「SPEC」放送終了翌日の12月18日に、「SPEC magazine 電子完全版」が発売された。
内容は、12月4日に発売された書籍版「SPEC magazine」の内容に、電子版書き下ろしの、植田博樹プロデューサーインタビューと、城田優のインタビューを加えたものになっている。
この電子完全版、私はiPhone版を購入したのだが、購入が非常に面倒になっていて、一旦無料アプリとして「SPEC magazine」をダウンロードしてから、iPhoneアプリ上で電子完全版をダウンロードするという手順を踏まなければならない。
iPhoneアプリの動作がうまくいかなかったりしたが、どうにかダウンロードに「成功」したという感じだった。
植田プロデューサーの
インタビューの中身については、このブログでもだいぶ書いてしまったが、
・最後に地居を倒したSPEC HOLDERの正体についていくつ仮説があるという話
・地居=津田だったのはどういうことなのかという話
・地居の見せ方を分かりやすくするためストーカーだから気持ち悪いという話にした、という話
・地居聖の「聖」という字のなかに「王」が入っていて、「一十一」=「王」との二人の王の話だということに誰も気づいてくれなかったという話
・当麻とにのまえの決着のつけ方についてはイギリス映画「フローズン・タイム」を見て思いついたという話
・にのまえ=神木というキャスティングには植田Pははまりすぎていて抵抗があって、別キャストを考えた(AKB48のメンバーや、新人のオーディション)が、堤監督のプッシュもあって神木に決まったという話
・当麻とにのまえの姉弟関係については少しずつ前振りを入れていたという話
・メジャーというのは何だったのかという話
・志村優作の事件の真相
・植田P個人で決められる話ではないが、最終回の終わり方は映画をにらんでのもの
といったことが語られていた。
城田優のインタビューは、書籍版のときのインタビューとのギャップが楽しい。書籍版の時は先のストーリーを聞かされていなかったということで、第7話で美鈴が描いた絵の1枚を抜き取るシーンも謎だったと言っているくらいだったのだが、電子版では、第10話の脚本を見ておったまげたとのこと。続編が決まったら、復活する気満々、といったことを言っていた。
正直、書籍版を持っていたら、900円の価値があるかは微妙なところだが、前にも書いたように、映像で分からない裏設定をわざわざ明かしてくれるようなことをしてくれたので、非常に「いやらしい」のだが、それに乗せられて買ってしまった自分も自分だ。