【ケイゾク】失われたもの【SPEC】

 今週、ケイゾクの一挙放送があるので、このブログもケイゾク強化週間だ。
 SPECは、ケイゾクの続編的な作品と位置づけられているわけだが、続編「的」なだけであって、続編ではない。ケイゾクのスタッフ・キャストを継承した、というのだが、重要なスタッフが抜けていることが、「SPEC」にどんな影響を与えたのかあげておきたい。


【企画協力:蒔田光治】
 ミステリードラマとしての「ケイゾク」を作り出した張本人。トリックで「手間のかかることを」と言われる強引なトリックで名高い。「SPEC公式解体新書」によると、「ミステリーとしての形式は絶対に崩しちゃいけないという蒔田メソッドをお持ちなので」ということだったが、「SPEC」ではあえてオファーをかけなかったとのことだが、「ケイゾク」にも朝倉というキャラクターがいたように、ミステリーと超能力者がバリバリに活躍する話というのは両立するのではないか、と思う。苦渋の選択ながら残念だ。
【音楽:見岳章、MA:志田博英】
「ケイゾク」のサントラの作曲者と、いわゆる音効の、いわばケイゾクの音楽チーム。ヘッドホンで聞くとよく分かるのだが、ステレオ効果の聞いた音楽と、一回完成された曲をパーツごとに分解して場面ごとに組み合わせて使ったMA技術が、不思議な空間を醸し出していた。「SPEC」で何故ここを外したのかは、判然としない。
【タイトルバック:薗田賢次】
 バリバリの映画監督になっちゃった?ので?PVを作成している岩口氏になったのであろうか??
 毎回変わるタイトルバックに、その回のヒントが入っているといった要素は継承されているが、「ケイゾク」の場合もっと大胆に入れられている。
 余談だが、ケイゾクでは第10話まで、SPECでも第2話まで使われた、オープニングの直後にタイトルバックが入ってドラマ終了後に何もはさまずに次回予告に入るのは古いタイプのドラマだ。最近のドラマは、タイトルバックを使わず、タイトルロールの間もドラマが進行するタイプが多い。こういったドラマはキャストもスタッフもまともに見られないし、タイトルバックも作品の一部だと考えると、ケイゾクやSPECはドラマに「おまけ」が付いているようなものだ。
【撮影:唐沢悟】
 もちろん、ケイゾクのセカンドを担当していた斑目重友氏が撮影を担当しているので、「ケイゾクのスタッフを継承」しているのだが、どうも絵が違うような気がする。ケイゾクは狭い部屋でワイドレンズを使って撮っていた印象があるが、SPECはそういった印象がなかったような気がする。

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