【ケイゾク】『ケイゾク』再放送:第9話『過去は未来に復讐する』(ネタバレ)

もはや何回考察したか分からないが、『ケイゾク』再放送が始まったことでもあり、再度考察をまとめてみる。
今回は第9話についてである。


この回から1話完結のミステリーは終わり、真山と朝倉の対決に向けた連続するストーリーになっていくわけだ。
まずは、台本について。
前回から登場するようになったSWEEPだが、前回の台本では「SWEEP」が「特殊捜査班」となっているほか、斑目が真山の足にプラスチック弾を発砲するというシーンやビルの屋上で柴田を処分しようとするシーンが全く書かれていない。
また、この回の冒頭、朝倉が「麻衣子を返せ」と言って真山を問い詰めるシーンが、前回のラストに入っている。
そして、斑目が真山に「次は実弾だ」と言うシーンがあるのだが、こんなシーンがあったら、プラスチック弾が最終回の伏線にならないのではなかろうか。
彩の「こら、こら、何しけた顔してんねん。おでこに貞の文字浮かんでまうで」というセリフ、これは…
谷口(とは明示されていないが)が早乙女に電話しているシーン、台本では「真山沙織、当時16歳」と言っている。第7話でも朝倉の少年グループの自殺は8年前だったとある。しかし、野々村が柴田に事件を説明しているシーンでは7年前、真山沙織は17歳と言うことになっている。わけがわからない。
このあたりから、前にも書いたが、時系列がおかしくなっている。
沙織のレイプ事件のところでは、「最も年少だが、最も冷静な朝倉(13)」とある。
真山の発砲シーンでは、「(1992年5月末)学生服の朝倉(14)」となっている。
高木大地の溺死体発見は、「1991年3月20日」(放送でも同じ)
斎藤貴司の飛び降り自殺は、「1992年4月1日」放送では、1991年4月1日
竹内一郎の首吊り自殺は、「1992年5月7日」放送では、1991年5月7日
柴田が「(麻衣子が)パソコンの掲示板に『死にたい』と書いたって私に言った」と言っているが、前回の柴田の推理のとおり麻衣子のハンドルネームがピエロだとしたら、おかしいのではないだろうか。
そして、真山が朝倉を追尾してボウガンで射殺するイメージシーン、まぁ、イメージシーンと言うだけなら普通だが、ラストに全く、同じシーンが繰り返されて次回に続く、という展開、本放送の時は息をのんだものだ。
また、目黒和樹の自殺のときは、「これで真山さんの無実を証明できる人はいなくなってしまった」と絶望感を覚えたものだ。
まとまりのない記事になってしまって申し訳ない。

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