『SICK’S 覇乃抄』がいつ頃の話になるのかに迫ってみる。
第六話で、高座が偽造した「転院承諾申請書」の日付が、平成29年11月19日。偽造の書類の日付の「正しさ」なんてあったものではないが、正しいものとすると、『SICK’S 覇乃抄』は、平成29年を舞台にしているということになる。
一方、『SICK’S 恕乃抄』で日付が出てきたのは、第参話。ピーチ医者植田もも子の診断書が、平成29年11月1日付で出されている。
その間、19日しかない、ということになる。
そうなると、【SICK’S】御厨が注射を打たれた時期で2パターンの推測をしたうち、転院→SPEC使用→吐血→注射→(さらに一ヶ月経過)、というのはありえず、転院→SPEC使用→注射→吐血、という流れだったわけだ。
つまり、平成29年9月5日に退院して、平成29年10月にニノマエイトに注射を打たれて、平成29年11月1日にピーチ医者の診断を受け、平成29年11月19日の数日前に玉森敏子らと対決して、病院に運ばれた、という流れだ、ということである