【SPEC】SPEC 〜零 〜結(その18)SPEC〜零〜現場レポート(ネタバレ)

発売中の雑誌、プラスアクトミニ 2013 VOL.21に、『SPEC〜零〜』の現場レポートが掲載されている。
以下ネタバレ。

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【堤幸彦監督作品】広末涼子主演の連続ドラマ『スターマン~この星の恋~』

シネマトゥデイ映画.comなどで報道されているとおり、堤幸彦演出、岡田惠和脚本の連続ドラマが7月から、関西テレビ系列で放送されることになった。
広末女史と堤監督が共作するのは、植田博樹Pも加わった作品、『恋愛寫眞 Collage of our Life』以来10年ぶり。共演者の一人、小池栄子女史は、『恋愛寫眞〜』にも出演している。
他にも、堤作品に出演した俳優陣として、有村架純嬢、木南晴夏嬢、安田顕氏といった面々が出演している。
堤監督がブログに書かれていた「あまり取り組んできたことのないジャンル」の作品とは、このことだろうか、しかし、共演者の福士蒼汰氏は、まだ連続テレビ小説『あまちゃん』の撮影が続いている…らしい。
(追記)
堤監督がブログを更新して、今、撮影しているのが、このドラマであることが明らかになった。

【朝ドラ】『あまちゃん』駅前デパートの謎

『あまちゃん』早くも第3週に突入したが、相変わらず密度の濃い内容で展開している。
第2週は、何と言っても「ゴーストバスターズ」にやられた。
ヒロイン・アキが「天野アキ」ではなく実は「黒川秋」だったというのも驚きだ。
もちろん、春子とアキが東京に帰るのをやめるに至った微妙な演技は見事だった。
24年間の空白を埋めるために帰って来たというところ…それを、「ただいま」「おかえり」で済ませてしまうところが何とも言えない。
ところで、今日の回(第13話)で気になったところがあった。
観光協会が入っている、「駅前デパート」の看板。
第1話では、「SONY」の「Y」が外れたと思われる「SON」状態になっていた。
しかし、今回、アキがユイに北三陸で暮らすことを告げるシーンでは、「SON」の看板はなくなっている。
それが、大吉が自転車にまたがってアキを待っているシーンでは、「SON」の看板が復活している。
ロケーションの時期が大幅に違って、その間に看板が撤去されたんだろうが、細かい突っ込みでした。

SPEC〜first blood〜 (ネタバレ)

連ドラ版『SPEC』放送開始前に、Webで公開され、BD/DVD Boxの特典映像に収録された「SPEC〜first blood〜」
改めて見てみると連ドラ当初のナビゲートだけでなく、後半の展開の予告や、その後の『天』や『結』のキーワードも含んでいる、興味深い映像だ。
そこで、キーワードとそれに対するテロップを、拾ってみた。
※現在ではWeb上での配信は終了したことが、微妙に脱力する画像とともに告知されている。
 
 

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【朝ドラ】『あまちゃん』1週目で大満足

4月1日から、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』が始まった。
『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』など、宮藤官九郎脚本の作品は作品名を書くだけでわくわくしてしまうぐらい好きなので、期待していた。また、朝ドラ、と言うか、朝のドラマということで、暗いテーマではなく、今日も一日頑張ろう、と思わせてくれるようなドラマを期待していたのだが、宮藤官九郎らしさと朝ドラらしさの両方を兼ね備えたドラマになりそうだ。
何と言っても主役の天野アキ役の能年玲奈嬢は魅力的だ。オドオドと眼をキョロキョロする姿は、小動物のようだ。他にも、SPECの雅ちゃんこと有村架純嬢が若き日の春子役、それに橋本愛嬢と美少女揃いだ。脇を固めるのも宮本信子、小泉今日子(クドカン作品では『マンハッタンラブストーリー』に出演)、美保純、蟹江敬三、杉本哲太、荒川良々(クドカン作品では常連)、吹越満、でんでん、尾美としのり(『タイガー&ドラゴン』『マンハッタンラブストーリー』に出演、『マンハッタン〜』では小泉今日子と共演)といった豪華女優男優陣が脇を固めている。
これから舞台が東京に移って、薬師丸ひろ子や松田龍平、古田新太と言った豪華俳優が出てくるらしい。贅沢過ぎじゃないか。
主人公のアキは朝ドラのヒロインにありがちな明るくて周りを変えていくキャラクターではなく、地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もない、と言われてしまうような消極的なキャラクター。しかし、自らその殻を破ろうと海に飛び込んで、海女さんを目指そうというところで1週目は終わった。
アキの母、春子と祖母、夏の親子関係も、24年前に飛び出したっきりで初めて帰って来たという微妙な関係。アキと春子も微妙な関係。「ただいまも言えない娘に、お帰りが言えますか」「私の嫌いなものばかり好きにならないで」というセリフが象徴的。
そのうちドラマで明らかになるとは思うのだが、なぜ大吉が春子のメールアドレスを知っていたのか。大吉は「漁協の安倍(あんべ)ちゃんに聞いた」と言っていたが、春子は安倍ちゃんも知らないと言っていたし、春子は北三陸の人と連絡を取っていたということだろうか。そして母が病気だと言うのが嘘だと分かっていたのになぜ北三陸に来る気になったのか。その辺りがこれからの楽しみになってくるだろうか。
音楽は朝ドラでは久々のインストゥルメンタルで、元気を貰えそうな曲だ。
面白いシーンはありすぎるのだが、2つだけあげるとすると、
第2話のシーン、
夏の家
春子「それよりさ、このメール!」
大吉「うん?何、何?」
春子「『お母さん倒れた!』『今救急車呼んだよ」『意識がないYO!』」
春子「まあ文章はいいや!このさ、顔文字。(‘j’)/どういう意味なの?これ。泣いてんの?笑ってんの?どういう気持ちなの?これ」
大吉「じぇ!」
春子「…じぇ?」
海岸
アキ「うまーっ」
かつ枝「じぇ!(字幕付き)」
かつ枝「このわらしさ一人でウニ7個も!」
アキ「『じぇ』って何ですか」
かつ枝「じぇ?(字幕付き)」
アキ「おばちゃんたち、さっきから『じぇ!じぇ!』って言ってるから何だろうと思って」
美寿々「袖が浜のなまりだ。この辺では昔からびっくりした時『じぇ(字幕付き)』って言うのさ」
アキ「へえー。すごくびっくりした時は?」
海女たち「じぇ!じぇ!(字幕付き)」
アキ「ものすごくびっくりした時は?」
海女たち「じぇ!じぇ!じぇ!(字幕付き)」
アキ「増えるんだ」
海女たち(笑い声)
アキ「あっ、ウニもう一個いいですか?」
夏「4千円(字幕付き)」
かつ枝「夏ばっぱ、このわらしさ、春ちゃんの娘だよ」
夏、アキを見て「春子の?」
弥生「んだ。あんたの孫っしゃ」
夏「3千円」
アキ「じぇじぇじぇ!」
夏の家
春子「へぇー、だから後半『jjj』ってjが増えてる訳ね」
大吉「びっくりした?」
春子「しねえよ!」
「じぇ」の解説が登場するシーン。見返すと、第1話から「じぇ」も「(‘j’)/」の顔文字も登場している。カットバックをこういう使い方で用いるのも面白いし、字幕の使い方とか面白すぎだ。そして、アキは教わって早速「じぇじぇじぇ」を使っている。春子も標準語を使っているがいずれ使うだろうとは思っていたが、第5話のラストで使った。
夏はアキに4千円請求するのだが、自分の孫だと知ると家族割引(ケータイかよ)で3千円に値下げ(笑)関係ないが、『池袋ウエストゲートパーク』で、タカシが京一に初めて出会ったときに場所代30円を請求したのを思い出した。
第5話のシーン、
夏「あれや、畑野のユイちゃんか」
ユイ「ああ、リアスのおばさん、おはよう」
夏「早えな、学校が?」
ユイ「終業式なんです」
アキ「なまってねえ」
夏「あ、これ、おらの孫だ。東京から遊びに来てんど」
ユイ「高校生?」
アキ「んだ。2年生だ」
ユイ「フフフッ、なまってる」
アキ「じぇじぇ」
ユイ「私も高2。よろしくね」
地元の高校生は標準語を話し、東京から来たアキは方言をしゃべるという面白さ。