【ヤメゴク】第四話 小ネタ、突っ込み、深読み(ねたばれ)

深読みはかなりの部分、first impressionでやってしまったのだが…


ナレーション「このドラマは、警視庁15階にある、通称『足抜けコール』で活躍する人間たちの、物語である」
硲(はざま)「ふざけんな、このやろう、ばかやろう」妻に壁際でパンチ(いわゆる壁ドン)、壁に穴が開く
硲「じか談判した?」
知佳子(妻)「したわよ、今月の組合費(上納金のこと)、しばらく待ってくださいって」
硲、知佳子をひっぱたく「俺の顔を潰しやがって、この野郎!」
娘が駆け寄る。
知佳子「優奈の保育園の支払いが先でしょ」(どうでもいいけど、「ゆな」で変換したら「湯女」が出てきてしまった)
硲「だから言ったろう。保育園は必要ねえんだよ。てめえ専業主婦だろ。優奈の面倒ぐらい見ろこの野郎」考えたら、専業主婦でしかもヤクザの妻でよく保育園に入れたな
知佳子「見てたわよ。あんたにあれこれ頼まれて面倒見る暇なくなったんでしょ。誰それが捕まったから警察に行けとか、誰それ出所するから迎えに行けとか。…挙げ句の果てに、みんなの飯だけは用意しとけ、酒だけは切らすな、そのお金どっから出てると思ってるの?」
硲「俺は、ママ、組、背負ってんだよ。ママ。あっ?」
知佳子「そうね。だから稼ぎが減ったのに…」
三ヶ島ナレーション「こんな生活もう嫌や。ヤクザの世界から今すぐ抜けたい。そんな足抜け希望者を支援してるのが、全国都道府県警にある暴力団離脱者相談電話、通称、足抜けコールや」
やめーたんの着ぐるみが足抜けコールに入ってくる。着ぐるみの主は、東条?
三ヶ島と佐野の小芝居
足抜けの電話がかかってくる。麦秋と石山が電話を取ろうとするが、タッチの差で麦秋が電話に出る「はい。足抜けコール。つまり、暴力団を抜けたいということですね」
石山「足抜けコールだ」
東条、よく見えないが着ぐるみの早脱ぎをしている。
麦秋「カタギになると同時に離婚もしたい」
東条「離婚?」
三ヶ島「カタギになるのに何で奥さんと別れなあかんねん」
麦秋、電話をスピーカーに切り替える
知佳子の声「これからは娘と二人だけで生きていきたいんです」
佐野「あら?ご婦人?でらっしゃいますね」
知佳子の声「そのためにも離婚して、極道の妻をやめたいんです」
三ヶ島「極道の妻。あんたら覚悟しい…何見とんねん(佐野に)」
佐野「(かたせ)梨乃さま?」
三ヶ島「(岩下)志麻さまやアホ」
【タイトルバック】
橘の事務所
吸入器を口に当てている橘
橘「最近うちは、二次団体とフロント企業を相次いで失った」
藤田「はい。例の黒い服の小柄な警官」
水田「その女の名刺、親父にお渡ししましたね」
橘「そのせいでうちは急に経済的に厳しくなった。今は千一のしのぎで何とか持っているようなもんだ」
水田「この前スカウトしてくれた客人がよく稼いでくれてる」
橘「デイトレードとかいう俺にはよくわからないしのぎだ。しかし、稼ぎはすごい。だが、それ一本では心もとない。そんなとき、君(藤田)がうちの構成員になった」
藤田「心して、身につけさせていただきます」
水田「身につけるな。つけていいのは、葬儀や襲名の時だけだ。カタギに配るなよ(藤田の名刺を渡す)。渡していいのはヤクザだけだ」
橘「いいか、千一に負けないような太いしのぎをしろよ、喜一郎」
水田「お前は本部のヒラだから、組合費はこんなもんだ。毎月十日の定例会に上納しろ。いいな」
(月50万の上納金)
水田「お前もこの世界は長いはずだ。シノギの一つや二つ持ってるから大丈夫だろ」
藤田「はい。前にいた組ではシャブを扱っていました」
水田「喜一郎。関東貴船組は代々、シャブはご法度だ」

麦秋の名刺を見て、何か思うところありげな橘
知佳子「主人は硲組の組長です」
三ヶ島「硲組!聞いたことない」
麦秋「白城会の3次団体です」組長白石達也2064人、本部232人、池袋。って白石達也って第6話のディレクターの名前じゃないの!?
硲組は、白城会の2次団体、巣鴨の山庵一家(山路 憲次郎)の下の団体。構成員45人、町田にある。
佐野「白城会。指定暴力団でございますよね」
石山「生活が苦しいとのことですがご主人のシノギは」
知佳子「石ヶ谷運送の社長をしています」建設資材の運送業「もう何ヶ月も社長の給与は出てない状態です。なのに組への上納金とか葬儀なんかの義理かけ金とかお金が出てくばかりで、うちにはもう3ヶ月もお金を入れてません」
麦秋「金の切れ目が縁の切れ目」
知佳子「だって、まだ娘だって小さいのに」
麦秋「責めているわけではありません。ヤクザと別れることにはむしろ賛成です」
三ヶ島「ちょっと待てお前。奥さん。経済的に苦しい時があるんはカタギかて同じや」
麦秋「だから何ですか」
三ヶ島「だからなんとか一緒にやっていかれへんの。苦しい時は奥さん、たとえあんたが働いてでもご主人を…」
知佳子「言いました。働きに出たいって。でも、許してもらえないんで」
佐野「それはお珍しいケースでございますこと」
石山「普通は万一、捕まった場合に備えてなにかしらの仕事に就かせたがるもんだけどね」東条、鼻血どうした。
三ヶ島「よしっ、そういうことやったら俺の方からご主人を説得して奥さんが外で(蛍光灯に頭をぶつける)働けるように」
麦秋「三ヶ島刑事。あなたはどの立場で話してるんですか?」
三ヶ島「足抜けした後に一番必要なになんのは奥さんのサポートや」
麦秋「今回足抜けするのはその奥さんだけです」
三ヶ島「おぅっ」(こういうリアクションをするからSPECの吉川を思い出しちゃうんだよな)
佐野「ご主人様には足抜けのご意志はございませんのでございましょうか」
知佳子「ありません」
石山「ということは、今頃気づいたけど、これって」
麦秋(遮って)「これは足抜けコールで引き受けるべき事案です」
石山「うそでしょ。どう聞いてもただの離婚問題だよ」
麦秋「相手はヤクザの組長です。そして彼女は、ヤクザに姐さんと呼ばれる立場の人。構成員と言えなくもありません」
石山「言えないと思うけどね」
佐野「しかし、そう考えれば彼女がなさろうとしてるのは単なる離婚ではなく、ヤクザの世界からの足抜け?」
三ヶ島「おう、警察が間、入った方がスムーズかもしれんな」
麦秋「というわけで、硲組の硲知佳子さん」
佐野、パーテーションの裏に走っていく
麦秋、三ヶ島「あなたの足抜け、お引き受けいたします」
佐野、銅鑼を鳴らす
東条「いいんですか?」
石山「法的にだめな気がする」警察は、民事不介入
保育園で働く永光由美子。子供に逆上がりをさせている。
保育士が駆け寄ってくる。信川清順(笑)
保育士「由美子先生!マズイって。担任がいないときに鉄棒なんかさせたら」
由美子「あーでも、みんなやりたいって」
保育士「先生ベテランだけど一応パートなんだからもうヤバイって」
由美子「あっ、そろそろ、お散歩の時間」
保育士「そうなんですけど、なんかへんな人がうろついてるんです。なんか、怖い感じの、もろヤクザって感じの…あの人!」
橘が立っている。由美子を見つめる
石ヶ谷運送
入ってくる麦秋と三ヶ島

三ヶ島「運送会社なのにトラック一台もあらへんやないか」
硲「トラックなら営業所にありますが」
三ヶ島「自分では働かんと外のカタギに丸投げパターンってやつか」
硲「違法ではないはずですが、警察が何の用ですか?」
三ヶ島「硲知佳子さん(胸を強調して)の旦那やな」
硲「そうですが」
麦秋「硲組組長 硲裕司さん」硲に近寄っていく麦秋。離婚届を取り出し「こちらに一筆頂戴いたします」離婚届。住所が東京都練馬区豊北9丁目27番2号になっている。練馬区に豊北という町名はない(豊玉北という町名はある)が、上に書いたように本部が町田なのになぜ練馬に住んでいるんだろうか。
保育園の近くの寺?
由美子と橘があっている。
由美子「知りません。麦秋とはもう3年あってません」
橘「3年って…あれ以来ってことか」
由美子「あなたにももう会いません」
橘、立ち去ろうとする由美子を引き止める
由美子「あのときも、そう言ったはずです。あなたが、私の夫に…あのときも!」
振り払って去っていく由美子
橘「俺のせえじゃないよな。俺のせいじゃないだろ。お前の娘がこうなったのは」
石ヶ谷運送
ガラの悪い社員が入ってくる
三ヶ島「何でそうなんねん。別にお前ら逮捕しにきたわけちゃうがな」
硲「離婚する気はさらさらねえってことですよ」
三ヶ島「ほんなら、一緒に足抜けせえへん?」
硲「俺は社長だ。会社や社員を見捨てるわけにいかねえんだよ」
麦秋「足抜けを勧められて、社長だと断る。ここがヤクザのフロント企業であることを認めましたね」
三ヶ島「いまその話はええがな。みんなで一緒にカタギになったらええやんけ、な」
麦秋「愚かなのはそのダサい髪型と変な靴下だけにしてください」カラフルで変な模様の靴下。
麦秋「ここは建設業をシノギにしてる白城会のフロント企業。そのツテで建設資材の運送業ができているんです。カタギの会社になったら仕事なんてありません」
三ヶ島「そうやったら、せめて奥さんが外で働く事認めたらええやん」

麦秋「依頼人の希望は離婚です」
硲「離婚はしねえ、外で働くのも認めねえ」
何かに気づく麦秋
麦秋、足抜けコールの資料室で洗濯物(ズロース)を干している
麦秋「あなたは二人を離婚させたくないようですね。以前にもそんなことがありましたね。いい加減うんざりです」
三ヶ島「夫婦は一緒におった方がええんや」
麦秋「そういえば三ヶ島刑事は離婚したと言ってましたね」
三ヶ島「言うてるか。お前が当てただけや」
麦秋「あなたの仕事が嫌になった奥さんが出て行った」
三ヶ島「当てるなっちゅうの」
麦秋「具体的にはなにがあったんですか?」
三ヶ島(資料室の方に向かって)「もう寝るで、ほら、はいこっちやこっちや、ハウスや、ハウス。うぉうっ」(キラーン⭐️ズロースが干してある)
ビビって資料室のカーテンを閉める三ヶ島
麦秋「マル暴の刑事はヤクザにナメられないようにヤクザのような髪形や服装になっていく」
三ヶ島「急になんやねん」
麦秋「それに奥さんは耐えられなかった。一度は愛した人が自分の想像を絶する奇天烈な生物になっていく。早く、この人が常軌を逸したファッションモンスターになる前に早く離婚を、奥さんはそう思った」
(回想 三ヶ島由香「あなたの世界に娘を巻き込まないで」)
三ヶ島「思うかい、何がファッションモンスターやお前、そんなんで離婚するか。腹立つわ。ほんまに」
麦秋「ではなぜですか」
三ヶ島「それは、その…嫌がらせを受けたんじゃ、女房と娘が」この言い訳を考えるまでの「間」が気になる。
麦秋「ヤクザはそうやって、いつも弱いものをねらってくるんです」
麩菓子を食う麦秋
三ヶ島「嫌がらせ言うてもお前、幼稚園の周りうろついたり家にちょっとしたお前、貼り紙とか電話とかお前、その程度や」
麦秋「十分です。普通の母親にとっては大ごとです」
三ヶ島「いつでも連絡せえ言うとった、お前。交番の連中にも巡回してもうて、専用の警護要員も派遣してもろて、俺もできるだけのことしてたっちゅうねん」
麦秋「緊急連絡と巡回と警護。そんな環境で生きていくのは普通の女性には耐え難いはずです」
三ヶ島「普通ってお前、俺がマル暴と知って結婚したはずやろ。ちょっとは俺の仕事理解してくれやって」
麦秋「そう奥さんに言ったわけですか。ヤクザを本当に理解するカタギなんていない。同様に、マル暴の刑事を本当に理解するカタギなんていません」
石山にある調査を依頼する麦秋
麦秋「では、調査の方よろしくお願いします」
石山「えっ、待って待って」
東条「それって硲知佳子さんの足抜けに関係あんの」
麦秋「我々が足抜けさせようとしているその女性、もしかしたら犯罪者かもしれません」
石山「嫌な予感しかしない」
ホットシャブが最近また出回っていると聞く三ヶ島。注射したときカーっと熱くなるシャブ。
九瀬組が昔よく流してた特殊なシャブ。九瀬組は壊滅したはず
交番の前でずっと待っている麦秋と佐野
麦秋「まだなんですか」
佐野「間も無く、出てこられるはずでございます」
麦秋「ではなく、依頼人の仕事、まだ見つからないのかと聞いています」
佐野「お言葉を返すようで大変お心苦しいのでございますが、私ども暴追センターでは男性の職は常時ご用意してございますが女性の職は確保してないんでございますよ」
麦秋「言い訳はいいから早く探してください」
佐野「私には他にも仕事があるんでございますがね〜」
麦秋「こちらを優先してください」
佐野「あっ、来た。あー、十二先生様、お素晴らしい弁護活動をしていただきまことにありがとう存じます」
十二弁護士と、有留章子がくる。
麦秋「嫌疑不十分で、起訴猶予になったとか」
十二「まあ、医師法違反なんで、最終的には、最終的には、医師会の判断に任せることになると思いますが、おそらく、おそらく医者は続けられるそうです」副詞を重ねて言う。
章子「無理よ。もうこの町では。もうどこへ行っても医者なんてできない」
麦秋「安心しました。つまり先生は、医者を続けたい。そうですね。そのご依頼、お引き受けいたします」
三ヶ島、藤田のところに行く。関東貴船組はシャブご法度、おれじゃないと藤田
三ヶ島「ヤクザのご法度なんてあてになるかい」

三ヶ島「うちのヤク担とか目つけてんのや。お前にたどり着くまでもう時間の問題や」
藤田「おい、これはなんの脅しだ」
三ヶ島「せやから、パクられる前に足抜けせえへんかいう優しさやないかい」
藤田「俺に組を抜ける意思はない。てめえら足抜けコールの出る幕じゃねえよ」
三ヶ島「そんな人間でも足抜けさせたるわ。おれにはできへんかもしれらんけどや、あの女やったらできるかもしれん」
石山(資料室のカーテンに呼びかける)「バクちゃん、バクちゃん」
カーテンが開き、寝起きの麦秋が出てくる。
石山「バクちゃんが言ってたとおり、依頼人の名前で調べたら彼女が社長をしている会社が見つかりました」
麦秋「石ヶ谷アート」本店、東京都町田市大蔵町751-9(ちなみに町田市大蔵町に751という番地はない)取締役 硲知佳子 東京都練馬区豊北9-27-2 代表取締役 硲 知佳子
麦秋「住所が石ヶ谷輸送と同じですね」
東条「石ヶ谷運送の別会社だろうね」
麦秋「仕事は産業廃棄物の運搬」
石山「それで?」(うしろで東条が資料室のカーテンを開けてキョロキョロしている)
麦秋「しかも、かなりの確率で違法産廃業者です」
石山「なんでわかるの」
麦秋「石ヶ谷運送にマニフェストという帳簿がありました」
三ヶ島「マニフェストか。政治家のあてにならへん公約のことか」
麦秋「違います。産業廃棄物の不法投棄を防ぐため、伝票で産廃の流れを管理する制度のことです」CGでマニフェスト制度の流れを説明。ここにキチンとした解説がある。ってかこれを参考にして作った感じ?
三ヶ島「難しいことをスラスラと、なんでもよう知ってんなお前は。マニフェストの伝票があるのが正しいわけやろ。何が問題やねん」
麦秋「パソコンのデスクトップにマニフェストというアイコンがありました。本来、帳簿があれば管理は事足りるんです」
東条「別に管理してるデータがパソコン上にあった」
麦秋「つまりあれは、マニフェスト対策のためのソフト」
石山「ああ、だから違法産廃業者」
麦秋「だとすれば、彼女は犯罪者です」
石山「うーん、彼女に確認してみる必要があるね」
三ヶ島「せやけどお前ほんまによう色んな法律知ってるのう」
(産廃関係の通知。途中になぜか食べかけの弁当を写したカットが挿入されている)
バイブレーター着信。麦秋は気付かない
三ヶ島「おい。おいって、あのほらブルブル言うてんでお前」
電話を取る麦秋「妹からです」
三ヶ島「ほな、ええか」
電話に出る麦秋
三ヶ島「出るんかよ」
遥「なんかさ、姉ちゃんに聞きたいことがあるって、うん。お母さんが。うん。もうすぐここに来るけど…姉ちゃん最近お母さんに会ったの?」(「あぶくま整形外科」の前)

三ヶ島「話があんねや、お前に」
麦秋「あなたの話など後回しです」
三ヶ島「関東貴船組や」
立ち止まる麦秋
三ヶ島「ほら、やっぱ反応したな」
麦秋「関東貴船組が何か?」
三ヶ島「ヤクザ目の敵にしとるお前が特に憎んでんのが関東貴船組や。今までのお前見てたら簡単に分かるわい」
麦秋「そんな話ならなおさら後回しです」
三ヶ島「その貴船組から一人足抜けさせたいんや」
麦秋「そのヤクザに足抜けの意思は」
三ヶ島「ない。せやけど足抜けさせたいんや。お前やったらそんなやつでも抜けさせられるやろう」
麦秋「そのヤクザの名は」
三ヶ島「藤田や。藤田喜一郎や」
麦秋「では、関東貴船組の藤田喜一郎さんの足抜け、お引き受けします」
喫茶店、佐野と妻が話している。佐野はパフェ大盛り
佐野「ご主人様の暴力でございます」
知佳子「この前、ひっぱたかれましたけど」
佐野「ということは、ご主人さまには常習的な暴力がある」
知佳子「まあ、年に一回くらいひっぱたかれますけど」

佐野「それで慰謝料とるのは難しそうでございます。奥様の場合、離婚できたとしましても、すぐにご財産を分与される可能性は低く、ご養育費も望めないかと思料いたしており、而して(しこうして)お子様をご養育されながらとなりますと、こういったお仕事ではねー」
知佳子「あの、私、水商売でもなんでもします」
佐野「いや、そういった商売は我々ご紹介できませんのでね」
石山と東条が入ってくる。
石山「失礼しまーす」
東条「ちょっと!」
石山「硲知佳子さん、あなたに確認したいことがあります」
遥の病院 あぶくま整形外科の屋上
遥「この病院も姉ちゃんが紹介してくれたんだよ。あれ?これ言ったよね?」

由美子「なんでもいいのよ。最近何かバクちゃんに変わった様子なかった?」
遥「変わった様子って…てかお母さんいつから姉ちゃんに会ってないの?」
由美子「…」
遥「(歯痛ポーズ)そういえばうちに帰ってこなくなったよね。姉ちゃん。私が看護師になってから。てかもっと前から?」
由美子「もう、3年になるかな」
遥「3年前って、お父さん…でもなんで、なんか関係あるの」
由美子「あっ、ごめんね。お仕事中だったよね。もう行くね」
遥「思い出すよ。今でも時々。3年前のこと。だって、最初にお父さん見つけたの、私だったし
雨の中、うつぶせで会社の前に倒れている倒れている麦秋の父
遥「今でも忘れられない」
麦秋「遥がまだ看護学生の頃でしたね」麦秋と三ヶ島が立っている。
由美子「バクちゃん!バクちゃん!」
麦秋「お母さん。あなたはもう十分私の人生を邪魔しました。これ以上邪魔をしないでくださいね」
去っていく由美子
遥「お母さん、姉ちゃんに何か聞きたいことあるんじゃなかったの?」
麦秋「そろそろですね」
佐野が、章子を病院に案内している。
遥「あっ、章子先生。先生ー!、先生!」
三ヶ島「お前が呼んだんか」
遥、玄関に降りてきて章子に駆け寄る。
章子「遥ちゃん、あなた、この病院に?」
遥「はい、あとから先生が来るって聞いてチョー上がりました」
佐野「今日院長先生はおいででございますね」

麦秋と三ヶ島が降りてくる。
佐野「あっ、お妹様。私ども有留先生と少しお話ししてから伺いますので、遥さんは院長先生とお待ちになっていただいてもよろしかったでございましょうか?」
遥「はーい、じゃあ先に戻ってまーす」
佐野「さあ、ここが有留先生の新たなお仕事場所の病院でございます」
章子「私の過去の過ちは院長先生方に御承知いただいてるんですか?」
麦秋「しっかり因果を含めました」
佐野「では、参りましょうか」
章子「また妹さんが私の監視役?」
麦秋「ええ
章子「また私を苦しめるのね」
麦秋「ヤクザと関わった者は、一生苦しむべきなんです。私がそうであるように」
案内していく佐野
三ヶ島「3年前に父親が死んだ、もしかしてそれがおまえが貴船組を憎んでいる理由っていうやつか。そういうたら、橘勲っちゅうの逮捕にもこだわっとったな。使用者責任やなんやかんや言うて。それも親父さんが死んだことに関係あるんか。なあ」
(麦秋の電話に着信)
電話の画面を三ヶ島に見せて、麦秋「石山室長からです」
石山「バクちゃん、すごいこと分かったからすぐ帰ってきて」
シャブを扱っているのがばれて橘にボコボコにされる藤田
藤田「でも今はどこの組でもシノギが厳しいから」
水田「だから上に金さえ納めればどこの組でも大抵見て見ぬふりしてくれる。うちもそうだと思ったんだな」
藤田「はい」
水田、橘に頭を下げて「すいません。私の説明不足でした」水田も殴る橘
橘「おい、おいコラ、今度やったら破門だ、いや絶縁だ、このやろう」
藤田と水田を残して、橘たち幹部が去っていく。
水田「喜一郎、関東貴船組に建前はない」
藤田「俺には、シャブのノウハウしかありません。どうすれば」
水田「お前はうちの組員だ。だから、代紋は貸してやる。それでどう稼ぐかは一人一人の才覚だ」
石山「全く知らなかったみたいだ、奥さん。自分が産廃運搬業の社長にされてたこと」
麦秋「やはり」
佐野「私も調べさせていただきましたでございますよ。奥様のご証言どおり石ヶ谷運送は真っ赤っかの大赤字でございました。しかしこちらの石ヶ谷アートは結構な黒字でございました。そのからくりが、こちら」と封筒を出す佐野「石ヶ谷アートのトラックがよく廃材を運んでる現場で、こうでございます」封筒の中から写真が出てくる。不法投棄の山
東条「わかりやすい不法投棄ですね」
麦秋「違法なマニフェスト伝票で不法投棄すれば安い値で産廃を引き受けられます」
佐野「それで黒字になった産廃運搬業務だけ奥様の名前を使って別会社にしてるのでしょうございましょう」
石山「バクちゃんの予想どおり違法産廃業者だったね」
三ヶ島「ようこんなことこんな早う調べたのう」
佐野「ゴホン、私には捜査二課にいた頃のツテがございます」
三ヶ島「その、まあまあエリートやったやつがなんで今こんなことしとん?」
佐野「それは…
麦秋「それは今重要な問題ではありません」
佐野「重要な問題じゃないって…
麦秋「続けて」
佐野「はい、これだけの証拠が揃えば摘発できると生活安全部は申しておりますがいかがいたしましょう」
麦秋「この証拠で依頼人を離婚させます」
知佳子「しません!私、離婚しません」
石山「急に現れて急な発言、どうしました」
知佳子「優奈が、娘がさらわれました」
三ヶ島「さらわれた?誰にや?」
知佳子「主人です」
麦秋「では、取り戻しに行きましょう」
石ヶ谷運送
硲「あぁ?さらったって何だよその言い方。(奥で社員が優奈をあやしている)実の父が実の娘と一緒にいるだけだろうがよ」
三ヶ島「実の親でもな、未成年の連れ去りには刑事罰が下ることがあんねん。せやからここは、おとなしく…」
麦秋「廃棄物処理法違反で家宅捜索いたします。パソコンや携帯、書類など、一切手は触れないで」(捜索令状を出す)
三ヶ島「いやいや、ちょっ…話がちゃうやろ」
硲「待て待て、廃棄物処理法違反ってどういうことだよ」
麦秋「こういうことです」廃棄場の写真を見せる。
麦秋「というわけで、これと(マニフェスト伝票)、パソコンを押収いたします」
硲「渡すな!」
社員「おいっ」(と、パソコンに手を出そうとする麦秋の手を掴む)
麦秋「よかったです、先に手を出していただけて」社員を窓の外に蹴り出す麦秋。「キラーン⭐️」はないのね。そして、窓が開いててよかったね(笑)
麦秋「公務執行妨害で、皆さん全員逮捕いたします」
硲「ふざけんなこの野郎」
社員がバットやゴルフクラブなど取り出す。格闘シーン。麦秋、書類とパソコンを手に入れるが、硲に奪われる。硲、子供を連れて逃げようとする。
麦秋「三ヶ島」
三ヶ島「呼び捨てか」
硲「どけ」
三ヶ島「はい」←だめじゃん。
麦秋が社員を跳び箱にしてのジャンプ。硲に突きを入れ、三ヶ島に娘を預ける。
硲、書類とパソコンを手に逃げていこうとする。
麦秋「おまえの娘は預かった」
逃げていく硲に向かって、麦秋「足抜けコールの番号は、おーいにいさん、やくざやめろよ。おーいにいさん、やくざやめろよ」
水原「警視庁組対四課…(ボコボコにされている社員たち)はいはい、またこのパターンね」
麦秋「不法投棄の証拠を押さえようとしたら先に手を出してきたので、あなた方が摘発のためにやった」
水原「そういう筋書きね」
刑事「水原さん、ここの社長がいません」
麦秋「ああ、逃してしまいました」
水原「なんだよ、らしくねえな。で、さらわれたって娘は」
麦秋「この中です(クローゼット)」
クローゼットからリーゼントだけ出ている
水原「エルビス、エルビス」
三ヶ島「おお〜」
水原「おい、どういう状況なんだよ。(三ヶ島に)無事でよかった」
三ヶ島「監獄や、監獄」エルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」にかけている。
水原「無事でよかった」
三ヶ島「触りすぎ」
佐野、知佳子を連れてくる「バクちゃんさん」
知佳子「優奈」
佐野「感動の、親子のご対面」もらい泣き
麦秋、知佳子に手錠をかける。
佐野「…が台無しでございます」
三ヶ島「何してんねん娘の前で」
麦秋「石ヶ谷アート社長、硲知佳子さん。廃棄物処理法違反で逮捕いたします」
パトカーの中
麦秋「このあとあなたは起訴されて、数百万円の罰刑が科せられるはずです(罰刑、って聞きなれない言葉だな)
知佳子「数百万って…」
麦秋「ヤクザと結婚したバカな自分への罰金だと思ってください」
佐野「バクちゃんさん、今の奥様には到底ご無理なご金額でございます」
麦秋「無理でも払うしかありません。あなたが留置所に泊まるだけでもカタギさんの税金が使われるんです」
佐野「でも娘さんは、その間施設のほうで保護されることになってございます」
三ヶ島「しっかしお前も味な真似するやないかい」
麦秋「何がでしょう」
三ヶ島「何がってお前、逮捕って名目で奥さんと娘保護してる間にお前、旦那見つけて逮捕しようって魂胆のこっちゃ」
麦秋「そんな魂胆ありません」
三ヶ島「ないんかい。ほんだらお前なんでこんなこと…」
麦秋「三ヶ島刑事。あなたは今回の依頼の最終的な目的を忘れています」
三ヶ島「なんやねん、最終的な目的って」
麦秋「ヤクザの妻の足抜けです」
足抜けコール
(後ろで佐野がピザ回しをしている)大島さんのイングラムより、練習する勝地さん
東条が電話を取ると、硲から電話「娘返せこの野郎」
麦秋、スピーカーに切り替えて「もう一度、ご用件をどうぞ」
硲「用件も何も、娘返せってんだ」
麦秋「硲組組長、硲裕司さんですね」
佐野「娘さんは今、施設の方で大事に預かってございます」
硲「父親に無断で勝手なことしてんじゃねえぞこの野郎」
麦秋「娘さんはお返ししても構いません」
三ヶ島(椅子に後ろ向きに座って麦秋の方に近づいていく)「何言うてんねんお前、返して欲しかったら警察来いやお前」
麦秋、三ヶ島の椅子の背もたれをキック。その勢いで三ヶ島、前のめりに倒れる。
三ヶ島「おおっ、おおーっ、髪が…」
硲「警察行ったら俺のことパクるだろ」
麦秋「では、警察以外で会いましょう」
石山「ちょっと、バクちゃん」石山をにらむ麦秋
麦秋「お互いにとって、有益な交換をしませんか?あなたが持ち去ったパソコンを持ってきてください。ちなみに奥さんは廃棄物処理法違反で逮捕しました。その奥さんの供述と我々が集めた証拠により石ヶ谷アートはもはや摘発されたも同然です。だとすれば、あなたの持っているそのパソコン、あなたにとって、どれほどの価値がありますか。我々にとっては、送検や裁判のための補強証拠という意味でそこそこの価値があります。そんなパソコンより、娘さんの身柄の方が圧倒的に価値があると思いますよ。そういえば、あなたが娘さんをさらったとき、奥さんはもう離婚しないと叫んでいました」
硲「なるほど。互いに有益な交換か」
麦秋「さあ、硲さん、どちらでお会いしましょうか」
硲「本当に俺をパクったりしないなんだな」
麦秋「しません」
三ヶ島「アカン、こいつアカンわ。ヤクザの会社潰すことしか頭にあらへんわ。こいつに正義はない」
硲「いいだろう。ただし、お前一人で来い」
麦秋「わかりました。一人で行きます」
廃棄物処理場
硲がやってくる。麦秋が一人で待っている。
硲「娘はどこだ?」
麦秋「証拠の入ったパソコンを先に渡してもらいます」
硲「ほら」パソコンとマニフェストを渡す

麦秋「確かに」振り返り去ろうとする麦秋
硲「娘は?娘はどこだよ」
麦秋「施設で大切に預かっていると申し上げたはずですが」
三ヶ島、水原達が来る

硲「一人で来るっつったろう」
麦秋「一人で来ました。タクシーで1万7620円かかりました」
水原「一方俺たちはみんなでパトカーに乗ってきた」
三ヶ島「あっちに止めてあるわい。なんでパトカーや言うたらな、お前を逮捕して、その後でみんなで一緒に乗っていけるように。こっちはちゃうで、こっからこっちや」
硲「パクんねえって言ったじゃねえかよ」
麦秋「ええ言いました。交換条件に乗ったら逮捕しないと。ですから娘さんやパソコンは今回の交換には何の関係もありません。何度も同じことを言わせないでください」
硲「じゃなんなんだ」
離婚届を見せる麦秋。
硲「離婚届?」
麦秋「今度こそこちらに一筆頂戴いたします」
硲、離婚届に記入する。水原の背中を机代わりにする麦秋
走って逃げていく硲。
水原「やっぱ納得いかねえ」
三ヶ島「ホンマやったら逮捕すべきや」
麦秋「逮捕してもまたカタギさんの税金を使って刑務所に行くだけです」
三ヶ島「せやったとしてもや」
硲「あの男は唯一黒字だった会社が摘発され、社員も逮捕され、シノギを失ったんです。そんな男を上の組織が拾ってくれるとは思えません。さらに、妻や娘も我々に奪われました。」
三ヶ島「どうなんねや、あいつ」
麦秋「あとは苦しんで苦しんで、カタギに這い上がっていくか、または、野垂れ死でもすればいいんです」(硲「覚えてろよ」)
水原「ヤメゴク、ヤクザをやめさす極道、あいつそう呼ばれてるんすよ」
三ヶ島「らしいのう」
水田の組
水田が「zomahon.co.jp」の段ボールを開けている。
水田「なんで本部じゃなくうちに呼び出されたかわかるな?」箱を開けると、茶色い粉が出てくる。
藤田「シャブのルートで買いました」藤田、携帯を次々と取り出す「ヤクの客がくっついてる携帯です」
水田「シャブはご法度だと何度言えば…」
藤田「シャブじゃありません!脱法ドラッグとか、危険ドラッグとか、そういうふうに呼ばれてるヤクに客が付いてましてね」
水田、木刀を取り上げ、振り下ろす
水田「いいか、シャブじゃなくても、ヤクを商売にするな」
藤田「結構、元手がかかったんですがね」
水田「喜一郎!」
藤田「なのに買ったとたん、すぐに摘発されたみたいで」
水田「摘発された?」
藤田「この携帯、全部一度も使えませんでした」
水田「おまえ、誰かにガセの携帯つかまされたんじゃねえのか」
隣の部屋でPCを操作している男に気づく藤田
藤田「これが噂のカシラのシノギですか。俺にもカシラみたいな才覚があればな」
水田「大丈夫か?定例会もうすぐだぞ。上納金の支払い、大丈夫か?」
留置所
知佳子に離婚届を見せる三ヶ島
知佳子「ありがとうございました。ここから出たら、優奈と二人、やり直します」
麦秋「どうやって?ここを出て、どうやって生活していくんですか。これから、罰金という名の何百万円もの借金を抱えて。ちなみに検事に頼んで、最大日数、つまり20日間拘束してもらうことになっています。その間娘さんには絶対会わせません」
知佳子「そんなひどい。ねえ、どうして」
麦秋「苦しんでください。これまで、あなたの夫が苦しめてきた人の分まで。苦しんで苦しんで、そうしてそこから、あなたはカタギにはいあがっていくんです」
知佳子「待って、どういうこと?話しが違うじゃない」
佐野「いやいやいや、言い方は厳しいでございますがね、実際問題、どう考えても20日以上かかるんでございますよ」
三ヶ島「何で検察調べにそんなかかんねん」
佐野「取り調べにではなくご就職活動にでございます。小さなお子様を抱えた女性が真っ当なお仕事を見つけるのは本当に難しい。それは、もうご経験済みでございますね。その間、今もお逃げになっているご主人からご自分の身を守り、お子様の身も守りながら就職先を探す。それには、今のこの環境、なかなか悪くないはずでございますよ」
三ヶ島「おう、確かに」
佐野「それほどまでに娘さんに会いたいのなら、厳しいとは思いますが頑張れますよね」
知佳子「黒い服の警察官に伝えてください。いっぱい苦しんで、苦しんで、頑張りますと」
駐車場で麦秋と水原が話している。
水原「てめえの言うとおりにやった。ヤク担当の力借りてな。
刑事「とりあえず、すぐに摘発できる携帯を渡した。貴船組の藤田って男に渡るように」
麦秋「ありがとうございました」
水原「これで借りは返したぞ。いいな?」
去っていく水原と刑事
三ヶ島「どういうこっちゃ。おまえ、藤田に何した」
麦秋「あなたの依頼を実行しているだけです。藤田って男を貴船組から足抜けさせたいというあなたの依頼を」

さて、first impressionで書かなかったことを書く。
一つは、上納金である。
第弐話で出てきたが、倉持一家の上納金が550万円だった。これに対して、藤田の上納金が月50万円。二次団体とはいえ、倉持一家は98人を抱える大所帯だ。本部の構成員になったとはいえ、藤田は大変だ。
そして、倉持一家の上納金とフロント企業(ホバークラフト)を失って経済的に厳しい、とのことだが、関東貴船組には倉持一家よりも大きい二次団体があったはず。それらは、何ら貢献していないのだろうか。
そして、水田の組(水千組)の客分のシノギで持っているというが、デイトレードで月550万以上稼いでいるということになる。それもたった一人で。客分の報酬とか水千組の取り分とか考えたらもっと稼いでいるんだろう。すごい稼ぎだ。
さて、麦秋の父の死のことにはすでに触れたが、麦秋が変わったのはともかく、遥が逆に普通過ぎるのが普通じゃない気がする。3年前に看護学校に通っていたという遥が、有留医院に就職し、今回はあぶくま整形外科に就職し、また有留章子と同じ職場になる。そのことを章子が「妹さんが私の監視役」と言った意味は、なんだろうか。
そして、今週の佐野である。今週は二課から暴追センターに出向になった理由について、しゃべりかけるが麦秋に「今重要な問題では」ないとスルーされてしまう。また、「他にも仕事があるんでございますがね」というセリフがあったが、あまり大きな意味はないような気がする。水田の客分が佐野という仮定もあるが、デイトレードと暴追センターの仕事はどう考えても両立しないような気がする。となると、麦秋は別に水田の客分と伝手があるということになろうか。
三ヶ島の離婚の理由も、本当に嫌がらせを受けたからだけなのだろうか。わかる奴だけわかればいいが、『ケイゾク』で真山が柴田に壺坂を憎んでいる理由を説明した時に一瞬言いかけてやめた、あのシチュエーションを思い出してしまう。
そして今回、三ヶ島は露骨にヤクザに立ち向かうのを拒否していた。そこまでするのはなんでか?それにあの藤田という男が絡んでいるのではないのかという気がする。

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