6月14日、『SAISON AMERICAN EXPRESS CARD 鈴木雅之 FUNKY・BROADWAY』に、武内享さんが出演した。
以前、フライング記事を出してしまって申し訳なかったのだが、今度こそ、だった。
以下、ほとんど伝わりそうにない概要を載せておく。
なお、S:は鈴木雅之さん、T:は、武内享さんの発言を示す。
(BGM:ヤメゴクサントラ『追跡コネクション』)
S:今回はドラマの音楽担当の先生という?
T:ドラマ、なかなか面白いですよね
S:面白い。音楽が享だってわかって見てるじゃん。だから、ここ享だなってなる。
T:リアルタイムでそういう話題がツイッターで流れる。
S:劇伴というのは台本を渡されて音楽のコンセプト的なものを渡されるの?
T:今回は「ギターロックバンド」がコンセプト。「ギターが2本いるバンド」とかやったことがない。ソウルっぽいのばっかりなんで(『恋愛寫眞』のサントラが流れる)これはHip Pop系。その回その回でおれのイメージが出てくるね。
S:それは湧いて出てくるの?
T:湧いて出ていますね。これプロになって思ったんですが、「こういうタイプの曲を作ろう」と思って作れちゃう。一回作っても軽く寝かして自分で自分の曲のジャッジができる。
S:アーティスティックですよ。
T:メインテーマ。ヤメゴクから『いかした彼女』
S:こういうの、70年代ロック好きよ
T:あんまりこういうのないでしょ
S:ないけど、嬉しいね。
T:チェッカーズ前は、普通にギターバンドっぽいことやってまして。
S:もう一曲ぐらいいきますか。
T:『恋愛寫眞』の曲で『Junk Yard』
T:考えたらやっぱりソウル系が好きだからこういうのばっかり作ってきた気がする。
S:ニューヨークの裏通りの感じが出てます。
T:ちなみに、今回のやつは、全部自宅で作ってます。チェッカーズが解散してから、1年間自宅を出なかったんです。これからは自宅レコーディングの時代だと思って。
S:その1年がいまのお前を作ってるんだ。
(CM)
T:これも劇伴の一個なんですが、数年前、「アブラーズ」で「アブラTV」というドラマパロディを作ったんですけど、そのなかで「昼メロ」を作ろう、ということになって、昼メロの音楽をおれが作ったんです。『愛の殺意』
S:これ完璧にスネイクマンショーだね。
T:劇伴をやるようになって自分のなかにあるいろいろなものを出せるようになった。
T:いま流れているのが、仲間の洋服屋と、砂漠が流れているような環境ビデオを作って。
S:お前の独壇場だね。
T:ギターをもつとああいう感じですけど。今回のヤメゴクは「おれのギターを聴け」という。
S:ユーライア・ヒープが大好きだったという。
(以下、ユーライア・ヒープの話を延々と)
T:まさか劇伴の話からハードロックの話をマーチンさんとするとは
S:ヤメゴクからもう一曲。
T:武内享で『扉の向こう側』
S:いきなりピンク・フロイドから来たな。サディスティックな感じ。
T:サントラが6月10日に出たんですけど、26曲中おれの曲が5曲しか出てないというのがいいですよね。
S:褒めて終わるのもなんだけど、やっぱりお前は「巨匠」だね。今日はみなさんに目から鱗のところを味わってもらいました。
武内享さんが、『恋愛寫眞』のサントラを手がけていたというのは、全然意識していなかった。『ご近所探偵TOMOE』とかも確かそうなんだよね。まぁ、『ヤメゴク』を中心に、武内享さんの劇伴を語る、みたいな特集だった。