【あまちゃん再検証】三陸鉄道北リアス線・北三陸鉄道リアス線、復興の軌跡

第148回で、足立市長の口から、「北三陸鉄道リアス線の畑野までの開業は7月1日」という言葉が出てきたところで、三陸鉄道北リアス線と、北三陸鉄道リアス線それぞれの、全線運転再開までの軌跡を追ってみた。

三陸鉄道北リアス線 北三陸鉄道リアス線
2008年6月30日 天野アキ、天野春子、北三陸に来る
2011年3月11日 東日本大震災で被災、全線運休 2011年3月11日 東日本大震災で被災、全線運休
2011年3月16日 陸中野田-久慈で営業再開、無料運行 2011年3月16日 袖が浜-北三陸で営業再開、無料運行
2011年3月20日 宮古-田老で営業再開
2011年3月29日 田老-小本で営業再開
2011年3月31日 無料運行終了
2011年4月1日 駅間100円での運行開始
2011年5月31日 無料運行終了
2011年6月1日 1駅区間100円での運行開始
2011年6月24日 天野アキ、震災後初めて北三陸に戻る
2012年4月1日 田野畑-陸中野田で営業再開
2012年7月1日 畑野-袖が浜で営業再開
2013年4月1日 『あまちゃん』放送開始
2013年9月28日 『あまちゃん』最終回
2013年度 全線営業再開
2014年4月6日 小本-田野畑で営業再開(全線営業再開)

若干の日付の前後はあるものの、久慈(北三陸)寄りの区間については、ほぼ実際の三陸鉄道北リアス線の復旧に沿って進んでいるのが分かる。ドラマの中では、袖が浜駅は北三陸駅の次の駅という設定になっていたが、陸中野田駅は、久慈駅の2つ先の駅であり、そのさらに2つ先の堀内駅が、袖が浜駅のモデルとなっている(なお、陸中野田駅まででの運転再開となったのは、陸中野田駅の先で、十府ケ浦と呼ばれる海岸線を走り、ここで被災したため)。
一方の宮古寄りの区間の運転再開状況については、ドラマの中では明らかになっていない。
表の中に『あまちゃん』ドラマの放送開始日と終了日を入れてみた。この時点で、三陸鉄道北リアス線は宮古-小本、田野畑-久慈での営業となっていることが確認できる。
さて、全線再開の時期が大きく異なるが、このことについては最終回が終わった後に検証する。

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