【ヤメゴク】第七話 first impression

いつもの言葉から始めるが、第7話は「第七話」である。


今回、いよいよ麦秋が足抜けコールに来た理由、橘勲と母の由美子を恨んでいる理由が明らかになった。
有りがちすぎてそれはないかな、と思っていたのだが、麦秋は橘勲と永光(佐藤)由美子の娘で、麦秋が三歳のときに永光正と由美子が結婚し、正が嫡出子として認知した(言い換えると、橘勲は認知しなかった)ということになっている(公正証書原本不実記載等罪)
そして三年前、そのことが警察の知るところとなり(詳しくは「小ネタ、突っ込み、深読み」になるかもしれない)人事課法令執行命令室なる、いわゆる「追い出し部屋」に異動になったということだ。
実際のところは、法令の条文の校閲作業と言ったら、何人もの人間によって読み合わせを行うものだが、それはどうでもいい。
しかし、永光麦秋がいかにして喪服を着た「笑わない警察官」になったのかは、まだ明らかになっていない。それに、三年前に係長だった谷川と、現在課長になった谷川との間で、立場が逆転したような、というか、現在の麦秋は逆に谷川を利用するような立場になってしまっている理由は、まだ判然としない。
そして、関東貴船組の若頭の水田と橘の関係がきな臭くなってきた。水田が関東貴船組を離脱すると思わせるナレーション、そして出所してくる橘の息子の橘麦蒔(むぎじ)と、麦秋と関東貴船組を中心とする流れは読めなくなってきた。
落とし所はやはり、章子が麦秋に言っていた、「ヤクザに関わったからこそヤクザに関わった人間を守りたい」というセリフなのだろうか。
一方、永光家は、由美子が保育園をやめることになったものの、遥とさくらの姉妹は暴力団の嫌がらせに対して戦っていくという麦秋の意思を実行していくということで決意を固めたようだ。この姉妹の絆から、親子の和解につながっていくと考えればいいのだろうか。
まあともかく、私の頭では落とし所が全く読めない。

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