『SPEC〜零〜』の放送、『SPEC〜結〜漸ノ篇』の公開まで1ヶ月を切り、『SPEC』関連の各種インタビュー記事が様々な雑誌に掲載されはじめた。
『日本映画magazine』『日本映画navi』『Soup.』のインタビューをチェックした。他にもいくつかの雑誌に載っていたようだ。「ようだ」って、ファン失格です。
まず、『日本映画magazine』と『日本映画navi』。似たような名前の雑誌だが、どちらも戸田恵梨香さんと加瀬亮さんのインタビューで、写真の中で二人が着ている衣装も一緒。インタビューの同じような質問と回答がある。
例えば、
「連ドラから3年。ついに『SPEC』が終わりますが、今どんなお気持ちですか？」（〜navi）
「連続ドラマから約3年間演じ続けた『SPECシリーズが終わるということで、今のお気持ちはいかがですか？」（〜magazine）
「『結』の台本をお読みになった感想はいかがでしたか？」（〜navi）
「まず、今回の完結篇の台本を読まれた感想を聞かせてください」（〜magazine）
といった感じだ。
そして、戸田さんと加瀬さんも同じようなことを返しているのだが、片方にあって片方にない質問もあったりするのが興味深い所だ。
餃子1000個のエピソードなんかは両方に入っている。『〜navi』の方には、分かる人には分かってしまう、ラストのネタバレっぽい発言がある。
連続ドラマのときから底にあった世界観が、今回は表に出ているというのは予想通り。「ソロモンの鍵」なんかは「SPEC〜first Blood」から出て来ているキーワードだ。
意外だったのは、当麻と瀬文の間にギャグパートがあまり無いという話。
そして、『〜magazine』と『〜navi』の両方に植田プロデューサーのインタビューがあるのだが、少しずつ違うことを言っている。3時間を超える台本になって、戸田さんと加瀬さんの芝居をじっくり見せつつ、『SPEC』らしいテンポの良さを残したものになっているという。「漸」は野々村係長の物語で、「爻」は瀬文と当麻の物語という、その真意は…
さらに、『magazine』には、「『SPEC』の世界を知るための7つのキーワード」「人物相関図」合わせて半ページ。
『navi』には「今からでも分かるストーリーおさらい」として、連ドラから天までのあらすじが1ページ、『結』の人物相関図が1ページ強、『零』『結』のあらすじ、ビジュアルが1ページ弱で紹介されている。
『Soup.』は、女性向けファッション雑誌なのだが、「SOUPE. MARCHÉ」と称して、今井夏木プロデューサーとキャストの対談記事が掲載されている。今回が2回目で、竜雷太さんとの対談だ。
こちらも、さりげなくネタバレっぽい（他の雑誌の記事と組み合わせると）ことが書かれているのだが、最後の最後、今井Pが、「竜さんが『消化不良だからもっとやりたい』と言えば、また新たな続編の制作が決まるかもしれませんよ（笑）」などと言っているのに期待したい。
ところで、『日本映画magazine』で、SPEC特集の次のページで、『My Favorite Japanese Movie』というコーナーで、この号で取り上げた俳優・女優のオススメの日本映画を1本紹介するというコーナーがあるのだが、戸田恵梨香さんと加瀬亮さんが並んで『喧嘩の花道 大阪最強伝説』を上げていて、お薦めのポイントも北村一輝さんというところも一致しているのだ。これはどうなんだろう（笑）