【家族八景】第3話 澱の呪縛

MBS&TBSの筒井康隆原作、堤幸彦監督、木南晴夏主演のドラマ『家族八景』。第3話は『澱の呪縛』(おりのじゅばく)。ゲストは清水ミチコ、浜野謙太、山本浩司、橋本じゅん ほか


・今回は脚本と演出が変わり、脚本:池田鉄洋 演出:白石達也となる。さすがに堤監督の独特のカット割りとは一線を画した映像。
・今回は、古書店を営んでいる、悪臭まみれで汚い、大家族の話。
・この回では心を読むと獣(けもの)に見える
脚本の池田鉄洋氏のインタビューによると、入浴シーンが2回あるのが見どころ、とのことだったが、残念ながらカットされてしまったようだ(浴槽で服を着たまま水をかぶるシーンがある)。
・また、一、二話では家族を追い込んでいった七瀬が、神波家では逆にどんどん追い込まれていくところが見どころ、とのこと。
・今時見なくなった二層式の洗濯機も70年代らしいアイテム。
・心に裏表がないという当初の印象。同じ演技を2回するという大変さがよく分かる。
・垢が浮いている浴槽に入ってしまう七瀬。
・家に慣れてしまった自分の姿を夢に見る七瀬。オープニングのように手を斜め下に伸ばしてグルグル回って部屋を掃除する決心をする。冷静に考えると変な光景だ。
・家中を掃除して回るあたりの演出はコミカル
・次男の部屋に「澱の呪縛」のポスター
・部屋をきれいにした事で、自分の家の不潔さに家族全員が気づき、家族全員の悪意が七瀬に向けられる。「澱のごとく沈殿していた、生暖かく住み心地の良い異臭に包まれた不潔さを、私はむき出しにしてしまったのだ」
・次回は「青春讃歌」心を読むとその人の格好が青春になるらしい(笑)
今回も木南嬢の悪臭を嗅いだり心を読んだりした時の表情の変化で楽しめた。

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