日刊スポーツの報道によると、『ヤメゴク』を放送した、TBSの木曜9時のドラマ枠が10月で終了し、バラエティー番組の枠に変わるという。
裏番組に視聴率を奪われたとはいえ、『ヤメゴク』の低視聴率が影響していないとは言えないだろう。
記事にもあるように、TBSは、『水戸黄門』を放送した「月曜8時」のドラマ枠を4月に、バラエティー枠に変更したばかりで、立て続けにドラマ枠をなくしたことになる。
代わりに深夜にドラマ枠を設置するとのことだが、予算的なことを考えると、ゴールデン枠のドラマと同じようなクオリティの作品を期待することはできないだろう。
低視聴率のドラマ枠をバラエティー枠に改変しているのは、ひとえに予算の問題だろう。バラエティー番組と比較したら、連続ドラマは、お金がかかることが容易に想像できる。加えて、『ヤメゴク』の制作過程を追っていると、非常に撮影に時間をかけており、ヒト・モノ・時間の3つのコストがかかっていることがわかる。
特に、堤監督のドラマにおいてはそれが顕著だ。
今後、いわゆる「テレビ離れ」が進み、テレビ全般の低視聴率化が進むことが予想されることを勘案すると、今後、TBSで堤監督のゴールデン帯連続ドラマは、二度と見られなくなるだろう。
まぁ、『ヤメゴク』の映画化など夢物語だろうし、『ケイゾク・サーガ』の第三弾などは、絶望的な話だろう。