昨日アップした、【SPEC】SPEC 〜零 〜結(その32)『SPEC〜結〜漸ノ篇』週末興行ランキング1位!の改訂版。
とんでもない的外れのことを書いてしまったので、書き換えはせずに、恥さらしに前の記事も残しておく(笑)
興行通信社のランキングで明らかになったが、『SPEC〜結〜漸ノ篇』が11月2日〜11月3日の興行収入ランキングで1位になった。
土日2日間の成績は動員34万5921人、興収4億5799万3900円とのことで、前作『SPEC〜天〜』の動員35万1473人、興収4億6870万5300円からは微減となっているが、『結』は11月1日公開、しかも11月4日も休日ということを考えると驚異的な数字で、11月1日〜4日の興行収入は8億8269万円とのことだ。
これを記念して(?)早くも大ヒット舞台挨拶を行うことも決定した。
さて、『SPEC』がこれだけ人気作になったのか、一応コアなファンである私からしても、本当のところは分からないが、分からないなりに考えてみる。
まず、『SPEC〜天〜』で、『SPEC〜結〜』へ向けての謎を引っ張ってきたことに加え、1000円均一のファーストデイと三連休が重なり、「先が見たい」と思うファンが一気に殺到したことがこの結果となったのではないだろうか。シネマトゥデイの記事によると、鑑賞動機の実に95.3%が、「本シリーズが好き」となっているという。その割には『SPEC〜天〜』の地上波放送の視聴率は振るわなかったのだが。『SPEC〜天〜』のときは、回答項目が違うが、ドラマシリーズ関係の回答が鑑賞動機となっているのが、87.2%であり、逆に言うと、ライトな層が全く入っていないということになるのだろうか。
ちなみに、性別・年代別では、
『天』男42対女58、13歳~15歳18.6%、16~19歳24.6%、20代23.8%、30代14.5%、40代11.1%
『漸』男46対女54、16~19歳が14.2%、20代37.3%、30代14.8%、40代18%
ということで、全体的に年代が上がっている。40代あたりが増えているというのは、『ケイゾク』からのコアなファンが入っているのだろうか。
また、上映時間が1時間34分と短いことが動員数の増加に貢献しているのではないだろうか。
というのは、時間が短い分、1つのスクリーンで1日に上映できる回数が増える。2時間の作品で5回上映するところ、6回上映できるのだ。もちろんスクリーン数を増やせば上映回数を増やせる訳だが、映画館にとって全くリスクがなく上映回数を増やせるというのはメリットではなかろうか。
コアなファンが三連休までの間に一気に押し寄せたのだとしたら、今後の興行はいかにコアな層以外に訴求していけるかというところにかかっているのではなかろうか。『爻ノ篇』は『漸ノ篇』を見てない人を前提としていないし、逆もまた真なり、しかも、『漸ノ篇』は『爻ノ篇』が始まったら上映終了だから、まさに短期決戦だ。