【SPEC】当麻のポケベルはいつ鳴るか

各種ニュースで取り上げられているが、日本で唯一、ポケットベルのサービスを提供している東京テレメッセージ株式会社が、2019年9月30日にサービスを終了すると発表した。
なんでそんなことをこのブログで取り上げるかというと、当麻紗綾が『SPEC』第4話でポケットベルを使っていた(正確には、カバンの中から出てきた)からである。


さて、ポケットベル(正確には無線呼び出しという)の歴史をものすごく簡単に説明すると、1968年にサービス開始、当初は呼び出し音が鳴るだけのものだったが、1987年に数字を送れるサービスが開始すると、1990年代に爆発的なブームとなる。1993年にはドラマ『ポケベルが鳴らなくて』が放送される。この演出チームの一人を担っていたのが、堤幸彦監督である(残念ながら、私は見ていない)。
しかし、携帯電話の普及により、契約者は激減し、2004年6月30日には唯一全国でサービスを行っていたNTTドコモが新規加入を停止、2007年にサービスを終了した。
その時点で、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県を事業エリアとする東京テレメッセージ(とその前身会社)と、沖縄県を事業エリアとする沖縄テレメッセージのみがサービスを行っていたが、沖縄テレメッセージは2017年にサービスを停止、東京テレメッセージも、2013年にポケットベルの新規加入を停止していた(NHKのニュース)。
さて、このような解説を入れたのは、当麻の経歴と重ね合わせるためである。当麻は2004年4月に京都大学に入学し、2008年3月に卒業している。その後1年間FBIで研修後、2009年に未詳に配属される。
当麻は、1990年代のポケベルブームの頃、中学生から高校生になるくらいで、若干世代から外れている。当時から契約していたポケベル回線をそのまま使っていたのかもしれないが、ちょうど京都大学在学中の2007年にNTTドコモがサービス終了したため、京都でポケベルを利用することはできなくなったはずである。
そのため、当麻が『SPEC』第4話で持っていたポケベルは、東京に戻ってきた2009年以降に、契約し直したものなのかもしれない。
そうだとすると、当麻のポケベルにメッセージを入れていたのは、誰なのだろう。
当麻のポケベルは、いつ鳴るのだろう。

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