今日から始まったドラマ『未解決の女』。
未解決事件の文書捜査をする、いわゆる「倉庫番」と呼ばれる警視庁捜査一課特命捜査対策室第6係を舞台としたドラマだ。
この、特命捜査対策室という部署は未解決事件の継続捜査をする実在の部署で、殺人事件の公訴時効が廃止されたことから設置されたもので、それまでは『ケイゾク』で言うところの捜査一課弐係と同じく、捜査一課のなかの一つの係に過ぎなかった。
実際には、特命捜査対策室のなかに第1係から第4係までが存在するようで、第6係とは架空の部署である。
しかしながら、この「6係」の地下に降りていく感じといい、文書倉庫のような部署の感じといい、係長のキャラクターや事あるごとに主人公のお守りをさせられる刑事といい、5時15分で業務終了というところといい、『ケイゾク』の捜査一課弐係を思い起こす(もちろん、「未詳」を思い出してもらってもいい)。
そして、強行犯捜査係が捜査しているところに出張って言って邪魔者扱いされたりするのもデジャブだ。
メイン二人の「熱血バカ」・矢代朋と「倉庫番の魔女」・鳴海理沙というのは柴田と真山にはあんまり似てないキャラクターで、それはむしろそこまで似せてきたら腹が立つので、『未解決の女』というドラマとして楽しめる個性的なキャラクターだ。
そんな感じで、20年後の捜査一課弐係を舞台にしたところに、全く違う主人公を置いたら、どんな物語が紡ぎ出されるのか、ケイゾクファンとして楽しみにしたい。