【ケイゾク】各話の日付を特定する(再編集版)

6年ほど前に、『ケイゾク』の大雑把な各話の日付を検証したことがある。さすがに遡って見る人もいないだろうし、再検証してみたところでもあるので、ドラマ第1話から第11話、特別篇、映画と検証したい。
1999年のカレンダーを見ながらだと検証しやすいと思う。
あと、柴田純の2月の勤務表
日付が重複していたり、ジャンプしていたりと、色々とおかしなところが出て来てしまった。これもまたドラマの面白さである。


【第1話 死者からの電話】
この回でまず分かるのは、柴田と真山と志村が初めてお台場に行った日。真山の持っているロレックスの日付表示が「9」になっており、1999年1月9日(土)であることが分かる。土曜出勤であることはこれ以降何度も突っ込みを入れるが、ここから、志村が弐係に来た日も分かる。
「明日、多田と会うことになってるんです」と言っているので、1999年1月8日(金)。志村が来た時、柴田を歓迎したときの紙コップなんかがそのままだったので、柴田純捜査一課弐係着任も同じ日だと思われる。
柴田が9日に彩と捜査して「明日、四日市に行って来ます」と言うが、四日市出張が1999年1月10日(日)、柴田・真山・志村・太田慶子がお台場に行った日が1999年1月11日(月)でないと、次回との辻褄が合わなくなる。
ところで、「明日、四日市に行って来ます」のあと、真山がデリヘル嬢?を部屋に呼び、朝倉の部屋を監視するシーンが挿入されているのだが、このシーンで女が見ている番組が「未来ナース」という番組で、毎週火曜日放送らしい。これが1月13日ということであれば、次の回のエピソードということになってしまうし、1月5日ということなら、柴田が着任する前ということになってしまう。『ケイゾク』の世界では、「未来ナース」は火曜日の番組ではないのだろう。
【第2話 氷の死刑台】
この回では、柴田と真山が水谷倉庫に行き、冷凍庫に閉じ込められた日が、携帯の日付表示から、1999年1月12日(火)と分かる。第1話が終わった翌日に橋本が弐係に来て、即、府中に行ったのだろうか?
ここで一つエラー。同日、彩の付き添いで柴田と真山が冷凍庫に入ったとき、
柴田「通常はつながらない携帯電話が…」と言ったときは、画面表示は12日(火)
柴田「ここだとつながる」と言ったときは、12日(月)←なぜ?
ご飯食べるのを忘れた柴田が雅ちゃん弁当を食べるのは、1999年1月13日(水)。真山が「夕べ(12日)のおじゃんになった推理は…」と言っている。
【第3話 盗聴された殺人】
この回は、私は日付が確認できるものを見つけられていない。しかし、この回は金曜日に始まって、曜日のテロップが入り、翌週1週間、さらに次の週にもまたがるというロングスパンなので、自然に特定できる。
まず、近藤昭男の同窓会。招待状に「Jan.1999.Fri」とあるが、1月13日以降であり、15日か22日か29日。後述するように第4話の成合佐代子は1月中に弐係を訪れているので、22や29にはならない。また、成人の日で祝日でもあるので、1999年1月15日(金)である。
1999年1月18日(月)
・柴田、「チョコレート革命」バスで読む。アメリカ国防総省のサーバーにハッキング
・竹下美奈子、弐係を訪れる。
1999年1月19日(火)
・柴田、オムツを履いて張り込み現場に登場
1999年1月21日(木)
・森川祐子殺害事件
1999年1月22日(金)
・柴田、竹下美奈子のマンションに行く(1回目)
ゆうべ、森川祐子が殺されました」
・真山、朝倉に殺意
日付不明
・柴田、竹下美奈子のマンションに行く(2回目)
あした鑑識に頼んで調べてもらおう」
その翌日
・竹下美奈子、証拠隠滅
【第4話 泊まると必ず死ぬ部屋】
この回も、日付そのものを確認できていない。ただ、成合佐代子が弐係を訪れたとき、予定表は1月のままだったのは分かる。
だが、よく見ていて、日付が分かるものがあった。それは「満月」が写るということだ。
とは言っても、1999年1月の満月は1月3日。これはありえない。次の満月は2月2日(火)である。これも後に書くように第5話は遅くとも2月2日(火)始まりなのでありえない。
したがって言えるのは、1999年の1月末ということだけである。
一般的に、ドラマの中で「満月」というのは日付を示す手がかりとして登場するのではなく、演出上の意図があって登場するもののようだ。この回の「満月」は、麻雀のシーンに続いているという意味だし、有名なところでは、『真田丸』で、新月の日に起こった本能寺の変の時期に満月を写し、再放送でカットしたということがあった。
【第5話 未来が見える男】
青井義朗殺害事件は、1999年2月4日(木)、これは、青井の携帯電話の日時表示、タクシーのレシートから明らかだ。
その日に、青井ゆかりがTVに出演して、野々村の名刺について「先日も、名刺がポストに投げ込んであって」と言っている。「先日」であって、「昨日」ではない。
だが、前日として仮定する。
1999年2月3日(水)
・青井ゆかりが弐係を訪れる
・柴田、世田谷区駒沢付近で聞き込み?(朝倉に送られて来たメールより)
・野々村と柴田が青井ゆかりの家を訪れる
1999年2月2日(火)
・柴田が「運命の人」を探しに北へ向かう
なので、第5話は遅くとも1999年2月2日(火)始まりだと分かる。
なお、翌日、1999年2月5日(金)は柴田無断欠勤(勤務表上は9:15-22:00勤務…朝倉に食事に誘われているのは別の日か?)、鷺沼逮捕、KEE殺害(鷺沼の「あんたを追っている人が今日殺されるよ」発言から)
【第6話 史上最悪の爆弾魔】
この回の日付を特定するポイントは、「時効満了直前の逮捕劇」であることだ。
取り扱われている事件は、「町田市立町田東中学小包爆弾事件」1984年2月28日発生。従って、1999年2月27日(土)が公訴時効満了日となる。
時効満了日の1ヶ月前に検察庁に書類を送付するとのことなので、1999年1月27日(水)に事件の書類は送付されている。
壺坂が弐係に来た日は、柴田が「まだ時効まで2週間」と言っている。ここでの「時効」とは、野々村が「時効というのは、被疑者逮捕までの時間制限を言うんじゃなくて、公訴提起までの時間制限を言うんじゃなかったかな」と言っているので、公訴時効。従って、時効の2週間前というと、1999年2月13日(土)のはず。だが、柴田純の勤務表によると、柴田は2月11日から2月14日まで休みとなっている。柴田、休日出勤をしているのか?
そして、台本では、近藤の「つまり、少なくとも、時効満了の1週間前には逮捕しておかないと、我々が書類を作って、被疑者を検察官に送致して、それから検察官が裁判所に公訴提起する時間が足りないわけです」というセリフがあるので、ケイゾクの世界でのこのルールに従うと、犯人逮捕の期限は1999年2月20日(土)のはずである。赤羽さくらが逮捕された日、壺阪が「いよいよ今日で、時効です」と言っている日は、この日のはずである。しかし、そうだとすると、柴田はまたしても休日出勤しているばかりか、第8話に突入しているはずの日なのである。
【第7話 死を呼ぶ呪いの油絵】
この回の日付は、平良文弘殺人事件(「海岸五丁目埠頭男性殺人事件」)の発生日時が早乙女たちの捜査会議でホワイトボードに、1999年2月18日(木)午後7時と記載されていることから、特定できる…のだが、第6話から遡及していることになってしまう。
犯人逮捕はその翌日とすると、1999年2月19日(金)。余談だが、日替わり映像で月が映るのだが、この日は三日月。だが映った月は半月に近い。
【第8話 さらば!愛しき殺人鬼】
第7話の翌日だとすると、1999年2月20日(土)。弐係全員土曜出勤?
野々村係長の婚姻届の提出日も「平成11年2月20日」役所の時間外窓口にでも出すつもりだったのか?
柴田、麻衣子に「ごめんね仕事休ませて」世田谷区役所、土曜開庁なのか?
原勤・嶋村一郎殺人事件は、ラブホテルで柴田が携帯で時刻を確認するシーンより、1999年2月21日(日)。弐係も彩も早乙女も、日曜出勤?
辞表撤回のシーン。オフ会の時から着替えている。弐係の時計は5時15分頃。弐係に真山はいない。
【第9話 過去は未来に復讐する】
【ケイゾク】アーカイブ・空白の一日(ネタバレ)も参照。
麻衣子の部屋の柴田。辞表撤回のシーンと服(セーター、ブラウスも?)が違う
弐係、谷口が追っていた事件の犯人逮捕のシーン、3月のカレンダーがかかっている。1999年3月1日(月)
日比谷公園前、柴田と彩のシーン、麻衣子の部屋のシーンと服(ブラウス)が違う。
テニスコートのシーン、日比谷公園前のシーンと服(ブラウス)が違う(麻衣子の部屋のシーンと同じ)。いきなり着替えたのか
谷口が早乙女に電話し、早乙女がキレるシーンから1999年3月2日(火)
彩の部屋、真山の部屋の監視画像の日付より、1999年3月2日(火)
真山の逃走について、斑目と彩が話しているシーン…日の光が差し込んでいるが、時刻は確認できず
深夜、弐係に野々村たちが登庁してくるシーンから2回目の1999年3月2日(火)
目黒和樹が2年前までいた精神病院に「先月の末」刑事が一人訪れている→おそらく訪れたのは谷口。だが早乙女が谷口に目黒の件を調べるように命令したのは上記のとおり1999年3月2日と思われる。
【第10話 二つの眼球】
精神病院のシーンから1999年3月3日(水)?柴田、トンネルのシーンと服(セーター、ブラウス)が違う。
野々村係長の休暇届提出日…1999年3月3日
SWEEPの無線による真山の目撃情報…3日03時15分参宮橋方面から木場方面に移動
柴田から朝倉へのメールの送信日…1999年3月3日
【第11話 死の味のキス】
野々村たちが早乙女の指紋を照合しているシーンに映る早乙女の指紋採取日…1999年3月4日
【特別篇】
冒頭、朝倉が中田英二に電話するシーン…1999年3月2日(第9話で柴田が朝倉の部屋の監視カメラを外す映像を朝倉が見ていることから)
・この日に『特別篇』で何が起こっていたのかは、後述。
警察病院、彩と壺坂の会話シーン「もう今年も終わりやで」という彩のセリフがあり、クリスマスツリーの飾り付けがあるため、12月とも思われるが…
柴田、意識回復…彩の「あの事件から8ヶ月」というセリフがあり、第11話が1999年3月4日なので、1999年11月と思われる。
遠山、捜査一課弐係着任…12月20日(月)(後述)
・遠山、西麻布嫁姑連続殺人事件を解決?
柴田、八王子西署登庁…柴田が痴漢を現行犯逮捕するシーンで時間を確認していることから、12月21日(火)(時間は9時58分36秒)
・高成美咲によると、金子岳志は「おととい」死んだとされているが、新聞記事では、12月18日夜、とある。新聞の日付は平成11年?月2?日と、月が一桁に見える。ここでも、時間の流れが巻き戻されているのか?
・だが、柴田が読んでいる調書によると、金子岳志死亡は12月19日午後10時頃、となっている。
・木村勝一、バイク事故で死亡…1999年1月8日。ちょうど柴田が弐係に着任した日
・秀毛健司、ホームから転落死…1999年3月2日23時3分
・半海いづみ、エレベーター事故で死亡…1999年3月2日23時0分…この2つは冒頭の朝倉が中田に電話をかけていた日
・遠山、伊佐野村物置殺人事件解決?
・夕刻、「何のキレもない柴田」。遠山、「赴任2日目で迷宮入り事件2件解決」つまり、12月20日が赴任日だということになる。
・真山、高成と竹内久美子の争い目撃
・(中田、竹内殺害、高成、裏焼きのトリックを作る)
・(中田、高成殺害)
(日替わり)スポーツ関東、12月22日(水)
・竹内久美子死体発見
・高成美咲死体発見
(日替わり)殺人現場の破かれた写真が載ったスポーツ紙の日付…1999年12月23日(木)天皇誕生日
なお、12月23日は「年末会議」
・真山と遠山、クルーザー置き場で張り込み
・犯人がダイイングメッセージを消しに現れる
・中田、「新しい人生」を始める。真山、重傷。
冒頭とラストなど、日付が不明な部分もあるが、事件本体部分ははっきりと特定できた。
【映画】
まず、磯山早苗(仮)・章子が弐係を訪れた日は、弐係の予定表より、2000年2月5日(土)である。そうすると、野々村光太郎が定年まであと10日、と言っているのだが、2000年2月15日(火)が定年?妙に中途半端だが。
東京都の「職員の定年等に関する条例」(ソースについては、東京都の例規集を検索してほしい)によると、

第二条 職員は、定年に達したときは、定年に達した日以後における最初の三月三十一日(以下「定年退職日」という。)に退職する。
第三条 職員の定年は、年齢六十年とする。ただし、次の各号に掲げる職員の定年は、当該各号に定める年齢とする。

とある。野々村光太郎は昭和14年10月10日生まれであるから、定年に達するのは1999年10月9日。それ以後における最初の3月31日は、2000年3月31日であるはずだ。
それはさておき。
柴田と真山が厄神島に出航したのは、招待状に書かれた出航日から、2000年2月7日(月)午前10時である。となると逆算して、柴田が「朝礼」で、厄神島に真山と行くのを決めたのは、2000年2月6日(日)ということになる。
一行が厄神島について、パーティーで栗原宏悦が殺害されたのは、2000年2月8日(火)。柴田が霧島七海が配ったカードの説明をした時「今日の日付の8」と言っている。
それ以降については、日替わりでしか確認できないが、次のようになると思われる。
2000年2月9日(水)
・柴田、父の幽霊を見る
・柴田たち、脱出用の船を探す
・磯山章子、喜多を殺害
・壺阪の生首、発見される
2000年2月10日(木)
・彩、野々村と近藤を置いて厄神島へ
・長谷川、喜多、七海の死体発見
2000年2月11日(金祝)
・彩、斑目の幽霊に殺される
・謎解き
・夕刻、柴田と真山の「4回同じ芝居」
2000年2月12日(土)
・犯人分かっちゃったんですよ
・イリュージョン
・つかまっててもいいですか

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