【家族八景】第9話 芝生は緑~市川家編~

MBS&TBSの筒井康隆原作、堤幸彦監督、木南晴夏主演のドラマ『家族八景』。第9話は『芝生は緑~市川家編~』。ゲストは西村和彦(市川省吾)、星野真里(市川季子)、大河内浩(高木輝夫)、野波麻帆(高木直子)。原作では『芝生は緑』という一つの話の中に市川家と高木家という二つの家が出てくるのだが、それを2話に分けている。


・市川省吾は、駅前に出来る新しい高級スーパーの設計と内装デザインを1週間でやらなければ行けないから、自宅でカンズメになる。「カンズメとガーファンクルや」と「サウンド・オブ・サイレンス」の一節
・普段は別に事務所があるのだが集中する仕事の時は家でやる方がはかどるみたいで「集中、集中、ちゅーるるっちゅっちゅ」と「ハイホー」のメロディーで。
このあたりの70年代ギャグは堤テイストか。
・省吾「ナナちゃん、そいつトロいから」季子「そう、私トロいんです。トロイの木馬なんです。だから手伝ってもらえると助かるなんて…」
・市川家では、心を読むと肉襦袢を着た姿になる。
・スーパーの内装で苦労している省吾。「また内装に手間取ってる」と季子(心の声)
・「隣の奥さんを見習え、あんな奥さんだったら最高、品があって、賢くて、グラマラスでセンスがあって花があってエロスがあって、何拍子揃ってるんだ。(いまのところ六拍子よ)」と省吾(心の声)
・「お隣の奥さん」高木直子がマドレーヌをもってやってくる。「およよ」「ちかれたびー」とまた70年代ギャグ。「態度変わり過ぎでしょ」と七瀬。「貴方作る人、私食べる人」これも(略)
・「僕の心はもう元にはモドレーヌなんです」省吾(心の声)
・一方、季子も「病院の先生」に恋している。それが隣の主人と知って驚く七瀬。
・妙に21世紀風のバスルーム(笑)
・翌日、マドレーヌの皿を返しに行く七瀬。直子「それよりナナちゃん、ちょっとお話があるんですけど」七瀬(抑揚なく)「承知しました」家政婦のミ(略)
・高木家にスカウトされる七瀬。了承する七瀬。「やった。これで省吾さんの情報が手に入りやすくなるわね」
・高木家では顔が巨大化する(笑)
・輝夫も隣の季子と親しくなろうとしている。
・省吾さん好きっ! 季子さん好きっ! 隣の芝生は青い。
・市川家に戻った七瀬。省吾がマドレーヌの皿を返したと知って、心の中で勝手な事をしたと思いつつ、「こんどからそういうの、置いといてくれるかな、ご近所付き合いいうの、あるやん」と。
・季子に八つ当たりする省吾。しかし、七瀬が謝ると上機嫌。輝夫の診察を受けていた。イメージ映像が台所のシンクの上に座って繰り広げられる。
・中山律子、須田開代子、70年代に活躍した女子ボウラーの名前が。
・ケチャップを取り出して物思いに耽る季子。思わず中身を吹き出させてしまう。ケチャップは省吾を時直撃。「生まれてすみませーん」と季子のシュールなセリフ。
・市川家での最後の夜。夫婦の情交を読み取ってしまう七瀬。しかし二人とも隣の夫婦の事を思っている。しかしそれは隣の夫婦も同じだった。
・「建前的な貞操観念なら、いっそ、なくなってしまえばいい」と七瀬。「火をつけてやろう。そして、じっくりと、観察してやろう」

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