【ヤメゴク】現実の「足抜けコール」や各部署は(追記)

『ヤメゴク』に登場する「暴力団離脱者相談電話」通称「足抜けコール」
現実の警視庁にも似たようなものが存在するのだが、少々異なる。
その他各部署がどうなっているのかというと…


警視庁のサイトに「暴力団に関する困り事相談」というページがあり、この中に、暴力団から抜けたがっている者からの相談を受けるという事例が紹介されている。見ればわかる通り、暴力団に関する困りごとは遍く受け付けるようになっており、「足抜け」専門というわけではない
警視庁での相談窓口は、「暴力ホットライン」という名前であり、警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第三課に設置され、排除第一係が担当になっている。「警視庁本部の課長代理の担当並びに係の名称及び分掌事務に関する規定」では、この係は暴力団排除第一係という名称で、職務として「暴力団等に係る相談の受理に関すること。」「東京都暴力追放運動推進センターに関すること。」等があげられている。
現実世界では暴力団排除第一係、であるが、ヤメゴクでは暴力団離脱者電話相談室と、以前にも述べたようにお役所の世界ではワンランクアップしている。
なお、三ヶ島の異動前の部署は組織犯罪対策第四課で、暴力団の取り締まりを行う、いわゆるマル暴と呼ばれる部署である。
佐野直道が所属している「暴力団追放運動推進都民センター」は現実には「公益財団法人 暴力団追放運動推進都民センター」という組織であり、警視庁の外部団体というわけである。なお、「全国暴力追放活動推進センター」はまた別の組織である。
なお、「人事のお偉いさん」こと谷川永徳の所属部署についても検証したいところだが、第1回には登場しなかったので、今回は保留する。
谷川永徳は人事課・課長という設定だが、現実では人事第一課と人事第二課に分かれている。漫画では人事第二課だった。
警視庁人事第二課は警視庁の警部補以下の人事や警視庁の採用選考を担当する部署である(ちなみに人事第一課は警視・警部の人事を担当する。さらにどうでもいいことだが警視正以上の階級の警察官は警視庁に所属する警察官であっても「地方警務官」と言って身分は国家公務員となるため、国の機関である警察庁が人事を担当し、警視庁の管轄外となる)。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です