『堤幸彦監督 映画50作公開記念上映会』に中谷美紀さんのコメント

2022年1月7日公開の映画『truth〜姦しき弔いの果て〜』が、堤幸彦監督の50作品目の映画であることを記念して、『堤幸彦監督 映画50作公開記念上映会』が開催されることが決定され、特設サイトが設置されているところだ。

ここに、堤監督にゆかりのある方々からのお祝いコメントが掲載されているのだが、本日、中谷美紀さんのコメントが追加された。

『自虐の詩』撮影時のエピソードもあり、非常に作品たちへの思い入れの感じられるコメントだった。是非ご覧いただきたい。中谷さんの坊主頭が見たかったとかいうことはない。

【京都大学から】堤幸彦65歳「TBS植田プロデューサー 全作対談」1【TBSへ】

堤幸彦監督の会社のYoutubeチャンネル、「クレッシェンドチャンネル」で、堤幸彦監督とTBSの植田博樹プロデューサーの対談の1本目が配信開始された。

なんと全4時間にも及ぶ対談で堤監督と植田プロデューサーの全26作品を語ったという。今回は植田プロデューサーがTBSに入社する際の京都大学でのエピソードから、ケイゾクの製作の第1話ぐらいまでの話である。

お話は、植田プロデューサーが京都大学からTBSに入るところから始まる。これは、『ケイゾク』で植田Pと堤監督がタッグを組むにいたる経緯につながっているからなのである。

そもそもは、植田Pがある人から「TBSで堤監督のような作品ができないか」と言われたことから始まる。というのも、植田Pが最初に手がけたドラマ『総理大臣誘拐される』で脚本を手掛けたのが、蒔田光治プロデューサーだったのだが、蒔田Pは堤監督と手を組んで『金田一少年の事件簿』などのヒット作を連発して、いわゆる「堤テイスト」の作品を連発していたのである。

植田Pは蒔田Pと話をし、蒔田Pが植田Pに堤監督を紹介し、一緒に仕事をすることになっていったわけである。

『ケイゾク』の予定していたキャストがクランクインの2週間ぐらい前にだめになってしまって、呆然として、二人で渋谷の焼肉店で語り合ったという話が出てきた。だめになったキャストについてはこの対談では伏せられていたが、当時は周知の事実だった。真山徹役は、三上博史さんということで、公表され、渡部篤郎さんに交代が伝えられた。
私としては、真山は渡部篤郎さん、柴田は中谷美紀さん以外考えられないし、この二人だからこそ『ケイゾク』を見始めたので、必然だったのだと思っている。

そして、番宣の時のエピソードから、植田Pがそこに込めようとした哲学があったことがわかる。
さらに、制作の現場で、堤監督がやろうとした新しいことについて、各方面から「牢名主のような人」から抵抗を受けたという。典型的なものとして、MAをそれまでテープ編集で行っていたのを、コンピュータを使った編集に変えて、今は亡き志田博英さんが機材をスタジオに持ち込んでやっていたという。これはある意味、いまでいうところのデジタルトランスフォーメーションではないだろうか。そして、今では堤監督がやったシステムで今のドラマの現場が動いているということから、まあ植田プロデューサーが抵抗を押し切って堤監督のシステムを動かした賜物だろう。

そして、堤監督の台本に込めた魂や、衣装合わせでの衣装や持ち物に堤監督が背景を込めたことも語られた。

堤幸彦65歳、次の配信は、「堤幸彦66歳」であろうか。

【hulu】『死神さん』全6話完結&第2シーズン制作決定(ネタバレ)

昨日第6話の配信が開始になった『死神さん』だが、早くも第2シーズンの製作決定が発表された

以下ネタバレ。

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【SPEC】SPECのネクストとは?


堤幸彦監督の会社のYoutubeチャンネル、クレッシェンドチャンネルの収録で堤監督と植田博樹プロデューサーが対談し、そのなかで堤監督が植田Pにした質問が「SPECのネクストはあるのか」ということ。
思わせぶりだが、気になる2つのフレーズがあった。『SPEC』の、ということ。『ケイゾク』の、でもなく、『SICK’S』の、でもない。もう一つが、「ネクスト」ということ。
ここからは、独り言として聞き流してもらってもいい。
SPECのラストは、戸田恵梨香さんと加瀬亮さんの働きかけもあってああいう形になっていったと理解している。なので、当麻と瀬文の物語については、あれ以降というのはないと思っている。また、脇エピソードというのは、どうしても後付けの話が出てくるのを受け入れられないところがある。なので、SPECのネクストについては私は否定的である。
そんなことを書いたが、私は『SPEC 零』の実写化を強く希望していたところだ。そのことが実写化の実現に向けたひと押しになったという可能性もある。しかし、あれは特別である。当麻の左手が切れるエピソードが、連続ドラマの時点で設定されていたからである。
なんだかんだ言っても、植田プロデューサーと堤幸彦監督が実現に向けて動いていくなら、何も言うことはない。繰り返しになるが、戸田恵梨香さんと加瀬亮さんの思いというのもあるので、二人次第ではないかと思うところだ。
いつになるのかは分からないが、クレッシェンドチャンネルで配信されるだろうから、チャンネルを登録して待て、というところだろう。

【IWGP】ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』Blu-ray COMPLETE BOX 2021年11月26日発売!

いくつかのニュースサイトで話題になっていたが、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』が、ドラマ放送21年目にして初のBlu-ray化がされるという情報に驚いてしまった。

TBS SHOPPINGで発売されていて、詳しい情報も載っている。
連続ドラマとスペシャル版『スープの回』を含んだ7枚組で、スープの回は「放送の都合上カットされた未公開シーン映像40分を付加した完全版」とされている。特典映像は連続ドラマは未公開シーン、スープの回は秘蔵メイキング、TVスポット集、タイトルバック(ノンクレジット版)となっているが、おそらく連続ドラマもスープの回も、DVDと本編、特典映像ともに同じものがタイトルに含まれていて、映像としてはDVD、Blu-rayともに同じものになっているのだと思われる。

さらに見ていくと、「16:9 SDサイズ 1080i High Definition(4:3サイズの映像の両サイドに黒い帯を追加して16:9サイズで収録)」と書いてあった。
つまり、映像としても画質としても、DVD版と変わりないということのようだ。

これでお値段34,320円とは。あの気合の入りまくった『ケイゾク』のBlu-ray BOXが良心的に思える。
ところで、『ケイゾク』のBlu-rayが発売されていることを知らない人が見受けられた。悲しいことだ。