【家族八景】第6話 日曜画家

MBS&TBSの筒井康隆原作、堤幸彦監督、木南晴夏主演のドラマ『家族八景』。第6話は『日曜画家』。ゲストは矢島健一、石野真子、菊田大輔。
各地方局でも週ずれながら放送が始まっている。


・今回は脚本:佐藤二朗 演出:白石達也。「SPEC〜天」の助監督でもある
・今回は、心を読むとお歯黒になる。
・石野真子演じる竹村登志はおしゃべりという設定は原作と変わらないが、「やだ、注文2回言っちゃった」「思ったにょ、思ったにょって言っちゃった」ってあたりが佐藤二朗節。
・矢島健一演じる竹村天州は平日は会社に勤めるが日曜に絵を描く「日曜画家」。かつては新聞の連載小説の挿絵を描いた事もある。登志や息子の克己は天州に金になる絵を描かせる算段ばかりしている。
・原作通り、天州の心の中では人物の顔が幾何学図形で表される。それによって、聴きたくない言葉を遮断している。
・七瀬に色目を使う克己
・天州の心の中で雪が降っているように見える七瀬の顔。悪い気がしない七瀬。天州の心の中で七瀬の顔が雪に埋もれていく。「こんな気持ち、初めてだ」と七瀬
・七瀬「もし、雪は好意の表れで、積もれば積もるほど、好意の気持ちが大きくなっているんだとすれば、だな様も、私の事…もってなんだ?もって?わたしのような能力を持った人間でも、人並みに、誰かを好きになれるんだ」
・天州の会社の女子社員二人が竹村家を訪れる(梶原里子、落合美佐)。「課長のアトリエ、見学させていただけるって、ね」「ね」「ね」「ね」「ね」
・梶原里子は図形になるが、落合美佐は図形にならない。天州は、落合美佐の使い込みを知っていて、それをネタにホテルに連れ込もうとしていた。しかも、天州は梶原里子とも過去に関係をもったこともあった。子どもを下ろした費用も払ってくれなかった。つまり、天州にとって無関心となった存在は、天州の心の中で幾何学図形になるということだった。
・翌日、七瀬は落合美佐に電話をかけて、使い込んだお金を返すように言う。
・真っ白に埋もれた天州の心の中の七瀬のイメージを見て、それが雪ではなくキャンバス
だと気づく七瀬。芸術家へのあこがれを利用して、ホテルに連れ込んで、もし体に飽きたら…七瀬の顔は幾何学図形…青い台形になる。
・次回はオリジナル作品「知と欲」。原作者との間で一悶着あった、曰く付きの作品だ。

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