SPEC 第10話【癸の回/起の回】の謎(その2)

7月3日の撮影はお休みということで(ただし植田Pは「タイミング計ってんだよ」)暖めていた記事が賞味期限切れにならないうちに…
以前、SPEC 第10話【癸の回】の謎(改訂版)という記事で、最終回の謎について検証したが、DVD/Blu-Rayや、「SPEC公式解体新書」などから、明らかになった謎や、さらに謎が深まったものがあるので、「SPEC〜翔〜」で答えが出る前に、検証しておく。


【当麻のSPEC!?】
地居との戦いで、弾を打ち返したのは、当麻のSPECではなさそうだというのが以前の結論だったが、DVD/Blu-Rayの特典「TODA × KASE INTERVIEW」で、当麻のSPECについてこんな会話がなされている。

−SPEC あったんでしょうか、なかったんでしょうか?
戸田:あった、です。
−これは戸田さんのご意見なので。
戸田:いや、まあ、普通にあったと思いますよ。やっぱり、パソコンの画面とかも、ばーっと普通にスクロールして、もう一瞬で頭の中に入って、読めてるっていうこともSPECだと思うし、習字でああやって自分の考えをバーって書いてやぶってぺって投げるだけで推理されるのも当麻のSPECだし、持ってたんじゃないかとおもいますね。
−最後に打ち返したのも(当麻の)SPECだったんですか
戸田:SPECです。タハハハハ(笑)
−加瀬さんは?
加瀬:あまり考えなかったですね。どっちでもいいかなって思ってましたけどね。むしろなぜ俺にSPECがねえってずっと思っただけなんですけど。
戸田:でもあのとき聞いたんですよ。植田さんに、え、当麻ってSPEC持ってるってことなんですかって、で、ないって言ってたじゃないですか。中盤で。当麻と瀬文にSPECはないって。最初はあるって言ってたんだけど、ないって言ってたんだけど、あるって言われて。
加瀬:みんなその場で変わってくからね。言うことがね(笑)
戸田:そんときどきの気分によって(笑)

以前は弟と同じ、時間を止める能力という前提に立っていたが、それ以外のSPECが発動したという可能性もあるわけで、意外と当麻のSPEC発動というセンも有力なのかもしれない(笑)。
【地居と津田の関係は?】
以前に書いたように、「SPEC magazine 電子完全版」では、「地居=元津田」ということになっている。しかし、「SPEC公式解体新書」の椎名桔平氏のインタビューでは、「地居も津田になりたかったんだけどなれなかった」ということになっている。
某質問サイトで、最後の当麻と瀬文(&美鈴)との戦いの際、地居は右手で銃を構えているから、地居に成り済ました津田、という解釈があった(よくそこからリンクが来るので目につく)
しかし、2つの理由で地居は右手で銃を構えざるを得なかった。
・地居が使ったTEC-DC9という銃は、殺傷能力が高く、十数年前に生産中止になっており、左利き用のものを入手したり、改造したりするのは困難と思われる。
・左手で構えると、照準を覗くことが不可能になる。
だから、これが地居と津田を巡る謎を解く決定的な答えにはならないだろう。
【当麻と瀬文が未詳に来ることになった真相は?】
以前、津田と老人の会話と野々村と当麻の会話の間で不自然な点があると書いたが、「SPEC公式解体新書」の「SPEC/年表」では、公安部特務事項担当部長のS参事官の強権により未詳が設置されたとある。まぁ、S参事官というのは柴田純のことだと断定して(笑)これでいくと柴田−野々村ラインで未詳が形作られたということなのだろう。
地居のセリフはまぁ、サブコード絡みで未詳に飛ばされた警官がいて、それがたまたま瀬文だったといったところだろうか。
【当麻が「映画化とかぜってーしねえから」と言ったとき靴が半分脱げているのは?】
DVD/Blu-Rayのブックレットに答えが書かれている。買うべし。

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