植田Pもツイートされているが、堤幸彦監督が『第40回報知映画賞 監督賞』を受賞された。
これは、『イニシエーション・ラブ』『天空の蜂』の監督に対して送られたものである。
監督(作品)が評価された理由、選考理由はスポーツ報知に詳細があるので割愛するとして、私が着目したのが、このブログでしばしば紹介してきた番組、『テレビがくれた夢 堤幸彦~「SPEC」「ケイゾク」を語る~』のなかで堤監督が、『SPEC~結~』以降作っていきたい作品について質問されて、今後は賞を取るような作品に挑戦したい、と言うような意味のことを言っておられたことである。
今回の2作品が、堤監督が賞を取ることを意識して作られた作品なのかは定かではないが、ある意味、「有言実行」であったのだと思う。
個人的には、堤監督が近年手掛けておられる、『My House』『くちづけ』『悼む人』といった社会派、あるいは、芸術的、と個人的に括っている一連の作品が、「賞を取るような作品』の流れにつながるのかと思っていたが、『イニシエーション・ラブ』『天空の蜂』はエンターテイメント作品であり、テクニック的な部分に着目して受賞したようであるのが意外であった。
もちろん、私とは全く違った理由であろうが、堤監督も受賞は意外だった…ようだ。