SPEC 零(ネタバレ)その4

少し遅くなってしまったが、雑誌ヤングエースで連載されていた漫画『SPEC 〜天〜零(プレリュード)』が、単行本『SPEC 零』として刊行された。
前回の記事までで、単行本で言うところの「File 05 廉貞の回」まで紹介したので、今回は「File 06 武曲の回」「File 07 破軍の回」を紹介する。
(以下ネタバレ)


・地居に貰った婚約指輪を見せびらかして未詳にやってくる当麻
・ナンシーの殺害画像を見てもナンシーが誰だかも、にのまえのことも思い出せない当麻
・心霊手術殺人事件の事は覚えている当麻。そして犯人はもう分かっているという。
・犯人は13歳の少女、上野真帆。5つの殺害現場の共通点、スロープと手すりがあることから、犯人は行動範囲が極めて限られた人物ではないかと推理し、防犯カメラを調べたところ、共通する1人の少女に行き当たった。
・上野真帆は1年前父親が運転する車に乗っていて交通事故になり下半身麻痺で車いす生活に。両親と弟は死亡。
・快楽殺人に似た殺害方法から怨恨の線を当たってみると彼女の父親上野彰彦が内閣調査室”CIRO”の一員で、石油系大メジャーのジャズフェラー一族を調べていた。上野彰彦は何かをつかんだため事故に見せかけられ殺された。そして心霊手術殺人の犠牲者は全員ジャズフェラー一族に関わる人間だった。
・この娘がこれ以上罪を重ねないために警察で保護−いや、逮捕すべきだ、と野々村。彼女が次に狙う相手は日本支部のディアブロ、場所も分かっていると当麻。
・ディアブロ、変装してサブコードの会議に出ようとする。そこに上野真帆が現れる。心霊手術を行おうとしたその時、当麻が現れて、キャリーバッグを投げて止める。
・あなたの犯罪を止めにきたという当麻に、真帆は犯罪者の味方をするのか、警察は何もしてくれない、法に変わって家族のかたきを取るという。
・ディアブロの護衛が当麻と真帆にマシンガンを乱射する。その瞬間にのまえがあらわれる。当麻の意識の一部をにのまえの時間の流れに取り込む。体が動かない当麻。ディアブロをおどすにのまえ。ディアブロを助け真帆を殺せばいくらくれると。100億ドル払うとディアブロ。真帆に恨みのためだけに生きてゆく人生は不幸だと言い、首を切り落として殺害するにのまえ。
・ナンシーのことを思い出し、「左手動け」と地面に手をやる当麻。床から、スペックホルダーの亡霊が現れる。恐れをなして逃げる当麻。ディアブロ達も消えている。
・霊安室。真帆の遺体に手を合わせる野々村。「こんな事件が世界中で起こっているそうです」と柴田。法によらず水面下で監視・取り締まりを行うのは抵抗あると野々村。明文法によらず市民の平和を守るには立法者や法学者以上の法感覚が必要、でないと戦前のような無法警察になってしまう、だから未詳を野々村に任せ、この世界が道を誤らないようにしていると柴田。
・事件の一部始終は防犯カメラに残っていたがビデオの故障という事で証拠採用されない事に。当麻の精神鑑定まで薦められた。
・ディアブロを誘拐し、にのまえと対決しようとする当麻。
・荒野(ドラマ第5話に登場した場面)
・にのまえにサカナ顔と挑発される当麻。陽太の事を思い出すが、年齢が違いすぎると思い直す。
・当麻、地面に手を付けて、上野真帆を召還する。上野真帆、ディアブロの心臓を取り出し握りつぶす。真帆、ありがとう、当麻さん、私を救ってくれて、と。
・当麻とにのまえの対決、にのまえ、君が爆弾マニアということは知っている、僕を四方八方から焼き尽くすつもりだったんだよね、と。しかし爆弾の軌道スイッチを押す当麻。だが作動しない。にのまえがバッテリーを全部外しておいたと。当麻に仲間にならないかと。
・場面転換。芝生で横たわる白い服の男(『天』に登場したあの男か)と、青池潤と思われる少女。少女、たいやきを食べている。ファティマとは?リセットするか、とは?究極の支配者とは?
・怒りや悲しみがSPECの根源だとにのまえ。他人を信じる絆が自分のSPECだと当麻。
・ナンシーが現れる。ナンシーは真帆よりも前に召還されていた。そしてナンシーは電子で起爆装置を操れる。爆発に巻き込まれるにのまえ。当麻も巻き込まれそうになるが、父親、母親が現れ守ってくれる。
・倒れたにのまえを逮捕しようとする当麻(第5話と同じ)。気がつくと当麻の左手は切り落とされていた。
・警視庁。事情を知らない野々村はその骨折、治らないねえと。骨粗しょう症とごまかす当麻。そこに瀬文の事件が話題になる。瀬文を未詳に呼べないか、と当麻。私も同じ事を考えていた、と野々村。
今回は、柴田が未詳を作ったというのがはっきりしたというのと、「天」に登場し、「結」への鍵となると噂されている白服の男が登場したというのが見どころ(読みどころ)だろう。また、当麻がSPECを使ってにのまえと対決した事から、当麻のSPECを封じるためににのまえは左手を切り落としたというのがはっきりしたと思う。

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