【あまちゃん】第119話・NHKの本気

『あまちゃん』台本とオンエアされたものを比べると、違っている部分が多い。
役者さんたちが、「台本どおり」と言っているように、台本にはあってカットされているシーンがほとんどなのだが、台本のシチュエーションが、NHKのスタッフによって拡張されているシーンもある。
例えば、第20週第119話のこのシーン。
春子「見て、『恋人がお仕事です』で勝手に動画作ってアップしてる奴がいる」
高見盛(現・振分親方)がインタビュールームでインタビューを受けている。
藤井康生NHKアナ「どうですかこの声援」
アキの声「恋人がお仕事でです」


台本ではこうなっている。
春子「ほら、『恋人がお仕事です』で勝手に動画作ってる奴がいる」
アキのインタビューを別の人物にサンプリングしたフラッシュ動画。
アキの声「恋人ガオ仕事デス…」
と、クドカンは何の指定もしていないのが分かる。
相撲中継の映像を持っているNHKならではだ。第4話では、平成20年名古屋場所初日の、琴欧洲と安美錦の取り組みの中継のTV音声が使われている。
まぁ、誰の映像を使ってもこの手のMAD動画を合法的に作るのは困難を伴うわけだが、一歩踏み込んだ形で作ったNHKスタッフの本気を見た気がする。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です