SPEC〜翔〜 小ネタ&突っ込み&放送版とBD/DVD版の違い(後編)

『SPEC〜翔〜』の放送版とBD/DVD版の違い。
BD/DVD版で追加された部分は、※をつけたり、※〜※で囲っている。
逆に、カットされた部分は、△をつけたり、△〜△で囲っている。
2時間スペシャルなので、前後編に分ける。これはその後編。
(続く)
△(提供クレジット)
【吉川と望の乗った車】
望「どこに行くんですか」
吉川「なんだか良く分からねえが、ぬしを守る施設じゃい」
望「私、殺されるんですかね」
吉川「それはねえな。マル暴魂見せちゃる。外から見えねえように顔隠しとけ」
望「はい」米袋をかぶる望
吉川「いやそういうことじゃなくて…※やっ、いやいや※
【馬場と美鈴の乗った車…田舎道】
※馬場「いいところで降ろすよ。協力、ありがとう」
美鈴「※いえいえ、※あの、レンタカーとバイトの請求書って捜査一課の馬場さん宛でいいんですよね?」
馬場「えっ」
美鈴「当麻さんにそう言われたので」助手席に請求書を挟む美鈴
馬場、後ろの車を見て「うん?運転手がいない?」
美鈴「馬場さん前!」前の車が止まる
囲まれる二人の車
馬場「しまった」
美鈴「殺し屋さんごめんなさい。私何も見ませんしゃべりません。だから助けて!」
馬場「同じく助けてー」
車から出て行く二人。馬場、手を上げて降参のポーズを取る
※美鈴「うわ、うわー、ちょ、ちょっと…」美鈴を盾にするような位置にいる馬場
二人の後ろに黒男が現れ、発砲する。
※馬場「いやー」
※美鈴「キャー」

当麻が黒男の後ろから発砲する
しゃがみ込む馬場と美鈴
発砲する当麻。銃弾の一発が黒男の右足に当たる
発砲する当麻。「外した」
逃げて行く黒男。
当麻「逃がすか」走りながら三角巾に入れた銃弾を弾倉に込める。用水路を黒男と同じタイミングでジャンプし、発砲する当麻
黒男「クェツ」と消える
当麻「チクショー。馬場さーん。この血液をDNA鑑定に回しといて」
馬場「はい」
当麻、メモを取り出し「よし」
※当麻「あっ、バッグ…ジョワッ」と用水路を飛び越えバッグを取りに行く
【夜光町7丁目の路上】
瀬文、立っている。「暑い。…心頭滅却!オンソラソバテイエソワカ…」
【黒男の隠れ処】
※(メール)「My moves are being watched.is it safe?」
※『俺の動きが読まれてる。大丈夫か?』
※(メール受信中)

(メール)「It’s just by chance. when the n system was hacked 4 wagons were disputed. However, we identiied the real wagon. get to it now.」
『たまたまだ。Nシステムをハッキングしたら4台のワゴンでかく乱されていた』
『しかし本命の車を確認した。すぐに向かえ』
(メールの下)「Look! http://www.yohtube.com/watch/takerusebumi.mov.kurootoko」youtubeではなくyohtubeになっている
(瀬文のビデオの画像)「※てめえ!※コラ、黒男。俺はお前の顔をハッキリと見たからな。※俺を殺さないといろんなやつにしゃべるぞ。※俺の名は瀬文焚流だ。※逃げも隠れもせん。かかってこい。※夜光町7丁目の路上にて待つ」
黒男「クェッ」ポーズを取って消える
※【吉川と望が乗った車…住宅街】
※吉川「米袋かぶったんかい?」
※望「ええ」
※吉川「おお行き止まりや。どっちや。右や」
※右折する車
※(しばらく進んで)吉川「おぅ、行き止まりや。どっちや?どっちや?右や!

【工事現場】
吉川「おぅ、※またまたまた※行き止まりや。どっちや?何じゃい、この看板!?(工事中の看板)※そうか※分かった。黒男の罠や。右に迂回するとやられる。左や、※よし※」吉川、車を左に回し、工事現場に入って行く。
工事現場に、「熱海旅館 本気の宿まじか」「大人の社交場 多摩クリステル 日の出から営業」の看板。
望「普通に工事してませんか?」
吉川「おぅ?」
工事男「オラオラオラ何やってんだ。看板見えねえのか看板!」
吉川、車から出て「どうもすいません」望も出てくる。
工事男「見りゃあ>アカンだろ!入れねえんだ一般人は。神聖な土木工事現場だぞコラ!バカにすんじゃねえよ!」
吉川「すいません」と頭を下げる。その背後に黒男。マシンガン連射
望「キャー」
工事男「何すんだ土木工事現場に」
物陰に隠れる吉川、工事男、望
工事現場の一同「逃げろ逃げろ」
様子をうかがう吉川。と、工事男の頭上に網が降ってくる。
「多摩クリステル」の看板の上から銃を構え、もがく黒男を狙撃しようとする当麻
当麻「※もらった。※動くな」
工事男「てめえ、神聖な土木工事現場何だと思ってんだコラ!神奈川(※TV版のテロップでは神奈川だが、BD版のテロップでは荒川)っ子ナメんなコラ!なんだてめえコラ!※こんな格好しやがって。コラ、オラッ※」黒男につかみかかり蹴りを入れる
当麻「どけ!」看板からジャンプする。
もみ合う黒男と工事男。
当麻、黒男に発砲するが外れる。黒男、「クェッ」と瞬間移動する
当麻「あー、身長が2センチぐらい縮んだ」
望「※痛いの?※大丈夫?」
当麻「大丈夫。サメの軟骨食べるから。それより、その工事のオッサンも危ない。連れて保護施設へ逃げて」
吉川、工事男の腹に一発パンチを入れて気絶させて背負う。
当麻「行って」
去って行く吉川の車
当麻「どこに逃げた?とどめ刺してやる(ギプスを外して)イテテテ」
当麻の左手が光る
当麻「冷泉さん、私にお力をお貸しください」
地面に左手を付ける当麻。髪の毛が絡まり、冷泉が浮かんでくる。
冷泉「痛い痛い痛い痛い…」
当麻、左手をあわせようとするが、冷泉はノーリアクション
当麻「なぜ?」
冷泉「当麻さん、私のSPECでよければいくらでもお貸しします。が、あなたの心の中に迷いが見える。心に迷いがある以上、未来を知ることは、叶いません」
冷泉「にーん※、痛い※」と叫んでアスファルトの道路にプールのように飛び込んで消える。かと思うと、草履?が一瞬浮かび上がる
※(当麻の携帯電話の着信音。野々村から)
※当麻「何すか」
※野々村(未詳)「うん、当麻君のおかげでね、何とか望ちゃんを保護施設へ送り届けたよ」
※当麻「そうすか」
※野々村「で、黒男のDNAの分析も進んでいる。ひとまず黒男を追うのはやめて、再集合しよう」
※当麻「はい」

【警視庁】
・空撮、回りながらズームイン
※【未詳へ向かう階段】
※当麻が未詳へ向かって行く途中で立ち止まる。
※当麻「ああっ…ああっ」
※再び未詳に向かって歩き始める当麻

【未詳】
モニターに12分割された保護施設の画像が映っている。ちなみに一番左上が今井夏木プロデューサー、左から2番目、上から2番目はダンディ坂野(字幕では「ゲッツ」)、その左には貞子っぽい人(笑)
ゲッツ「ゲッツ」
市柳「ゲッツ」
市柳と野々村がモニターを見ている。
当麻が入ってくる「お疲れ3月はじめて4月すっかり疲れて5月病」
野々村「おお、当麻君、無事で良かった」
当麻「腹ヘリヘリハラ、飯食ったか?ごはん俊彦です」懐かしの田原俊彦のCMフレーズ
野々村「そう思ってね、餃子の出前頼んどいたよ」
当麻「ええ〜?」
ス○ー・○ォーズに出てくるのに似ている、樽形のロボットがリフトの前に立っている。「中部日本餃子のCBC」と書いてあり、顔はあの餃子店の親父。当麻の前に歩いてくる。
当麻「どっかでお見かけしたような…」
野々村「手作り餃子をこの中で作ってくれてね、これがうまいんだ。ゆで5、焼き5」
ロボ親父「ゆで5、焼き5」
当麻「ニンニク増量」
ロボ親父「アイ。ヤットカメダガヤ、※デキルガヤ、※チーン!」腹の前のドアを開くと、餃子が入っている。
当麻「今チーン言わはりましたで、絶対手作りちゃいまっせ、詐欺でっせ」
ロボ親父「ロボットだって、餃子も作る。恋もする。早く人間に戻りたい」
当麻「…※すいません※
餃子を食べる当麻「うーん、馬勝った、牛負けた!」
ゲッツ「ゲッツ、ゲッツ」(ゲッツ、と言うたび物が宙に浮く)
当麻「何すかこのモニター」
野々村「今気がついたの?デッドエンド。今、望ちゃんが保護されている施設のモニターだ」
当麻「これがデッドエンド、てそれ何すか」
野々村「名前は怖いけどね」
ロボ親父「餃子食え」
野々村「安全安心完全無欠な保護施設だ」
ロボ親父「餃子食え」
※野々村「核攻撃にも耐え、外からは蟻一匹は入れないセキュリティーだそうだ」
※ロボ親父「餃子食え」
※野々村「市柳係長の計らいで特別に入れてもらったんだよ」
※ロボ親父「餃子食え」

市柳「もうこれでひと安心といったところだな」
ロボ親父「食え」
当麻「SPEC HOLDERたちをかくまっている施設ですね?」
野々村「えっ、何で知ってんの」
当麻「あら、図星だ」
野々村「うう」
当麻「へぇ、ここが。汚いとこっすね」
ゲッツ「ゲッツ」
当麻「ゲッツ」
野々村「ずるい」
※当麻、工事男を指差して「これ誰っすか」
※野々村「あっ、この方も工事現場で黒男の顔を見てしまって」
工事男「てめえ、神聖な土木工事現場何だと思ってんだコラ!神奈川っ子ナメんなコラ!」
※当麻「あーあのおっさんか。間が悪いんだよなこいつ」餃子を食った割り箸でモニターを叩く
※野々村「あっ、コレ…」
※市柳「コレ」
※野々村「コレ」
※市柳「コレ」

【デッドエンド】
吉川が工事男の取り調べをしている。工事男、何かを描いている
吉川「お名前は」
工事男「何で取り調べみてえになってんだ、あ?」
吉川「すいません。お名前をおうかがいしてもよいでしょうか」
工事男「神の戸と書いてカンベ。神戸明」
吉川「身分を証明するような物はお持ちですか、カミトさん?」
神戸「カンベだよこの野郎、何でそんなもん見せなきゃいけねえんだよ!。てかさっさと解放しろこの野郎」
吉川「今解放すると(神戸を指差し)神戸さんを黒い殺し屋が狙いにくるんですよ」
神戸「ハハハッ。なもん知るか。てか携帯返せ」
吉川「携帯電話でこの隠れ場所が特定されるんで※、それもちょっと※
神戸「ふざけるな!こっちは仕事に戻らなくちゃいけないの。クビになっちゃうの※分かる?※。こんなところで黒い奴の似顔絵書いてる場合じゃないの!(なぜか『TブS』のイラスト)女房と子ども食わせなきゃならねえんだよ!ゴラ」(吉川の首を絞める神戸)
吉川「マル暴なめんなよ」
神戸「暴力的市民なめんなコラ」
吉川、神戸を振り払うが
神戸「アイヤー」と吉川の頬をはたく
吉川「マル暴…」
神戸「アイヤー」
吉川「マル暴」
神戸「アイヤー」
神戸、吉川をつかんで「飛べー」と監視カメラの方向に投げる。
監視カメラが破壊される。気絶する吉川※「にん」
神戸「よし」
【未詳】
モニターが破壊される瞬間を見ている当麻、野々村、市柳、ロボ親父
野々村「あ、こ、こ、壊れちゃった」
餃子を食っている当麻
市柳「今の、ヨシカワ君だよね」
野々村「キッカワ」
※市柳「大丈夫かな」
※当麻、餃子を口に入れながら「ちっとは痛い目にあえばいいんすよあのチンピラ刑事。それよりこっちは黒男を捕まえるだけっす」(もぐもぐしていて何を言っているか分からない)
※野々村「当麻君何言ってるか分からんよ」

野々村「当麻に向かって)今、馬場君の採取した黒男の血痕から犯罪歴を洗ってる。顔を変えたり指紋を変えたりはできてもDNAまでは改ざんできないからね」
当麻「その検査結果待ちってことっすか」
野々村「※う〜ん、待ちってことじゃないんだけど…う〜ん、※他に手もないし、待機だね」
当麻「チッ」
※野々村「う〜ん、当麻君も疲れただろう?ちょっと休みなさいよ。…寝とる」
市柳「そういえば、セブン君はどうしたの」
野々村「セブミ」
(野々村の携帯着信)
野々村「※はい、野々村。ええっ?※瀬文君が黒男を倒した!」
【夜光町7丁目の路上】
倒れているバイク
顔から血を流して死んでいる黒男(素顔を晒している)
※黒男をにらんだあと、布に消毒液をかける当麻
当麻「よく倒せましたね」
瀬文もダメージを受けている
瀬文「SPECなんかいらねえ。(瀬文の顔を拭く当麻)イッ…自明の理だ。即身成仏だ(瀬文の顔を拭く当麻)イッ…」
当麻「それ死んでません?」
瀬文「いい加減(瀬文の顔を拭く当麻)イッ…俺の言葉を心で聞け(瀬文の顔に消毒液をかける当麻)う〜イテテ。これウエスじゃねえか!」
当麻「違いますよ」
※瀬文「何枚持ってんだ」
馬場「お手柄だよ。瀬文君。あのとき採取したDNAと死体のDNAが一致した。つまり、本物の黒男だ。これで、一件落着だな」
当麻「名前は分かったんですか」
鹿浜「乙部直樹21歳。もともと有名な不良で、中学卒業後南米の外人部隊に入ったプロの殺し屋だ。通常は、ドラマの録音スタッフとして働いている。その筋では有名な男らしいぞ?」乙部直樹氏はSPEC連ドラや『SPEC〜翔〜』でも「録音助手」としてクレジットされているが、その筋で有名な男かどうかは分からない(笑)
当麻「SPECについての情報は」
馬場「それはまだない。まっ、これから集まってくると思うが」
当麻「…」
瀬文「何だ」
当麻「…」
【未詳】
当麻「うーん(乙部(黒男)殺害現場の写真を見ながら天井に頭を付けている)こいつが犯人…」
資料を落とし、IIIのタロットカードを手に取る当麻「じゃあこれは一体なんだったんだろ」
当麻、墨をする
書道「黒男」「瞬間移動」「IIIのタロットカード」「EMPRESS」「保護施設」「スペックホルダー」「工事男」「久遠望」
当麻「頂きました」
市柳「コラ、ちらかすな」(頭をいじっている)
当麻「まんまと奴の罠にはまった」当麻、出て行こうとする
瀬文「罠?」
当麻「黒男は、ただの殺し屋ですよ。瞬間移動させるSPEC HOLDERは別にいて黒男を囮に使ったんです」
市柳「※囮?※何で分かるかー?」
当麻「バイクですよ。瞬間移動できるSPECを持ってるならバイクを使う必要なんかない。黒男は用済みになったから捨てられたんです」
野々村「※用済み?※んじゃあ、真犯人の狙いって何?」
当麻「※真犯人の本当の狙いは、※SPEC HOLDERをたくさんかくまっているデッドエンドの場所を知りその中に潜り込むことだったんです」
※野々村「なんと〜」
当麻「真犯人は今、ここにいる(モニターを指差す当麻)あの工事男こそが真犯人だったんです」
市柳「※リモコン、リモコン、※工事男どこかー(とモニターのリモコンを切り替える市柳)あがい。※じぇーんぶ消えとるさいがー※」(モニターに「信号がありません」の文字)
瀬文「望ちゃん達が危ない」
当麻と瀬文、走って出て行く
ロボ親父「餃子食ってけ」
【デッドエンド】
よっちゃんいかを食べながら護衛?に発砲する神戸。
一団になって集まっているSPEC HOLDER。そのなかにCBCのアラータも。
ゲッツ「ゲッツゲッツゲッツゲッツゲッツ…」
神戸「味方になるか」
ゲッツ「な、なるなるなる」
別のSPEC HOLDER「ならねえよ」△神戸、即座に射殺する△
※ゲッツ「おじさん、おじさん…」
※神戸、「ならねえよ」と言ったSPEC HOLDERを射殺する

ゲッツ「わぁ…ゲッツゲッツ…わぁ、血ぃついた、わぁ」
ある場所のドアのロックを解除する神戸
その隙に逃げる他のSPEC HOLDER
ゲッツ「いまだ、逃ゲッツ」
ドアのロックが解除される。
※神戸、ドアの窓を覗き込む。
中に一人のSPEC HOLDER
神戸「俺たちの味方になるかどうか、好きな方選べ」
SPEC HOLDER「お前らの言う通りになるか」ブレイクダンスを踊る
神戸「何のSPECだそれ」
SPEC HOLDER「音を消すSPECだ」音が消える
※【歩道橋】
※当麻と瀬文が歩道橋の上を走っている
※当麻「間に合わない」
※瀬文「あきらめんな」
※当麻「何で行きます?」
※瀬文「つくばエクスプレスだ」
※当麻「タクシー乗りましょうよ」

【デッドエンド】
神戸(口パクで)「役にも立たねえスペックだけど、ひとまず連れてくか」
吉川(音が消えたまま)「どりゃー」神戸の後ろから蹴りを入れる。音が戻る
吉川「マル暴ナメんじゃねえぞコラ!」
神戸「死に損ないが、どりゃあ」
ゲッツ達がいた大広間の方に戻る。神戸が発砲。つかみ合いの格闘。吉川が置いてあったベッドに投げ飛ばされる。神戸が蹴りを入れようとするのを吉川がよける。ベッドの上から神戸が蹴りを入れる。神戸がベットからずり落ちたところで吉川が神戸の足を持って引きずる。逆に神戸が吉川を投げ飛ばす。吉川、カーペットを使って神戸を転ばせる。さらに神戸につかみかかる。神戸、吉川の顔を足蹴にする。
吉川「マル暴」
神戸、吉川に蹴りを入れて転倒させる。吉川に銃を向け、「※お前志村と知り合いだったんだってな。※
※吉川「なぜそれを」
神戸「※フッ、そんぐらい知ってんだよ。せめて、※志村と同じ最期にしてやるよ」
神戸が尻ポケットを叩くと、サッカー日本代表のユニフォームのような服を来たブブゼラリーマンズが3人現れる。ブブゼラの音がする。
しかし、音が消える。
ブブゼラリーマンズ「あれ?」「あれ?」「あれ?」
神戸が振り返ると、音を消すSPECのSPEC HOLDERが踊っている。
SPEC HOLDER「僕も少しは人の為に…」
神戸、SPEC HOLDERに発砲すると、音が戻る
SPEC HOLDER「頑張ろう、日本」
神戸「うるせえ」SPEC HOLDERに発砲する
瀬文、ベッドを運びながら「頑張って!やるぜー日本!」ブブゼラリーマンズに向かって行く
ブブゼラリーマンズをはね飛ばし、その勢いで神戸も倒す。
ブブゼラを吹こうとするブブゼラリーマンズの一人のブブゼラを奪う瀬文。ブブゼラでブブゼラリーマンズを殴りつける。次に拳で2人のブブゼラリーマンズを殴る。最後の一人は殴られる前に倒れてしまう。
吉川「瀬文、カッケー」
当麻が現れる。
当麻「ヨシカワ、ブブゼラ」
吉川「キッカワじゃ!ローングシュート。ウワァー、ウワァ」
神戸に銃を突きつけている瀬文と当麻
神戸「クェッ(しかし何も起こらない)クェッ(しかし何も起こらない)跳べない。何故だ。誰かが俺のSPECをブロック!?」
当麻「何ブツブツ言ってんだよ。降参しろ」
神戸「チクショー」と手榴弾を取り出し、安全ピンを抜く。
そこに望が入ってくる
望「当麻さん」
当麻「望ちゃん」
吉川「危ない」
望をかばう方向に跳ぶ瀬文と吉川
当麻「陽太お願い」ギプスを外す当麻
手榴弾を投げる神戸
陽太(にのまえ)が現れる
当麻、指を鳴らすポーズ
陽太も指を鳴らすポーズ
手榴弾が爆発した瞬間、二人が指を鳴らし、時間が止まる。
このときタイマーの時間は03:45:01
跳んだ状態で止まっている瀬文と吉川
陽太「久しぶりだね。姉ちゃん」
当麻「元気だった?っておかしいか」
陽太「僕はずうっと姉ちゃんのそばにいる。いつでもね」
当麻「フハハハハ。キモ。砂肝。うな肝。和田ア肝。アダモステ。ペイ(アダモステのポーズをとる)」
陽太「どうしようかなー」
当麻「シカトかよ」
陽太、手榴弾の破片に触って「あっち!」
陽太「これ手榴弾触るよりあの三人動かした方がはやいね」
瀬文を引っ張って動かすにのまえ「よし!重。重てえ。ヘビー♪ローテーション、なんつって」吉川と瀬文を安全な場所に動かす
当麻が手榴弾の破片を毛布でくるんでいる。
陽太「何してんの、姉ちゃん?」
当麻「手榴弾の破片、毛布でくるんどいた。あったまいいー、あたし」
陽太「先に言ってよ」
当麻「あたしの渾身のギャグをシカトすっからだよ。ペイ!」
陽太「男子は全員まとめたからその子は姉ちゃんが運びな」
当麻、振り返って望を見る。
椅子に縛り付けれている神戸を見る。
神戸の首に、切られた跡がある。
当麻の脳裏に、サトリが殺された時の写真が浮かぶ
当麻、望に発砲する。
望「クェッ」瞬間移動する。
陽太「うん、クェッ?(後ろを向く陽太)姉ちゃん」
当麻が後ろを向くと、望が拳銃を向けて立っている
望「危ねえ。いたいけな女子高生に何すんだよ?」歯に血が付いている
当麻「サトリが残していたダイイングメッセージの意味がやっとわかったわ。サトリはこのカードで(女帝のタロットカードを出す)犯人は女王だって言いたかった」
望「女王?」
当麻、キャリーバッグから筆談器を取り出し「あんたの名前、久遠は(筆談器に久遠と書く)音読みするとキューエン(久遠と書いた上にQUE ENと書く)すなわち、クイーン」
陽太「ああー」
当麻「もっと早くに気づくべきだったわ」
望「だからさ、無理せず早めにサトリを召還して直接聞けば良かったじゃない。バーカ」
当麻「…」
望「サトリます。当麻さんはSPECを使うと自分がいつかモンスターになっちゃうことを恐れてますね」
当麻「…」
望「サトリます。なぜ、こいつがサトリの能力を持ってんだって涙目ですね。キャハ、ウケる。」
当麻「…」
望「サトリます。何で、こいつが時が静止している世界の中で自由に動けるんだって必死に考えてますね。ムヒ。…それはね、あたしも当麻陽太と同じSPECを使えるからなんだよ」
当麻・陽太「!」
望「解説してやるよ。あたしのSPECはコレクション。いろんなSPEC HOLDERのDNAを取り込んで自分の物にして行く(死んだにのまえの首に剃刀を入れて血をすする望)(死んだサトリの血をすする望)(神戸の血を指に取ってなめる望『ウゲ』)だからどうしてもこの場所に来ていろんなSPEC HOLDERのDNAを取り込みたかったのよ。それが私の目的」
陽太「便利だなあ。※てか姉ちゃんどうすんの
当麻「一つだけ聞くわ。あんたのSPECはDNAを取り込めばそれでいいんだよね。だったら、殺す必要ないよね?」
望「そうよ」
当麻「じゃあ、なぜ殺したの?」
望「だって、私以外の人間が私と同じSPECを持ってるなんてきもいもの」
当麻「だからサトリも殺した?」
望「ええ」
当麻「他のSPEC HOLDERも?」
望「だからそれが何!?あたしの名はクイーン。キング亡きこの世界の女王よ」
陽太「キング亡き後だって。傷つくな〜」
当麻「それどころじゃねえだろ!」
陽太「ペイ」
望「ということで当麻さん、あなたのSPECをもらっちゃいます。そして、(銃を向けて)ぶっ殺す」
当麻「…」
望「何かしようったって無駄よ。あたしはあなたの心が読める。サトリます。うん?」
当麻の左手が光る。上を向くと当麻の白目が消えている。元に戻ると、当麻、手を地面に付ける。そこに髪の毛が巻き付く。
サトリ「痛い痛い痛い、やめてよ、髪が崩れる」サトリが浮かび上がってくる
望「サトリ?」
当麻とサトリ、手を合わせてぐるぐる回る
当麻・サトリ「サトります」
望「サトります」
サトリ「♪サトリン…」
当麻・サトリ「♪サトイモ…」
サトリ・当麻・望「♪スイスイスイ。サトっておサトがサトポッポ。サトリンサトイモスイスイスイ。サトっておサトがサトポッポ♪サトります」
望「サトります。※…サトります。※…サトレない」
サトリ「おバカさん。そもそも私のSPECなんだから、オリジナルにコピーがかなうわけねえだろ」
当麻「ねえだろ」
当麻・サトリ「キャハ」
望「ムカつく」
当麻「子どものあんたに教えといてやるよ」
サトリ「やるよ」
当麻「SPECってのはその人の思いに応じて目覚めるもの」
サトリ「もの」
当麻「思いのこもってないSPECなんて所詮子どもだまし」
サトリ「だまし」
当麻「そんなバッタもんが通用するほど世の中甘くねえんだよ!」
サトリ「ねえんだよ!」
望「うわー、ちょムカ。バッタもんって何だよ!?」銃を向ける望
当麻「さんはい、♪幸せは、ある、にゃ〜」サトリを望に投げつける当麻。倒れる二人
望「チクショー、クェッ!」
消えた望、当麻の後ろに現れ、パンチするもかわされる。
当麻「あんたの心はすでにサトってある。あんたにあたしは倒せない」
当麻「うっ」
ふたたび当麻の左手が光る。地面に手を付けると、髪の毛が手に巻き付く。
冷泉「痛い痛い、痛い、ああ痛い痛い痛い」
望「何このオッサン?」
冷泉「オッサンではありません。冷え込む泉と書いてレイセンです」
当麻「陽太、それ」
陽太「ほい、ぽっ」
陽太、レモンとサツマイモを投げてしまう
レモンを受け取る当麻。サツマイモを受け取る冷泉
冷泉「※イモ?※…ん、まあいいか」
レモンとサツマイモをかじる当麻と冷泉
当麻・冷泉「ラミパスラミパスルルルルル、ラミパスラミパスルルルルル、ハッ」
冷泉「あなたがこれから瞬間移動する先を全て予言します。逃げても無駄です」
当麻「だってさ。どうする?」
望「ヤーバイ超ヤバイ!あんたぶっ殺してそのSPEC絶対コレクションしてやる!」
当麻「ざけんな(望の胸ぐらをつかむが振り払われる)おわっと」
望、左耳の耳たぶを出し、つかむ。
当麻「古戸さんのSPEC」
(回想:古戸久子が右耳をつかむシーン)
吹っ飛ばされる当麻。当麻の上に色々な家具が降ってくる。
冷泉・陽太・サトリが半透明になっていく
時計が動き始める←この時点で吉川と瀬文が動き始めるはずでは?
倒れている当麻
冷泉・陽太・サトリ「消えーる」
望「あんたが死ねば、どんなSPEC HOLDERだって消える」
冷泉・陽太・サトリ「消えーる」消えて行く3人
望「よ〜し※、だから全然怖くねえんだけど※…パッ…てか返事ねえけど死んだ?てか死んで」
当麻「※何だよ、これ…※ああ…(がれきの中から出てくる)やだ。痛」(額や口元に怪我をしている当麻)
望「※ホホホホホ、※痛いっしょ。凡人は可哀想だな」
望、撃たれた傷をなでると、傷は消えてしまう
当麻「怪我も治せるんだ」
望「モチのローン!」
当麻「じゃあなぜ、ご両親を助けなかったの」
望「だって必要ないし」
当麻「あんたを守ろうとして亡くなったんだよ」
望「ウッザ。別にあたしは頼んでないし。だいたいあいつらうるせーから嫌いだったの」
当麻「はあ、そっか。よかった。お前のような悪人なら、遠慮なく、ぶちかませるわ」
望「※はあ、※はあ?ぶちかますのはこっちだよ(望、拳銃を拾って)死ね」
瀬文、吉川「うわー」望に飛びかかる。骨がグキっと言って、望、倒れる。
瀬文「SPECに溺れやがって」
当麻「あたしが埋もれてる間に時間の流れが戻ったことに気づかなかったみたいだね。痛っ。あー」
瀬文「大丈夫か」
当麻「フフッ。大丈夫です。※全てはあたしの想定内。エヘヘヘ。
瀬文「嘘つけ。バカ野郎。無茶しやがって」
吉川「こんな子どもが」
当麻「SPECってのは人間に取ってやっぱり開けちゃ行けないパンドラの匣なんすよ。でないとこんなガキがこれからどんどん出てくる」
当麻の左手が光る。地面に手を付けると髪の毛が絡まる。
海野「痛い痛い痛い痛い…」
当麻と海野、手を合わせて回る
吉川「誰じゃい」
瀬文「海野」
海野「こんばんは」
当麻「先生、あの子のSPECだけ消せますかね」
海野「SPECは脳の覚醒ですからね。覚醒したその部分だけ永久に眠らせましょう」
海野、気絶した望の方に向かって行く。額同士をあわせようとする
当麻「ちょっ、ちょっ、ちょっとエロいよ」
海野「失礼な。僕はこういうSPECなんです」
海野、望に額をあわせる
海野「これで恐らく大丈夫でしょう」
当麻「もういいよ。ありがとうございます」
当麻「あともう一つ…あたしのこの左手の全ての感覚を殺して下さい。二度と動かないように」
瀬文「当麻…」
当麻「この能力のせいで私は弟を失い、罪のない人を大勢死に至らせてしまった。このまま持っていたら、このあともそういうことが次々に起こるはずです。」
海野「当麻さんのSPECは、能力を召還するわけではなく、死者自身を召還する能力。いわば、人と死者との絆のSPECです。万が一他の誰かが私を呼び出しても、私はそいつの言うことは聞かない。当麻さんだから、みんなが力を貸すのです。※だから盗まれようもないし、真似されようもない。※別に消す必要なんてありませんよ」
当麻「私は今の幸せを失いたくないんですよ」
海野「えっ」
当麻「このSPECを得て、私の人生は一変しました。たくさんの人間があたしを利用し、私も自分の能力に酔いしれた。誰が来ても何が起こっても、怖くなかった。それはある意味、怖い物知らずだったけど、実はあたしはずっと孤独でした。そんなある日、陽太に左腕を切られ、SPECを失ってしまったけど、逆に自分の人生は豊かになった。それは多分、死者との絆に逃げ込んでいた私を、現実との絆に引き戻してくれた、未詳の仲間に出会えたからだと思ってます。SPECが一旦戻って、今回色々な出来事を通してやっとそのことが分かりました。私がこれから生きて行きたい人生は、未詳の仲間との人生だってことです。その絆が壊れるくらいなら、何も要らない。瀬文さんが意地になって黒男を倒そうとしたことの意味、私、分かってますよ」
※(地下駐車場の回想シーン)
※瀬文「SPEC抜きで倒してやるよ」
※瀬文「そんなものこの世界に要らないことを証明してやるよ」

(黒男との対決シーン)
瀬文「※てめえは絶対にぶっ殺す。※こっちには負けらんねえ事情があんだよ」黒男と格闘する瀬文

当麻「闇に落ちそうだったあたしにとって今回は、瀬文さんが、私の光でした(海野に)じゃあお願いします」
海野「仕方ありませんな…※にのまえ…いや失礼、当麻陽太君とはお別れしてからにしなくてよいですか
※当麻「大丈夫です。陽太と私はSPECでつながっているわけではなく、心の絆でいつもつながっている。他の人たちもそうです。私の心から、その絆が消えることは絶対にない。何があろうとも」
※海野「そうっすね。では」

海野、当麻の左手に額を当てる。
※当麻、その手を振り払って「やっぱやーだー、キモい!ばっちい!ばっちい!」
※海野「コラー!」
※海野、再び当麻の左手に額を当てる。

海野「才能は、自分が望むものと一致しないとずっと思ってた。でも、当麻君に使ってもらえて、良かった。処方が、成功したようだ。私は消えます。では、お元気で」
床に飛び込む海野。しかし浮かび上がってきて当麻の下着を覗く(笑)
海野「えっ、赤?巣鴨の?巣鴨の?巣鴨でしょ?巣鴨…(瀬文が海野の顔を踏みつける)ああ」消える海野
当麻「(泣き声で)ホントだ。痛くもかゆくもない。ぴくりとも動かねえ。アハハ。くっついてるだけの、ただの肉になっちゃいましたこの左手。ゴムみたい」瀬文を左手で叩く当麻。その手をつかむ瀬文
当麻「瀬文さんの手、熱くも、冷たくもないすね」
瀬文「お前の手は、温かいよ。…温かいよ。」
当麻「瀬文さん、1回ぐらい着替えて下さいよ。いつも同じ服じゃないですか」
瀬文「お前もだろ」
△(波のゆくさきが流れる)
神戸が姿を消す。久遠も消えている。
吉川「あーっ!」
【成田空港】
△スタッフロールが流れ始める
空港に付いた外人、電話を受ける「(英語で)ああ久しぶり。東京はクソ暑いでござる。ワシすぐ帰りたいねん」電話の隙にマカダミアナッツの缶を交換する手
野々村、以前渡されたメモと缶の裏側の数字を確認して「※ひとまず、※ゴエティアのパーツは確保できたか」
雅「こおっちー」
野々村(缶を隠して)「雅ちゃん!」
雅「見送りにきてくれたの?さすがこおっち」
野々村「そ、そうだけど…てか雅ちゃんどこいくの?」
雅「ハワイのハワイ島」
野々村「ハワイ?誰と?」
雅「友達のオフィスクレッシェンドのナカサカさん」
野々村「ナガサカ?」
雅「いや、ナカサカさん」
野々村「うーんどっかで聞いた名前だな。てか、男?女?」
雅「オートコ?」
野々村「えっ!」
雅「嘘、女!」
野々村「ホント?」
雅「う〜ん、オカマ?」
野々村「えー」
雅「ヒデキ!」
野々村「サイジョウ」
【草原】
神戸が立っている。
脇に望が倒れている。
神戸、ジャンバーをはおり、顔をマスクのようにはがすと、津田の顔が出てくる。
津田、サングラスをかける。
(携帯着信)
津田「はいもしもし、津田です。状況失敗、ただ当麻のSPECは封じました」
撃たれて倒れる津田
市柳が現れ、津田の方に走って行く
市柳、拳銃を連射しながら「津田を名乗るな!この裏切りむぬ〜!」
津田「撃つな」
市柳「…」
津田「誰に待ち合わせ場所を聞いたんだ」
市柳「御前会議は、お前との契約を破棄する」
津田「御前会議?裏切ったな」
市柳「お前こそ、津田助広の歴史を汚した裏切り者だ」
津田「撃つな」
市柳、津田を撃つ。
望、立ち上がって逃げて行く
【デッドエンドの外】
瀬文、当麻、吉川が出てくる
瀬文「どこ行った」
当麻「分かりませんよ」
吉川「どっちや!?こっちや!?」と左へ走って行く
当麻、瀬文、右へ走って行く
吉川、拳銃を構えて「おぅ?※イチ、ニ、サン※
当麻、瀬文、戻ってくる。
※瀬文「吉川、そっちどうだ?」
当麻、瀬文、吉川が向かった方へ行く
瀬文「何やってんだ吉川」
あぐらをかいている吉川だが、吉川の様子がおかしい
瀬文「きっ…」吉川に触れる瀬文
当麻「ミイラ」
瀬文「おい吉川、吉川!吉川!」
当麻が振り返ると、向かいのビルの屋上に3人の人影が。
(映画に出てくる伊藤淳史、クローンにのまえ、マダム陽)
当麻「あいつらか」※BD/DVDでは「あいつらか」のあとに3人の人影
※「波のゆくさき」が流れ始め、スタッフロールも流れ始める。縮小画面でこれまでの巻き戻し動画が表示される
△【未詳】
△当麻「映画化とかぜってえ出ねえかんな。」
△瀬文「俺は絶対に出る」
△「えっ」
△瀬文「東宝さんよろしく」と書いた紙を出す

SPEC 転へ
転の文字が塗りつぶされて、天、に変わる


前編と同じように、細かくセリフをつまんだり、長ゼリフのカットもある。結局、シーン丸ごとカットされているのは、【黒男の隠れ処】のシーンで黒男が久遠望襲撃を指示される場面、【吉川と望が乗った車…住宅街】のシーンで吉川が道に迷う場面、【未詳へ向かう階段】のシーン、【歩道橋】のシーンぐらいだろうか。
こまかいセリフのカットや、セリフのないシーンの短縮などはこれ以外にもあると思うが、それは拾いきれなかった。

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