【SPEC】フランスでリメイク?!という煽り気味のタイトルで紹介したとおり、リュック・ベッソン監督の映画『LUCY/ルーシー』が8月29日に公開された。
「人類の脳は10%しか機能していない」というキャッチコピーからして、SPECファンの興味をそそられる映画になっていそうな感じであるわけだが、どんな作品になっていたのだろうか。
正直、「これ、『SPEC』じゃん」というありがちな感想はやめよう」と思っていたのだが、見てしまうと予想以上に『SPEC』だった。ルーシーの脳の潜在能力がアップしていって、次々と超人的な能力を有し、ついには○○になってしまうという展開が、『SPEC〜翔〜』、『SPEC〜結〜』あたりの展開を思い出さずにはいられなかった。
さて、それ以外に印象に残った点である。物語がイントロなしにいきなり始まる感じで、一気に引きずり込まれる。そのあとも非常にテンポが速く、時間の流れを全く感じさせない。
『SPEC』あたりの日本映画と違うのは、やはり派手なアクションとかCGとかなのかな、と思ったが、そういった演出は、実は深い思想を説明するための道具として利用されているところがあり、アメリカ映画とは少し違う。
そして、ルーシーのラストは、ネタバレになるが、『SPEC〜結〜爻ノ篇』におけるラストの当麻を思い起こさせたのだった。
私は映画評論家ではないし、プロの物書きでも、アマチュアの物書きでもないし、ただのいちSPECファンの端くれに過ぎないが、実に楽しませてもらった。89分という短い尺も良い。『あまちゃん』の長内組合長の言葉を真似て言うと、「女のスカートと、映画の尺は短いほど良い」なんてね。いや、長くて面白い映画もあるんだけどね。
映画「LUCY/ルーシー」リミッターが外れると自分じゃなくなる
映画「LUCY/ルーシー」★★★☆
スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン
チェ・ミンシク出演
リュック・ベッソン監督、
89分 2014年8月29日日本公開
2014,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:LUCY)
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