【SICK’S】「ホリック」の正体【堀君】

『SICK’S』について書くのも、これについて書かずに終われないという、「ホリック」の正体だけは、残しておきたい。

年表風にまとめる。
・1987(昭和62年)5月20日、堀聖人君殺害事件。不老不死のSPECを持つとされる堀君こと堀聖人(まさと)君が殺害される。遺体の一部の肉片が残され、「ホリック」と呼ばれるようになる。
・1988年(昭和63年)2月2日以降、玄野冥府が起こしたとされる一連の事件。実際には、玄野は「ホリック」の秘密を知り、「ホリック」の一部を奪い、芝浦の墓地に埋めた。
>第拾参話でのアジアの某超大国の陳部長の上司 高磊(かお・れい)のセリフの、「玄野が持ち出して行方不明だったホリックの一部が芝浦の墓地でたまたま見つかった」をどう解釈するかにもよる。「玄野が持ち出したホリック」の一部が「芝浦の墓地で見つかった」と解するのか、「玄野が持ち出したホリックの一部」が「芝浦の墓地で見つかった」と解するのか、であるが、後者と解する。
・数年後、墓地はアジアの某超大国に買い取られ、マンションが建てられる。その過程で、玄野が奪ったホリックがアジアの某超大国の手に渡る。
・「ところが、培養したら殆どが死に絶えた。唯一生き延びた肉片が手足を手に入れ、逃げ出した」。これがニノマエイトの原型になるというわけだ。
・2009年ごろ、ニノマエイト、某超大国から日本に「帰国」。
・2017年、日本で保管していたホリックが消える。何者かによって、中身がすり替えられていた。
・数ヶ月後、御厨静琉がホリックを手に入れている。
まとめると、ホリックは2つ、ないし3つあり、玄野が奪ったホリック、その後も総理大臣のもとで保管されていたホリック、御厨静琉が手に入れたホリックがあると思われる。前者の2つが、黒いニノマエイトと、白いニノマエイトに相当するのではないかと思うが、はっきりとしたことは分からない。「何者かによって、中身がすり替えられていた」という「何者か」とは、長谷部秘書官なのかとも思われるが、これもはっきりとしたことは分からない。

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