池井戸潤原作・金曜ナイトドラマ『民王』7月スタート【西荻弓絵脚本】他作品とのスタッフの比較

さて、すでにご承知の方も多いと思うが、タイトルの通り、テレビ朝日、「金曜ナイトドラマ」枠で2015年7月から、『民王』(たみおう)がスタートする。
このドラマ、メイン演出が『ATARU』の木村ひさしさん、脚本が『ケイゾク』の西荻弓絵さんというコンビになっている。
『ケイゾク』『SPEC』『ATARU』『ヤメゴク』『トリック』そしてこの『民王』と、チャンネルの違いこそあれ、演出の堤幸彦さん、木村ひさしさん、脚本の蒔田光治さん、西荻弓絵さん、櫻井武晴が、互い違いになっていて、それぞれのスタッフが、どのようにドラマに影響を与えているのかを見るのかが非常に効果的になっていると思われるので、比較してみる。

タイトル 脚本 メイン演出 プロデューサー その他
ケイゾク 西荻弓絵、清水東 堤幸彦 植田博樹 企画協力:蒔田光治
SPEC 西荻弓絵 堤幸彦 植田博樹ほか
ATARU 櫻井武晴 木村ひさし 植田博樹、韓哲
ヤメゴク 櫻井武晴 堤幸彦 植田博樹ほか
トリック 蒔田光治ほか 堤幸彦 蒔田光治ほか 演出;木村ひさし
民王 西荻弓絵 木村ひさし 飯田爽ほか

また、『トリック』のスピンオフ作品、『警部補 矢部謙三』シリーズにおいては、プロデューサーに蒔田光治さんが名を連ね、メイン演出を木村ひさしさんが手がけている。
『金田一少年の事件簿』(第1シリーズ、第2シリーズ)は、堤幸彦さんがメイン演出で、プロデューサーの一人が蒔田光治さんである。また、見岳章さんの音楽と、この三人は『ケイゾク』と同じメンバーである。
なお、ある作品は、西荻弓絵さんが脚本、木村ひさしさんが演出なのだが、同じ回で「西荻弓絵さん脚本、木村ひさしさん演出」とはなっていないので、ここでは言及しない。
表の中で、蒔田光治さんと堤幸彦さんの組み合わせが、『ケイゾク』と『トリック』だけなのは理由(?)があるが、堤幸彦研究本『堤っ』に記載されていることなので、割愛する。

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