昨日第6話の配信が開始になった『死神さん』だが、早くも第2シーズンの製作決定が発表された。
以下ネタバレ。
最初から、映像面では『ケイゾク』やさらにいうと『金田一少年の事件簿』のあたりに戻った感じがしていた。それらの作品から『SPEC』の頃までは、地上アナログ放送が存在することを前提に映像を作っていたのだが、最近のテレビドラマは地デジのテレビを前提にしている。それにたいして、『死神さん』は、配信ドラマなので、スマートフォンなどの小さな画面で見ることも考慮して、テロップの文字が大きくなっているのが特徴だ。加えて、この作品ではハイライトに光芒がでるエフェクトを入れていたのが印象的だった。
『ケイゾク』のように冤罪事件の再捜査で1話完結をやりつつ、エンジェル伊藤の事件が続いてラストに持っていくのだろう、ということは予想していたし、前田敦子さんは映画『イニシエーション・ラヴ』の演技からして、堤監督作品にただ「使いっ走り」キャラとして入ってきたわけではないだろう、とは思っていたが、この二つが繋がってエンジェル伊藤が南川メイだった、という展開は裏の裏をかかれた感じだった。
第2シーズンについては、何も公表されていない。田中圭さん演じる儀藤堅忍と、南川メイの対決は持ち越し、という感じになるのだろうか。南川メイというのは、原作には存在しない、ドラマオリジナルのキャラクターなのだそうだ。そうすると、新たな使いっ走りキャラが登場するのだろうか、それとも登場しないのだろうか。また、竹中直人さんは、「第2シーズンがあったら、ニセ儀藤をやりたい」と言っておられたので、これが実現するのかもお楽しみだろう。
さて、毎回の儀藤の自己紹介、「警視庁の方から来ました、儀藤です」というのが、「消防署の方から来ました」みたいだったので、「実は儀藤は警察官ではなかった」というオチもあったりするかな、と思ったが、それは大はずしだった。