お伝えしたい話題は幾つかあるのだが、紹介できないでいる。申し訳ない。
さて、ドラマ『ヤメゴク』の公式サイトに人物相関図&役柄紹介がアップされた。
これまで名前だけしか分からなかった登場人物の役どころだけでなく、いろいろなことが分かってきた。
まず、主人公・永光麦秋たちが所属する部署の正式名称が警視庁組織犯罪対策部第三課暴力団離脱者電話相談室であることが分かった。田中哲司さん演じる石山博文が「室長」と呼ばれていることから、「ナントカ室」であるとは思っていたが、そういうことであった。
なお、現実世界ではどうなっているかということは、いずれ記事にする。
ちなみに、お役所の世界では、「ナントカ室」というのは、そういう「部屋」があるということを意味しているのではない。「ナントカ室長」という役職があることが「ナントカ室」ができることを意味する。簡単に言うと、室長は、係長より偉く、課長や課長補佐という役職が室長より偉い存在となる。であるから、「暴力団離脱者電話相談室」のなかには「ナントカ係長」という役職がなければいけないわけだが、今のところ、というかそもそも存在しないように見える。
この「ナントカ係長」もそうだが、いなければいけないはずの人物が人物相関図にいないというのは少なくとも、もう一人いる。この「いなければいけないはずの人物がいない」ということはもしかしたら重要な伏線なのかもしれない。
山口馬木也さん演じる、谷川永徳が、警視庁警務部人事課の課長であること、麦秋と因縁があるらしいことも、漫画では明らかになっていたが、役名が判明した。なお、細かいツッコミだが、現実には人事課という部署は警視庁には存在しない。あるのは人事第一課、人事第二課である。
暴力団追放運動推進センターの佐野直道と暴力団離脱者電話相談室の東条剣は、漫画では印象が薄かったが、堤演出でキャラが足された感じがする。
岡田浩暉さん演じるマル暴の刑事、水原公樹が、麦秋に恩を売られているという設定があったり、人事課長との因縁だったり、山口紗弥加さん演じる有留章子を麦秋が脅していたり、その辺が麦秋というキャラクターの「謎」の鍵かなという感じがしている。
ところで、組織犯罪対策第四課にいたが、とあるガサ入れで容疑者を取り逃がしてしまい、“足抜けコール”に飛ばされた、という設定、どこかで聞いたような…
とにかく、Twitterで書いたとおり、登場人物はキャラ立ちしてるし、適材適所な感じがするし、期待度が持たれる。