「ケイゾク」は、
プロデューサーの植田氏が話を組み立て、
企画協力の蒔田氏が突っ込みがいのある筋のトリックを作り、
脚本の西荻氏がキャラクター設定や流れを作り、
演出の堤氏が小ネタを加えた映像を作り、
音楽の見城氏が音響を作り、
中谷氏、渡部氏を初めとした出演者が演技をするなかで、キャラクターの関係性を作り上げていくという、そういう作品だった。
それぞれのチームのバランスによって、「ケイゾク」は成り立っていた。
そして単純に通して話を見るだけでなく、
トリックに突っ込みを入れてみたり、
柴田の表情に着目して見てみたり、
音楽だけに耳を傾けて聞いてみたりと、
いくつもの鑑賞法があった。
こうした部分を、「SPEC」はどれだけ受け継いでいるのだろうか。
「SPEC」では、蒔田氏と見城氏の名前がクレジットにない。
また、出演者もほぼ入れ替わっている。
いよいよ本日22時から。そうした変更点がいい方向に出るのか悪い方に出るのか。
蒔田氏が関わっていないとするとミステリーの部分は少なくなるかもしれない。
ともあれ一話を見てからじゃないと何とも言えないだろう。