いよいよ、本格的に1話完結から連続ストーリーになだれ込んできた「SPEC」。
次回予告の「真実に向かってひた走れ!」という台詞で、ケイゾクの世界観を受け継いでいるということが分かって感銘を受けた。
今回、当麻が主人公なのか、瀬文が主人公なのか、それとも野々村が主人公なのか分からない回だった。
ストーリー的には、瀬文の元の先輩の物語なので、瀬文中心に進んでいく回だった。しかし、見せ場は完全に野々村係長だった。
瀬文と当麻の関係は、完成された回だろう。両方ともSなので、野々村が何か言ったのに対して、当麻が返して、瀬文がさらに畳み掛けるという関係なのが面白いが。
そして、完全に信頼しあっているというのが分かったのが、里中のマンションのエレベーターでの「あれやっとけ」の一言。
ケイゾクの場合は、柴田の友人を襲った不幸と真山の過去が絡み合っていくという展開だったが、今回少し分かってきた当麻の過去は、里中の事件とどう関係してくるのだろうか。