Wkipediaのドラマ『ケイゾク』記事へのつっこみ

なんでも書かれている日本語版Wikipedia。当然のことながら、『ケイゾク』に関する記事もある。かなり詳しく書かれているのだが、なかにはこれは間違いではないか?ということも書かれている。出典を明示するというルールから、書き換えることは難しいので、ここに記載しておく。


【柴田純の年齢】
記事には24歳と記載があるが、7話あたりで24歳という話が出てくるものの、ドラマ開始時に24歳という描写は一切ないのだ。
ドラマの台本には、他の登場人物については年齢に関する記載があるのだが、柴田だけは年齢に関する記載がない。
これについては、植田PからTwitterで、「23歳」だというリプライをいただいたことがある。Wikipediaの出典にするのは無理がある。
【柴田純のSPEC時の役職】
記事には「公安部参事官(警視正) 第五課課長兼,特務事項担当部長などの要職に昇進している」という記載があり、『SPEC公式解体新書』あたりの記載もそうなっているのだが、公式サイトに、「野々村を未詳に配属させたのは…柴田公安部長」という記載があり、どっちなんだという感じがしていた。
これについては、植田Pにインタビューさせてもらい、公安部長だというお答えをいただいた。Wikipediaの出典にするのは無理がある。
【野々村光太郎の生年】
記事には、1940年生まれ、とあるが、雅ちゃんとの婚姻届に、「昭和14年10月10日生まれ」つまり1939年生まれとある。
なぜか台本ではドラマ初登場時58歳となっている(もっとも、台本に書いてある年齢は、他の人も含めあまりあてにならない)。1940年は竜雷太さんの生年である。
1998年度末に60歳ということになるとどちらもおかしいのであるが、映像と設定ではどちらが正しいかといえば、映像のほうだろう。
【谷口の過去】
記事では「早乙女に扮した朝倉にマル暴出身と貶されたが、斑目により公安出身と訂正された」。
実際にはドラマ中では上記のセリフがあるが、壺坂のことを言っている。『ケイゾク公式事件ファイル』でも、谷口はマル暴出身、という記載がある。
【木戸彩の過去】
「警視庁の特殊部隊・SWEEP(スウィープ)に所属したことがあるが、テレビに顔が映ってしまったため外されてしまう」
SWEEPではなく、「特殊版2係」である。
【斑目重友】

朝倉の正体である早乙女管理官によって作られた「正体を見破られた事を察知した朝倉が用意した替え玉」である。最終話である「死の味のキス」において、早乙女に壺坂擁護と真山に対する対策について抗議していたが、その際、早乙女によって暗示をかけられ「替え玉化」させられた。そして劇場版「Beautiful Dreamer」で厄神島にて、木戸が慕う人として真山を選択したことにより、かつての恋人でもあったが殺害(ドラマシリーズでは、壺坂の事も尊敬していた様だが、劇場版にて壺坂も殺害していた模様)。斑目の人格は崩壊してしまい、早乙女/朝倉に人格を完全に乗っ取られてしまう。真山との対決も朝倉として敗れ爆死。

いろいろありすぎて何を突っ込んでいいのかわからない。
参考文献
『ケイゾク/事件簿 完全版』について、「書籍デザイン上ノンブルが打たれていないため、出典提示の際のページ番号指定は不可能である」と書かれているのだが、この本の元になった『ケイゾク公式事件ファイル』には、ページ番号が打たれている。

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