【ケイゾク】各話の日付を特定する(第6話〜第11話)

前回に引き続き、『ケイゾク』第6話から第11話までの日付を特定したい。
第9話、第10話については、以前に詳しく検証しているので、そちらも参照されたい。


【第6話 史上最悪の爆弾魔】
この回の日付を特定するポイントは、「時効満了直前の逮捕劇」であることだ。
取り扱われている事件は、「町田市立町田東中学小包爆弾事件」1984年2月28日発生。従って、1999年2月27日(土)が公訴時効満了日となる。
時効満了日の1ヶ月前に検察庁に書類を送付するとのことなので、1999年1月27日(水)に事件の書類は送付されている。
壺坂が弐係に来た日は、柴田が「まだ時効まで2週間」と言っている。ここでの「時効」とは、野々村が「時効というのは、被疑者逮捕までの時間制限を言うんじゃなくて、公訴提起までの時間制限を言うんじゃなかったかな」と言っているので、公訴時効。従って、時効の2週間前というと、1999年2月13日(土)のはず。だが、柴田純の勤務表によると、柴田は2月11日から2月14日まで休みとなっている。柴田、休日出勤をしているのか?
そして、台本では、近藤の「つまり、少なくとも、時効満了の1週間前には逮捕しておかないと、我々が書類を作って、被疑者を検察官に送致して、それから検察官が裁判所に公訴提起する時間が足りないわけです」というセリフがあるので、ケイゾクの世界でのこのルールに従うと、犯人逮捕の期限は1999年2月20日(土)のはずである。赤羽さくらが逮捕された日、壺阪が「いよいよ今日で、時効です」と言っている日は、この日のはずである。しかし、そうだとすると、柴田はまたしても休日出勤しているばかりか、第8話に突入しているはずの日なのである。
【第7話 死を呼ぶ呪いの油絵】
この回の日付は、平良文弘殺人事件(「海岸五丁目埠頭男性殺人事件」)の発生日時が早乙女たちの捜査会議でホワイトボードに、1999年2月18日(木)午後7時と記載されていることから、特定できる…のだが、第6話から遡及していることになってしまう。
犯人逮捕はその翌日とすると、1999年2月19日(金)。余談だが、日替わり映像で月が映るのだが、この日は三日月。だが映った月は半月に近い。
【第8話 さらば!愛しき殺人鬼】
第7話の翌日だとすると、1999年2月20日(土)。弐係全員土曜出勤?
野々村係長の婚姻届の提出日も「平成11年2月20日」役所の時間外窓口にでも出すつもりだったのか?
柴田、麻衣子に「ごめんね仕事休ませて」世田谷区役所、土曜開庁なのか?
原勤・嶋村一郎殺人事件は、ラブホテルで柴田が携帯で時刻を確認するシーンより、1999年2月21日(日)。弐係も彩も早乙女も、日曜出勤?
辞表撤回のシーン。オフ会の時から着替えている。弐係の時計は5時15分頃。弐係に真山はいない。
【第9話 過去は未来に復讐する】
【ケイゾク】アーカイブ・空白の一日(ネタバレ)も参照。
麻衣子の部屋の柴田。辞表撤回のシーンと服(セーター、ブラウスも?)が違う
弐係、谷口が追っていた事件の犯人逮捕のシーン、3月のカレンダーがかかっている。1999年3月1日(月)
日比谷公園前、柴田と彩のシーン、麻衣子の部屋のシーンと服(ブラウス)が違う。
テニスコートのシーン、日比谷公園前のシーンと服(ブラウス)が違う(麻衣子の部屋のシーンと同じ)。いきなり着替えたのか
谷口が早乙女に電話し、早乙女がキレるシーンから1回目の1999年3月2日(火)
彩の部屋、真山の部屋の監視画像の日付より、1999年3月2日(火)
真山の逃走について、斑目と彩が話しているシーン…日の光が差し込んでいるが、時刻は確認できず
深夜、弐係に野々村たちが登庁してくるシーンから2回目の1999年3月2日(火)
目黒和樹が2年前までいた精神病院に「先月の末」刑事が一人訪れている→おそらく訪れたのは谷口。だが早乙女が谷口に目黒の件を調べるように命令したのは上記のとおり1999年3月2日と思われる。
【第10話 二つの眼球】
精神病院のシーンから1999年3月3日(水)?柴田、トンネルのシーンと服(セーター、ブラウス)が違う。
野々村係長の休暇届提出日…1999年3月3日
SWEEPの無線による真山の目撃情報…3日03時15分参宮橋方面から木場方面に移動
柴田から朝倉へのメールの送信日…1999年3月3日
【第11話 死の味のキス】
野々村たちが早乙女の指紋を照合しているシーンに映る早乙女の指紋採取日…1999年3月4日

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