊長!」瀬文、無線を確認に向かう。
無線「容疑者グループ確認。SIT丙隊、突入されたし」
瀬文「丙隊、ヒトサンマルマルに突入します」
瀬文「突入陣形!」
一同「はっ!」
※瀬文「志村、恐れるな」
※志村「はっ」
※瀬文「何があっても俺がついてる」
※志村「はっ!」
※瀬文「よしっ、行くぞ!」

瀬文「前進!」
一同「はっ!」
走って行くSIT隊
ちなみに、瀬文の隊員番号は丙001、厚木の隊員番号は丙002、志村の隊員番号は丙011(これを探してるんでしょ。てへぺろ)
【SITと強盗団の銃撃戦】(第1話のシーン)
瀬文「ゴーゴーゴーゴー」
・倉庫をバックに拳銃を発砲する強盗団
・強盗団が逃げていく姿。
・盾を並べるSIT。盾の背後から発砲するSIT。
瀬文「ゴー」
・突入するSIT
・逃げながら発砲して倉庫に逃げ込む強盗団
瀬文「ゴーゴーゴーゴーゴー」
・倉庫の入口まで来るSIT
瀬文「慌てるな。俺が威嚇射撃する。ゴーを出したら突入だ」
一同「おう」
怖じ気づいてその場に崩れ落ちる志村
瀬文「志村。復唱」
志村「瀬文隊長が威嚇射撃後、ゴーの合図で突入します」
瀬文「よーし志村。終わったら何が食いたい。おごってやる」
志村「銀だこのさっぱりおろし天つゆネギだこが食いたいす」
瀬文「よーし、とっとと片付けて、銀だこ行くぞ」
一同「おう」
発砲し、ゴーの合図を出す瀬文
瀬文「あの馬鹿」
瀬文「志村!?」
志村「うわー」
瀬文「撃つな」
目を閉じたまま瀬文に発砲する志村。時間の流れが止まり、瀬文の目の前を何者かが通り過ぎる。
自分の撃った弾で撃たれる志村
瀬文「志村!志村!」
・志村に駆け寄る瀬文
【警視庁・会議室】
厚木「我々は、瀬文隊長に志村隊員をあのミッションから外すように進言したのでありますが、『志村、恐れるな、何があっても俺がついている』と事実上恫喝し無理矢理あのミッションに」
信国「自分が無理矢理SITに抜擢したやつが作戦直前にビビって逃げるとまずいと考えたわけか」
※厚木「その点については隊員一同、同じ意見であります」
クスクス笑う柳岡。柳岡を睨む入山。
【未詳】
野々村係長が指名手配ポスター、「留波庵・座・佐渡衛門」(第1話の)を貼っている。
(テレビからの声)アナウンサー「では、次のニュースです。今日午後1時頃、※江東区港町(現実にはそういう地名はない)4丁目にある倉庫で※麻薬密売組織と警視庁の特殊部隊『SHIT』との銃撃戦があり、警視庁の隊員1名が意識不明の重体となっています。銃撃戦は特殊部隊『SHIT』が麻薬取引現場の捜索に入った際に起こり、隊員1名が撃たれて意識不明の重体です」以降、放送では当麻の「こばーっす」以下の芝居と被っている。
アナウンサー「なお、犯人達は全員逃走し、現在も警視庁が行方を追っています。隊員の負傷、そして犯人を全員取り逃がすという失態を犯した警視庁では『市民の信頼を回復することを念頭に置き、犯人検挙と麻薬組織の壊滅に全力を尽くす』とのコメントを発表するとともに、『SHIT』隊の再編成を検討するとしています」なぜかSITをSHITと発音するアナウンサー
当麻「こばーっす」
野々村「もう夜だよ、当麻君」
当麻「だからこんばんはーっす」
野々村「そこじゃなくて…あっ、もう〜、あっ、腕のケガの具合はどう?」
当麻「治んないす」
野々村「あ〜骨折って聞いてたからそろそろギプス取れそうなもんだけどね」
※当麻「骨粗しょう症なんです」
※野々村「ああ、骨しょしょしょ…ああ、あれね」
※当麻「フッ」

野々村「そうだ、今日奇妙な事件があったらしいんだ」
当麻「何すか?」
野々村「麻薬取引をSITが急襲したらしいんだがね、そこの瀬文って隊長が部下の志村ってやつを誤射したらしいんだよ。
当麻「あ〜、さっきニュースでやってました。まぬけな話っすよね〜」野々村の水槽、ミジンコになっている。
野々村「ところが、その隊長は部下の志村は自分の撃った弾に当たったと証言して譲らないらしい」
当麻「…!」
野々村「ありえない話だが、志村の体から取り出された銃弾のライフルマークは志村の持っていた銃のものだった」
にのまえを思い出す当麻
当麻「ありえない話じゃないっす」
野々村「うん」
当麻「あいつなら可能です」
野々村「にのまえじゅういち」
当麻「その瀬文さんって、ウチに呼べませんかね」
野々村「私もそう思っていたよ」
【ゲームセンター】
子ども「帰りたくない。もっと遊びたい」子どもの風船に「サトリ」と書かれている。
にのまえ、クレーンゲームで遊んでいる。「あっ、ずれた。いや、大丈夫。来い、唯、唯…おお〜…あっ、1800円、ああーっ」
※地居「サブアトラスの会議にSITの隊員を瞬間移動で放り込んで来た犯人はどうやらアジアの大国のようですね」地居、昔駅弁についていたようなポリ容器のお茶を飲む。
※にのまえ「おっ」
※地居「SITの隊員にサブアトラスのメンバーの顔を見られた。こちらとしては殺すしかないが、警官を殺すとどうしてもマスコミなどが騒ぐ。(お茶を飲む地居)ん…アチッ」
※にのまえ「いけるぞー」
※地居「にのまえさんに時を止めてもらえてSIT同士の事故にしてもらえてほんとに助かりましたよ…(お茶を飲む)アチッ」
※地居「サブアトラスの要人のことも口止めできましたしね」
※にのまえ「うっせえな。早く100円両替してこいよ、ボケ!」
※地居「はい」
※にのまえ「何で…何で…嫌いか?僕のこと、唯」
※地居、子どもの後ろを横切る。今度は子どもの風船に「海野」と書かれている。

にのまえ「いや、おかしいよ。だって取れないもん」
地居、にのまえのこめかみをグリグリする。
にのまえ「うぅ、あ…」
地居「今からお前は俺のシナリオ通り動く人形だ。※アムステルダム産のちょっといけないお茶をいただきます(お茶を飲む)う〜っ、カエール、※お前の記憶をカエ〜ルの子はカエ〜ルじゃなくておたまじゃ〜くし、おたまじゃ〜くし、ふ〜んっ!ふ〜ん!」
にのまえ「何?僕らの存在に気づいてるやつがいるだと?」
地居「ええ。当麻紗綾(お茶を飲む地居)」
時が止まる。
青池潤「…と、瀬文焚流…そして時は動き出す」
手をSWEEPさせる潤
当麻「当麻です。お会いできてだいぶ感動です。…意外に普通の人間だな」
手をSWEEPさせる潤
SPEC甲の回から天までの※早回し※ダイジェスト映像
※【SPEC〜結〜の冒頭映像・病室】
(瀬文のいびき)枕元に瀬文の紙袋
煙が漂ってくる
修繕された当麻のキャリーバッグ
瀬文の寝顔のアップ
(煙でむせる瀬文)
瀬文に骨付き肉をあてがう当麻
瀬文「アッチ〜!アッチ…うう〜っ」

【瀬文当麻コント】
当麻「皆さんどうも。ついに」
瀬文「うおおおおっ」
当麻「…1日から、劇場版SPECクローズが全国…」
瀬文「うおおおおっ」
当麻「…系で公開されます。ついに漸爻篇で完結。見どころは…」
瀬文「うおおおおっ」
当麻「…です。お楽しみに。てへぺろ」
瀬文「うおおおおっ」
【告知】
「王」の文字のパーツが動いて「十一一」になり、さらに「十一月一日 You are 公開 Fuchin’ done」になる。
「裏キングデイ、セカイは終わる」


上野真帆が監視カメラに映っているという、推理シーンは切っても、「叙々苑タン塩」というギャグは切らないとか。
ギャグシーンでは、放送版を見たときに、「オランダにタイマー据えに行った」に違和感を感じたのだが、ディレクターズカット版では、当麻の「オランダに大麻吸いに行ってる」のセリフがあって、葉子の「オランダにタイマー据えに行った」になっているから、ギャグとして通じない。珍しくギャグを切ってしまった例だ。ディレクターズカット版では、オランダなのにヘルシンキ。
それと、重要なセリフでは、セカイの「神はサイコロを振らない。しかしもしたった一度神がサイコロを振ったとしたら、それは当麻が人の子として生まれたことを意味する」がカットされていた。
志村誤射事件の元となった、SITの突入捜査。連ドラのときは、「立てこもり犯」と表現されていたと思うが、今回、「麻薬取引現場の捜索」となっている。それは、警察ではなく、厚生労働省地方厚生局麻薬取締部の業務ではなかろうか。まぁ、そういうディテールはどうでもいいんだが。
志村誤射事件について、地居の解説が加わっている。これは以前『SPEC Magazine 電子完全版』で説明されていた内容に沿っている。どうせ『結』でサブアトラス会議を出したのだから、これも実写化してしまえば良かったのに(笑)まあ、本放送に収まらないBD/DVD特典だから、そんなにお金をかけても仕方ないか。
ところで、「警官を殺すとどうしてもマスコミなどが騒ぐ」というのなら、なおのこと、真山がSPECがらみで殺されるというのはおかしいのではないか。やはり、真山は殺されかけるが、死んだことにして生き延びると(しつこい)
BD/DVD発売の翌日に公開の『SPEC〜結〜漸ノ篇』の冒頭映像が入っていたり、放送版と同じように映画の告知が入ったりしているというのは、どうなのだろうか。

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