【ケイゾク】『SPEC〜結〜爻ノ篇』から『ケイゾク』を見つめ直す(その2)

またの機会、『ケイゾク』を見つめ直す記事の2つ目。
ケイゾクに登場する朝倉について、疑問点を整理しておく。

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【ケイゾク】『SPEC〜結〜爻ノ篇』から『ケイゾク』を見つめ直す(その1)

『SPEC〜結〜爻ノ篇』のパンフレットで、評論家の宇野常寛氏が「『ケイゾク』から『SPEC』へ」という評論を寄せている。
そのなかで、「ケイゾク」も「TRICK」も、ニセモノたちが溢れかえる世界に主人公たちがその知性で挑んでいく物語だった、という記述がある。その典型例として、『TRICK』のエピソード1において、逮捕された「母の泉」幹部の津村が、山田奈緒子を糾弾するシーンを上げている。
ここで、意図的なのかは分からないが、このエピソードの核心部分を無視している。
それは、母の泉の教祖が、インチキではなかったということを告白するシーンだ。
たしかに、「ケイゾク」や「トリック」は、一見ニセモノたちに主人公が挑んでいく物語の体をなしている。
しかしそれだけではないのではないか。
それが、『SPEC』によってはっきりしてきたと思う。
『トリック』については取りあえず置いておくことにして、『ケイゾク』を見つめ直す作業をする。
皆さんが知りたがっているであろう朝倉についてはまたの機会に書くとして、今回は第5話『未来が見える男』について、かなり以前にも少し書いたことがあるが改めてちゃんと検証してみる。

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【ケイゾク】柴田純の勤務表

『ケイゾク』第10話を、Blu-Rayで確認していたら、面白いものがあった。
それは、柴田純の勤務表。
真山の事件を弐係で独自に捜査するために、弐係のみんなが有休を取るのだが、柴田は有休が残っていない、というシーン。

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【SPEC】『劇場版SPEC〜結〜漸ノ篇』週別興行収入(まとめ)

『劇場版SPEC〜結〜爻ノ篇』が公開され、『漸ノ篇』の上映は一段落と言ったところだ。そこで、ここまでの『劇場版SPEC〜結〜漸ノ篇』の興行収入と動員ランキングを記録しておく。
11月3日…4億5,799万3,900円(1位)(11月1日の興行を除く)動員34万5921人
11月4日…8億8,269万2,950円(11月1日〜4日の累計)動員71万9,966人
11月10日…14億1,990万8450円(2位) 動員114万1,956人
11月17日…18億3,826万0,200円(2位)動員147万4,627人
11月24日…21億6,433万4,950円(3位)動員173万2,088人
12月1日…24億20万8,550円(6位)動員193万1,363人
公開5週目で前作『SPEC〜天〜』の最終興行収入23.9億円を上回った。最終的に、漸ノ篇で興収25億円行くと、漸爻篇合わせて興行収入50億円が見えてくるだろう。漸ノ篇を見ずに爻ノ篇を見るひとはいないと思うので。

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『SPEC〜結〜爻ノ篇』first impression

『SPEC〜結〜漸ノ篇』first impressionで、「『ケイゾク』からの決着が『漸ノ篇』だというのなら、それは、問題発言かもしれないが、『SPEC』を盛り上げるために『ケイゾク』の看板を足で踏みつけるような印象を持ってしまう」などと書いてしまったが、それは撤回させてもらいたい。
今は、ケイゾクからSPECに至る、14年間に、感謝の思いで一杯だ。
私は、SPECはΖケイゾクだ、と書いたが、やはりΖケイゾクだった。
そして、SPECがケイゾクを終わらせられたか…それは見てのお楽しみ、というか、見る人に委ねられるのかもしれない。
ぜひ、劇場へ。