【SPEC】(追記)ケイゾクを見ていない人のために【ケイゾク】

ケイゾクのあらすじやら、ネタバレやらを求めてこの記事にたどり着く人が多いが、そんなものはこの記事には載っていない!
以前に書いた記事で紹介したが、シネマトゥデイの記事によると、『劇場版 SPEC~天~』の公開週末2日間の年齢別客層は16~19歳が24.6パーセント、20代が23.8パーセント、などとなっている。『ケイゾク/映画』公開の12年前、彼らは13歳以下、おそらく『ケイゾク』を知らない世代が『SPEC』を見ている中心世代ということになるだろう。
100のまとめサイトを見るよりも、1000のブログサイトの紹介を見るよりも、てめえの二つの目ん玉を信じて、『ケイゾク』を見なさいと言いたいところだが、今回は、『SPEC』の中に出てくる『ケイゾク』関連のものについて、紹介して行きたい。
TBSの公式サイトは閉鎖されてしまい、この、ドラマアーカイブのあらすじ紹介のみが残っている。

(2015/4/21追記)
『ケイゾク』の魅力について知りたい、という人は、次に示すブログ記事を読んでいただけたら幸いである。それで『ケイゾク』の魅力を知っていただけるようなことがあったら、作品を見ていただいた上で、以下の記述を読むと、『SPEC』がさらに楽しめるかも。『ケイゾク』など見るつもりはない、という方は、以下の記述を読んでいただいたらいいだろう。
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート4【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート2【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート3【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート5【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート6【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート7【ケイゾク】
【SPEC】ケイゾクを見ていない人のために パート8【ケイゾク】


○捜査一課弐係
野々村「まあうちは穴堀りと言ってね、地面に埋まっている死体を掘り起こすようなもんで、まあ要するにいわゆる迷宮入りの事件を」柴田「継続ですよね」野々村「そうそうそう、その、継続捜査をしているという、建前で、上のバリバリの刑事さんたちが解けなかった事件を、我々が解けるはずがないんですがな」(ケイゾク第1話より)
場所は警視庁の地下3階、配属されている刑事はいわゆるワケアリの刑事ばかりで、時折、キャリアの刑事で問題有りの者が通常の現場研修の代わりに配属されてくることがある。『ケイゾク』の主人公・柴田純もそうしたキャリア刑事のひとり。
○男女ペアの刑事
『SPEC』は当麻紗綾と瀬文焚流がダブル主演で男女ペアの刑事、という扱いになっている。『ケイゾク』では、柴田純(柴田淳じゃないぞ)が主演で、真山徹が助演という扱いだが、事実上柴田と真山の物語と言える。
○野々村係長→係長待遇
『ケイゾク』では捜査一課弐係の係長をしていたが、『ケイゾク/映画』で係長待遇に降格される。あれ、どこかで聞いたような?(笑)
○野々村係長の妻・愛人
『ケイゾク』では、連ドラで醍醐雅という高校生の愛人(演:永田杏奈)がいる事が明らかになる。映画では慰謝料と引き換えに離婚するところまで行くが、定年間際に係長待遇に降格されることによりそれは叶わなくなる。ちなみに醍醐雅(「SPEC」では弁護士になって野々村の妻になっている)の顔はきちんと映らない約束になっている。
○「昔弐係でいっしょに働いた東大出身の女刑事」(SPEC第8話)
もちろん、『ケイゾク』の主人公、柴田純のこと。
○近藤昭男
『SPEC』では捜査一課弐係の係長(つまり警部)になっているが、『ケイゾク』では捜査一課弐係の係員で巡査だから、ある意味大出世?だ。
○『翔』で近藤が野々村に渡した煎餅に書かれていた「S」のイニシャル
もちろん、(以下略)
○「はりきってどうぞ!」
『ケイゾク』で弐係に依頼人を案内する婦警・今井夏紀(夏木ではない)の決め台詞。
○「心臓が息の根を止めるまで、真実を求めてひた走れ。それが刑事だ」
「向かって」ではない。柴田の父の、最期の言葉。
○柿ピーの瓶
野々村係長がいつも手元に置いている。『ケイゾク』最終回で思わぬ秘密が隠されていた事が明らかになる。
○柿ピーはさみ将棋
『ケイゾク』第6話の冒頭に登場。野々村係長が一人でやっている。
○ダジャレ合戦
野々村「チョー腹減りニコフ」近藤「どこまで買いに行ったんでしょうかねーしろ武」野々村「私は餓死親善大使黒柳徹子」近藤「食べたいな、夜食広司」
…といったやりとりがシリアスなシーンの直後(のCM明け)に挿入される。
○辞表
ケイゾク第8話の冒頭で、柴田の机の上に辞表が置いてある。また同じ回で、野々村係長も辞表を書く事になる。この二つがどうなるかは…見てのお楽しみ(笑)
○赤パンツ
柴田「あ、私のパンツです」「あたし、赤のレースしか持ってませんけど…」『ケイゾク/映画』より。
○頭臭い
柴田は何日間も風呂に入らなくても平気という設定があり、頭も臭い。当麻は原宿の「ACQUA」で髪を切っているという設定はあるが、「着替えなんてする子じゃないのに」という祖母の葉子の台詞がある。
○捜査一課の管理官と、その腰巾着
『ケイゾク』連ドラ版では早乙女管理官を野口五郎氏、「特別篇」「映画」では塩川管理官を伊丹幸雄氏と、いずれも歌手が演じている。なお、『SPEC』で馬場管理官を演じた岡田浩暉氏は音楽ユニット「To Be Continued」の元ボーカル
早乙女管理官、塩川管理官には長尾、林田という2人の腰巾着刑事が付いている。
○頬をつかむシーン
『SPEC』第6話で、瀬文が当麻の頬を片手でむぎゅーっとつかみ、頬をつかまれたまま当麻がセリフをしゃべるシーンがあるが、『ケイゾク』第7話で、柴田が変なことを言った直後に真山が柴田の両頬を両手でつねるシーンがある。
『ケイゾク/映画』の劇場版予告(60秒版)に、真山が柴田の頬を片手でむぎゅーっとつかむシーンが挿入されている。本編ではカットされている。シナリオでは頬をつかまれたまま柴田がしゃべるのだが、これもカット。
○青い柿ピー
『ケイゾク/特別篇』に登場。野々村係長が、(醍醐)雅ちゃんとの愛の生活のために毎晩飲んでいたバイアグラを、「青い柿ピー」と呼んでいた。メロンパンの中に隠していたため、騒動になる。
そして、『SPEC』においても、(正汽)雅ちゃんとの愛の生活のため、毎晩飲んでいたようだ。
少し無理筋のものもあるが、『翔』『天』そして『結』も含めるとこれだけ『SPEC』にもケイゾクがらみのネタが集まるものだ。

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6件のコメント

  1. 当麻陽太(ニノマエ)についてなのですが、個人的に理解しにくい部分があるため、意見を聞かせていただければ幸いです。
    まず、ドラマシリーズのニノマエは猫を可愛がっていた描写などから本物の(当麻陽太)であると思っていたのですが、
    そうすると、天でのクローンが(ブブゼラを呼び出し自ら回復していた)と説明していたことから
    ドラマシリーズニノマエ=天のクローンニノマエとなってしまうんですのね(^^;;

    しかし、映画での当麻の反応やパンフレットの神木君のインタビューなどでは、ドラマが本物で映画はクローンとなっているように思えます。

    そうすると、本物の陽太はどこにいってしまったのかと…

    今の自分の考えでは、久遠が本物の陽太のDNA採取した後で殺してしまい、それ以降は全てクローンニノマエが当麻を仲間にすべく、陽太のフリをしていたと強引に考えてます

    しかしこの考えですと地居を倒した時も、翔で久遠を倒した時もクローンだったことなり、姉弟が力を合わせて倒したんじゃないのか思うと少しショックですが(笑)

  2. 私もかつみさんと同意見です。
    一体、どこからか本物の陽太君で、どこからか偽物の(クローンの)陽太君なんでしょう。

    そして、翔の回。
    私は、やっと仲の良い当麻姉弟を見られたと思って、すごく嬉しかったのですが、あの陽太君はクローンで偽物なんでしょうか?
    そうだとしたらかなりショックなんですけど(苦笑)

  3. 『翔』に出てきた陽太は当麻の説明通り死者で、『天』に出てきた陽太はクローンなんじゃないかと考えております。『天』で陽太が語った説明(自分の肉体の時間を止めて…)は、嘘だったのだと。

  4. 本日、天をもう一回見てきたのですが、自分も天のニノマエの『自分の肉体の時間…』の話は嘘だと思いました。

    しかし、今日膨らんだ新たな妄想ではこーちゃんさんと少し違い、地居を倒したのも翔のも天のも全てクローンだということでした(^_^;)

    まず本物の陽太は毒雪の時点で死んでおり、遺体の場所にニノマエクローンを作った黒幕がブブゼラを使い、遺体を奪還しDNAを採取。
    ↑これは翔の久遠が陽太の血を吸うシーンの部屋が、最初の部屋(野々村が手を合わせた後、ブブゼラが出現した部屋)と違うような気がしたからなのですが…
    もしかしたら見間違いかも

    陽太が生きていて、ブブゼラを使って逃げたとするなら、まだそこでもベッドにいて久遠に血を吸われるのっておかしいですよね(^^;;

    本題に戻りますが、
    黒幕側は当麻をこちら側に付けたいので、そのためにクローンが本物の陽太だと思わせる必要がある。

    地居と久遠との戦いの際は、当麻のSPECで地面から本物の陽太を召喚する前にクローンが姿を現し、(地面から本物の陽太が現れるのを防ぐため)あたかも当麻のSPECで召喚された陽太のように見せかける。

    そして、天の『自分の肉体の時間を止め…』『仲間を呼んで身を潜めていた…』などと嘘をついた。

    というものです。

    まぁ考え過ぎかもしれませんが( T_T)

    とりあえず、今日また天を見たことによって、あるかどうかも分からない続編の内容がさらに気になってしまうようになりました(笑)

  5. >↑これは翔の久遠が陽太の血を吸うシーンの部屋が、最初の部屋(野々村が手を合わせた後、ブブゼラが出現した部屋)と違うような気がしたからなのですが…

    そりゃそうでしょう。野々村が手を合わせた部屋にブブゼラが出現してにのまえの死体を移動させたんですから。
    地居を倒したのがにのまえのクローンだとすると、ブブゼラがにのまえの死体を奪ってから地居を倒すまでの短い間にクローンを成長させて活動させられるようになったということになりますが、その辺はどうでしょう。

  6. 部屋が違うというのは、本物の陽太が死んでいることの裏付けとして書きました。
    もし陽太が生きていて、ブブゼラを使い移動したなら、最初の部屋と同じ状況でましてや無抵抗に久遠に血を吸われるというのが、どうも引っかかっていたので。
    ブブゼラを使って移動するなら、最初から天のニノマエの回想シーンのように誰にも見つからない場所に直接連れて行ってもらうと思ったんですよね。

    確かに、言われてみれば地居を倒した時のニノマエがクローンだと、時期が早すぎる気がしますね。
    翔での地居を倒した時の映像を見ると、
    このニノマエは久遠を倒す時のように直接現れず、下から上に召喚されたようにも見えます。
    地居を倒したニノマエは当麻によって召喚された陽太っぽいですね!

    逆に地居を倒したのもクローンだとすると、
    (自分の考えでは物を消せるSPECの向井理に対し、潤ちゃんは物を自由に生み出せるSPECを持っている←与えてもいないかき氷を常に持っていたりしたので)

    潤ちゃんを利用すれば、すぐにDNAからニノマエのクローンをすぐに作ることも可能かな?と←潤ちゃんはすぐに消えたりしていたみたいなので、色んな人に利用されている可能性は0ではないかと

    そして、できたクローンが自分のSPECで時を止め成長した…みたいな

    まぁただの当て付けにすぎませんが(笑)

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