【SICK’S】玄野冥府の事件を解読【閲覧注意】

『SICK’S 覇乃抄』第六話で出てきた囚人、玄野冥府(くろのくらふ)の犯した罪について、一瞬画面に出てくるので、検証する。

氏名 玄野冥府
逮捕 1988/5/9
殺害人数 2名
罪状 強姦致死、強姦、監禁

内閣情報調査室職員(以下内調とする)、玄野冥府被告は以下の事件を引き起こした。

事件概要
・1988年2月2日午後9時半ごろ、玄野被告は内調の地位を利用し、調査対象の女性政治家の弱みに漬け込み世田谷区内の大型商業施設駐車場に女性を呼び出し刃物を突き付けて脅迫、約1km離れた道路脇まで車を移動させ、午後10時半頃まで女性を監禁し、強姦した。
・3月22日夜、内調国内部門に新人として配属された女性職員(当時23)を呼び出し、車で連れ出し乱暴、さらに、屋外へ出た女性の顔を手や足で強打するなどして死亡させた。
・5月3日夜、玄野被告は渋谷区内のマンションにおいて強姦目的で女性の部屋に入り、女性の首を両手で絞めるなどして脅迫し強姦。その後、女性が逃亡しようとした為、頭部を金づちのような鈍器で数回殴って殺害した。

防犯カメラの映像から玄野被告が浮上し、1988年5月9日、1番目の事件で嘉納被告を逮捕。
5月29日、2番目の事件で殺人などの容疑で再逮捕。6月2日、3番目の事件で殺人などの容疑で再逮捕。
玄野被告は千葉県八千代市出身。1981年4月から世田谷区内に住み、内調職員として勤務していた。

裁判所 東京地裁 佐久間次郎裁判長
求刑 無期懲役
判決 1989年1月8日 無期懲役
備考 東京地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。上告せず確定。

よくもまあ、これだけ容赦のないハレンチ犯罪を思いついたものだ、と思うが、ツッコミどころがいくつかある。まず、唐突に登場する「嘉納被告」とは誰のことなのか。そして、1989年に裁判が行われているのに、当時はまだ存在しない裁判員裁判だったり、一審判決を、「上告せず確定」というのも間違っている。二審は高等裁判所だから、上告ではなく控訴だ。

しかし、ハレンチ犯罪は表向きの事件だというのだから、これを解析しても意味はなかったかもしれない。

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